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  四方先生の健康911番
ぷれ〜り〜に好評連載中の日本クリニック・四方先生の『健康911番』バックナンバー

インフルエンザ -11/2003

11月に入り、今年も寒くなってきました。寒くなると必ず来るのがインフルエンザの季節です。

 インフルエンザは11月から3月に流行します。そのため、この期間に体内に抗体を作っておくことが必要となります。インフルエンザの予防接種は受けてから約1〜2週間で抗体ができ、抗体ができれば約6ヶ月間有効です。ですから予防接種は10月から11月半ばまでに受けるのが一番効果的です。ただし、インフルエンザは3月末ぐらいまで発生すると予想されていますので、遅れて受けても効果はあるでしょう。また、予防接種を受けてから抗体が出来るまでの期間に感染した場合は、発病してしまいますので、家族の一員が発病したからとあわてて予防接種を受けても間に合わないことが多いと言えます。

 インフルエンザウィルスは毎年型が変わるので、それに合わせて予防接種の種類も変わります。ですから予防接種は毎年受ける必要があります。 インフルエンザの予防接種を他の予防接種と一緒に受ける場合、予防接種の種類によっては同時にできないものもあります。主治医と相談し、できる限り一週間程度の間をあける事をお勧めます。 9歳以上は年に1回、9歳未満は年2回必要ですが、2回接種の場合は1ヶ月以上の間隔をとる必要があります。

 副作用として一番多いのは筋肉注射による筋肉痛です。これは二日間くらいで治ります。その他には微熱、関節の痛みなどの軽い風邪の症状が現れることがあります。通常このような症状は注射を受けてから6〜12時間後に現れ、二日間程度で治ります。また、予防注射を接種したためにインフルエンザになるのではないか、と心配をしている方も少なくないようですが、インフルエンザの予防接種は、人間には病気を起こさない種類のウィルスを使って作られているので、インフルエンザになる心配はありません。

 また注射嫌いの方の為に今年から鼻から注入するスプレー式の予防薬、Flumistが発売されました。この予防薬は現在5歳から49歳の方に使用が認められています。効果も注射とほぼ同じとみられ、副作用も鼻水、鼻詰まりなど軽めです。但し今年出たばかりですので、保険の対象とならない場合が多く、コストは予防接種と比べて高めです。

 インフルエンザが発病すると症状としては急に起こる発熱、悪寒、倦怠感、咳、筋肉痛等があります。血液検査をした場合は、白血球数が低下するのが特徴です。インフルエンザを他の病気や風邪と見分けるのはなかなか難しいことですが、インフルエンザの場合には咳が症状の一つとして必ず現れます。また、現在ではインフルエンザのウィルスを調べる検査もあり、診断を出すのが容易になってきました。検査は15分ほどで結果が分かります。 幸いな事に殆どの場合、インフルエンザは一週間位で回復します。ただし高齢の
方、あるいは慢性の病気を持っている方などは、回復が長引いたり、合併症を起こしたり、最悪の場合は死亡することもあります。

 インフルエンザの約90%は問題なく回復します。ただしインフルエンザウィルスに感染すると、気管支の細胞がダメージを受け、肺炎になりやすくなります。10%ぐらいの人は合併症として肺炎を起こします。高い熱が四日間以上続いたり、一度下がった熱が再び上昇し始め、咳や痰がひどくなってきた場合には必ず医師の診察を受けて下さい。インフルエンザの場合は血液検査で白血球が低下するのが特徴ですが、肺炎などの二次感染を起こした場合には、熱とともに、白血球数値が上昇することもよく見られます。

 インフルエンザの合併症でもう一つ注意しなければならないものはReye症候群という病気です。この病気の特徴は肝不全、脳障害を中心とした死亡率が約30%にもなる恐ろしい病気です。インフルエンザが発病した後、2ー3週で発病します。この病気の原因は不明ですが、インフルエンザウィルスに感染している時に、Aspirinを服用した人にみられます。殆どの場合、子供だけに発生する病気ですが、大人でも発病することがあります。子供はもちろん、大人の場合でも、インフルエンザを疑っている場合は、原則としてアスピリンを使わずTylenolを使った方が安全です。治療法としては解熱剤、咳止めなどを用います。症状が現れてから二日以内の場合には、抗ウィルス剤を使うと、熱が下がり回復が早くなります。ただし、発病してから二日以内に飲まないと効果がないので、早めに主治医に相談する事をお勧めします。

 現在使われている抗ウィルス剤はTamiflu、Relenza、Flumadineがあります。TamifluとRelenzaにはいくつかの利点があります。この二つはA型及びB型インフルエンザに効果があり、治療期間が短く、5日間ですみます。Relenzaは紛状の薬ですので、胃の弱い方にはお勧めです。欠点は紛状のRelenzaは喘息の病気を持つ方は発作を起こしてしまうことがあると言うことです。また粉を吸い込むのに多少のコツが要りますので、正しくできないと治療が無効になってしまいます。FlumandineはB型には効かない、治療期間が長い、副作用が比較的多いなどの欠点があります。

 最後に一言付け加えますと、(早めに早めに)を実行して下さい。早めに予防接種をすること、また発病したら早めに治療を開始することです。身近にいる人が発病してから予防接種をしても手遅れ、また症状があらわれてから3〜4日経ってしまうと薬も効果がなくなってしまうので、辛い7〜10日間を過ごすことになります。


症状 風邪 インフルエンザ

熱 稀(微熱) 頻繁(高熱も出る事がある)
3-4日続く
頭痛 稀 頻繁
全身の痛み 軽度 中等―重症
倦怠感 軽度 2-3週間続く事がある
鼻ズマリ 頻繁 時々
くしゃみ 頻繁 時々
喉の痛み 頻繁 時々
咳 軽-中 中―重
合併症 副鼻腔炎、中耳炎等 気管支炎、肺炎、
予防 不可 予防接種、予防薬
治療 対処療法 抗ウィルス剤

今後、読者の質問に答えるコラムを考えています。答えてほしい医療に関する質問が有りましたら、下記のE-Mailアドレスに、四方宛に送ってください。


病院名
Nihon Clinic(日本クリニック)
住所
2010 S. Arlington Heights Rd. Ste. 101 Arlington Heights 
電話
847-952-8910(代表) 
ファックス
847-952-0606 
ホームページ
www.nihonclinic.com
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