愛を語るには最高のシーズン、な２月。寒い冬ですが、だからこそ愛する人と寄り添って暖炉の前でのんびりするのもいいですね。今月はバレンタインデーもあるわけで、恋人同士や夫婦間、あるいは家族や仲の良い友達同士でも、日頃の”愛情”を確認し合える、素敵な日。日本だと「片思いの人に告白する日（女の子からもチョコレートをあげて意思表示！）」のような設定がありますが、アメリカではそれ以上に大きな意味で”愛”を語るべきイベントとなっています。

さて、このバレンタインデーの起源はなんとローマ帝国時代までさかのぼる、と言われているのです。この２月１４日、というのは『結婚＆家庭の女神・ユノ』を讃える日とされ、翌日１５日から始まっていたという豊年を祈願するお祭りでは、若い男女がパートナーとして一緒に過ごす事ができる唯一の期間（当時、結婚前の男女の生活の場は一緒ではなかった）だったそう。という訳で、この時期に出会った男女が恋に落ち、愛を語り、結婚して家族を築く、、、というのは自然の流れだったようです。

そんな中、若い男性達が傭兵されていくローマ帝国では、「兵士が故郷に彼女をおいたまま戦地へいっても、彼女の事ばかり考えていて躍起がたたない」という意味で兵士の結婚を認めていなかったらしいんですね。それではかわいそうだ、という事で秘密に兵士達にも結婚式を行っていたのが、クリスチャンであったヴァレンティヌス司祭。この「秘密の儀式」を知った当時のローマ帝国皇帝クラウディウス２世は、ヴァレンティヌス司祭を処刑する事にしましたが、あえてその日に、あの”ユノ女神の日”である２月１４日を選びました。という訳で、「愛の誓いのために命を経ったヴァレンティヌス司祭を敬う日」が「バレンタインデー」となった、というお話。

「愛を語る格言」を探すのは実はとっても簡単。インターネットでも本屋さんでも、たくさんの素敵な”愛の言葉”に出会えます。その中であなたのハートに響くもの、に出会えれば嬉しいですし、あるいは自分から何か言葉を創りだせれば素敵なバレンタインデーになりますよね。今回のヨンダでは、筆者の心に響いてきたいくつかの言葉を並べてみます。読者のみなさまも、素敵なバレンタインデーをお過ごし下さいね。