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9月です。新学期です。お子様をお持ちの読者の方、お弁当作りにペアレンツ・ボランティア係に、とまたまた忙しくなりますね。自分の子供が初めてスクールバスに乗るところをビデオにおさめようとする両親、「バスの中にいじめっこはいないかな」とドキドキしながら待つ子供、そんな光景を目にします。そうそう、みんな「今年の僕(私)の背中はコレで決まり!」と、自慢げにバックパックをしょっていますね。ちなみに、今年の売れ線キャラは、女の子だとプリンセス系やキティちゃん、男の子はスパイダーマンにスポンジボブ、、、なんだそう。ブランド志向なおこちゃまは、L.L.BeanやThe
North Faceなど大人っぽーい、そしてお高?いものをお選びになるようで。
さてさて、今年4年生になる息子がいるホクですが、我が家はホームスクール派、というわけでスクールバスも新品バックパックもありません。自由奔放を好むホク&息子のホームスクールの様子、少し記載してみましょう。
まず朝はとてもゆっくり。9時頃に朝ご飯をして、実際スクーリングを始めるのは10時頃から。一応1時間毎に科目を決めているけれど、これもあってないようなスケジュール。例えば「ルイス&クラーク」の勉強をしていて面白くなってきたら、1日中それに費やしたっていいのです。数学や国語はまた次の日に、、、と臨機応変に行きます。
息子の場合、数学はすでに幾何学をカバーしているのでこちらはもうオンラインコースでやってもらっています。ホクは理数系苦手で〜す。無理なものは無理で〜す。それをわかっている彼、質問があると「今日ダディは何時に帰ってくる?」と聞いてきます。とほほ。国語はホームスクール・サプライのお店で購入したグラマー、ボキャブラリー、など各種のワークブックを使用。もちろん、図書館へも頻繁に出向き好きな本を選んでリーディング。そういえば今年は彼の希望により「ブログ」を作らせる事にしました。週に3回以上更新するのを条件に、そしてアップデートする前に、両親と一緒ににミススペルやミスグラマーを直して(内容もチェックしてね)。文章を書く練習にもなるし、コンピューターサイエンスの勉強にもなるなぁ。
理科やアート系は、在籍するホームスクールセンターにて。週に1〜2回、ワークショップ的なクラスをとっています。ミュージカルシアターや、サイエンス・ラボなど、1人ではやりにくい科目はこのセンターでまとめてやらせる事ができるのです。まるでコミュニティカレッジのように、好きな分野のクラスを取れるのが非常に便利。日本語やサインランゲージなどの外国語もあるし、ピアノレッスンにタップダンス、彫刻やコンピューターでゲームをプログラムなんてのも。どれにしようか選ぶのが楽しい、楽しい。
社会科については、その時その時で息子と話し合って選んだトピックを勉強。「What
your 3rd Grader Needs to Know (各学年で出版されています)」という本を参考にしたり、あるいは旅行やその他興味のある内容があると、その都度レポートを作ってみたりします。例えばカリフォルニアへ行く前には州の知識(誰がガバナーか、州都はどこか、人口は、ニックネームは)などをまとめさせ、歴史(ゴールドマイナーや、移民の生活、様々なモニュメントなど)を勉強させたり、カリフォルニア料理を一緒に作って食べてみたり、関連文学に触れたり(「怒りの葡萄」や「白バイ野郎ジョン&パンチ」?え?文学じゃない?いかにもカリフォルニアなんだけどなぁ)など、思考を凝らしてみるといろいろとおもしろい勉強ができるものです。
その他、体育は水泳、リトルリーグ野球や冬はバスケットに参加して体を鍛えてます。またボイストレーニングもやっていて、大好きなミュージカルのオーディションをいつでも受けられるように準備中。ちなみに、ミュージカルに参加中は数学や国語などのコアプログラムの量を減らし、思いっきり舞台を楽しめるようにします。
ホームスクールも今年で4年目、その利点をあげますと:
1)朝ゆっくりできる(ホクは朝弱い)
2)自分達のペースで勉強できる (息子は幼稚園の時に代数をやっていた)
3)好きな時にバケーションが取れる(学校から文句を言われない)
4)能力をいつも把握している (分からない所をそのままにしない)
5)家族一緒にいられる時間が長い (親や兄妹も一緒に学べる)
6)朝ゆっくりできる(あ、もう言いましたかね)
などでしょうか?これからも続くであろうホームスクーリング、母親が自分の時間があまり取れないという弱点はありますが、これもかわいい子供のため、子育てが終わったら旦那と2人でゆーっくりハワイで過ごす日々を想像しつつ、がんばっている毎日です。
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