子供へのしつけについてお悩みのKさんですが、子を持つ親であれば誰でもが悩む事です。Kさんの様にお子さんがまだ小さい場合は子供へのしつけに関しては特に大事な時期だと思います。子供は、親が思っている以上にとても賢く、繊細であります。小さい年齢の子供であればあるほど、自分の思っている事や感じている事を上手に表現する事が出来ません。癇癪をおこしたり、床に寝転んでわめいてしまう行動は怒りやイライラ感、不満感などを子供なりに表現しています。でも、感情を上手に表現できないからと言って、癇癪を起すことを日常化させることは、その様な行動を親が許しているという子供へメッセージでもあります。子供が大きくなった時に自分の感情をどの様に表現するのか?という事を考えるとそれらの行動を年齢が早いうちから親が治してあげる事が大切です。
でもなぜKさんのお子さんの様に癇癪を起してしまうのでしょうか?大抵の親は癇癪を起している子供に「お店で大声で泣いちゃだめだよ」「蹴ったりしないで〜」「床で寝ないで!!」と何度かその時に子供に言います。そう伝えても子供は言う事を聞いてくれません。Kさんの様に周囲の目を気にしてしまったり、何度言ってもいう事は聞いてくれないという目線から、親はダメだよ!と伝える事をあきらめてしまう始末。そうなると、子供はしめた!自分の思う通りになる!と認識し、彼らの思うがままになってしまう結果が殆どです。Kさんのお子さんはまだ5歳ですが、5歳でもその様なマインドを持っているのです。ある意味、5歳なりに親をうまく自分の有利になる様に使う事が出来るマインドを持っちゃっているわけです。賢いですよね〜子供は。
でもそれは生まれ持った先天性のものではありません。日頃の生活の中で学んでいる行動なのです。しつけは親の仕事であり、責任でもあります。まず親としてしつけをする上で、公共の場で自分の思う通りにならないと癇癪を起す場合は、外に出る前に事前に子供に公共の場でのルールを説明する事です。例えば、公園に遊びに行く前であれば、「X君、今から公園に遊びに行くけれど、自分の思う通りにならい時にいつもの様にわめいたり、大声を出している時は、3回ほどママはx君にわめいたり大声を出さないでね!って伝えるね。もし3回ママがX君にそう言っても、X君がやめない場合は公園を出て、お家に戻ります」などのルールを決める事が大事です。子供は「なんで?」と思い、はじめはその様なルールに反発しようとするでしょう。でも子どもが反発しても親は絶対に諦めない事です。しつけは何度も繰り返し教える事で、子供たちは学ます。
子供は褒められるとぐんぐんと驚くほどに改善してくれます。親に褒められたい一心で子供は頑張ります。ルールを守れたという場合や、親が何も言わなくても癇癪を起さなくなった時などは、「今日はルールを守れたね!」「とっても頑張ったね!」「偉い!!」などと沢山お子さんを褒めてあげましょう!しつけは親と子供の二人三脚から成り立つものです。
今はちょっと辛いと感じているKさんかもしれませんが、諦めずにちょっとした上記の様なルールを使いながら息子さんと一緒に頑張ってくださいね。Kさんから褒められる息子さんは、今後とびっきりの笑顔を見せてくれる回数が今よりも多くなっていると思いますよ。
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