友達を持つことは大事ですが、一人ひとり個性がありユニークだからこそ友達関係も複雑になります。だから何歳になっても友達関係で悩むものです。それにしても自分の事しか話さない人っていますよね(笑)。あまり他の人の話す事や悩みには興味がなかったり、他人の話を聞いているようで実際にはそこまで親身になって聞いていないと言うスタンスがその人を知れば知るほど見えてきます。この様な人達はきっと自分の事で精一杯なのかもしれませんが...人間関係を見た時に彼らはちょっと損をしている様にも思えちゃいます。
基本的に人は自分の話をとことん聴いてもらいたいわけです。人は誰かに自分の状況や感情、思っている事に共感をしてもらいたいのです。そうする事で安らぎや安心感を得る事ができます。夫婦の間でも同じです。奥さんの「ちょっと聞いて〜!今日はxxxな事があって、xxxこうだったんだよ〜〜」に対して、スマートなご主人は、「え?そうだったの?それはすごいじゃん!」などと奥さんの会話の波にうまく乗ることができます。奥さんの話を聞いていないご主人の例は「......(携帯いじりで夢中)」や、「ごめん、今テレビ見てっから後にして」などと会話に対しスルーしがちになり、奥さんは話を聞いてもらえなかった、自分の事を理解してもらえてない!と感じ夫婦間での喧嘩が多くなったりします。
夫婦間であれ、友達関係であれ、話を親身になって聴いてもらえる事は信頼関係が生まれる事に繋がります。CさんとIさんの友達関係を見た時に、Cさんの言うように、Iさんだけが自分の話だけをして会話が終わってしまう場合は、Iさんだけが、ココロもすっきりし満足するのかもしれません。でも肝心のCさんはココロはモヤモヤしてしまうし、この時間はいったいなんだったんだろう?とさえ疑問に思うかもしれません。
今回の様に、事前にCさん自身がIさんに話を聴いてもらいたいと自分の想いを伝えているにも関わらず、Iさんは自身の事の話しかしなかったことはCさんにとって残念な事ですよね。
一方通行の様な友達関係であればあるほど、相手は自分の事は気にかけてくれていないのかもしれないと思い不安になるかもしれません。それと同時に、友達関係は、すべての友達との間柄が全く同じ様に回るものではなく、一人ひとりの友達との繋がり方が違うからこそ友達関係もユニークです。自分は友達にどの様な友達関係を求めているのだろうか?相手は私という友達からどの様な友達関係を求めているのだろうか?と時折考えてみるのもよいでしょう。CさんはIさんのパターンを認識しながらも、友達関係を続けているのであれば、彼女との関係から何か得るものがあるからなのかなと思いました。うんざりと思っていても、Iさんとの友達関係によってなにか学んでいるものや、Cさんを成長させてくれるものもあるのかもしれませんよね。
友達同士、お互いがお互いをリスペクトできる関係は大事であり、友達関係が長続きする秘訣の一つです。相手の違いを受け入れる事は簡単な事ではないからこそ、人間関係は難しいです。でも、自分とは違う相手の部分を受け入れる事、それによって友達関係の位置をリセットし、関係を続けていくことで今まで感じなかったことや、見えなかったことが見えてくるかもしれません。嫌な気持ちになると人は白黒で物事を見がちですが、Cさん自身にとってこの関係から何を学ぶべきなのかな?とちょっと角度を変えて考えてみることも視野を広げてくれる練習にもなりますので試してみてくださいね〜。
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