あけましておめでとうございます!早いものであっという間に2018年が去り、2019年の到来と言ったところでしょうか?新年と言えば、やはり新年の抱負ですね!皆さんの2019年の抱負は決まりましたか?シンプルな抱負であればあるほど、達成しやすいかもしれません。ある意味その方が長続きするので、自分に合った2019年の抱負を胸にこの一年頑張っていきましょう〜!
今月のコラムは、「年下に気を使いすぎて疲労です」についてちょっと書き上げてみました。ジェネレーションギャップなのか、それとも自分の価値観が周囲と違うのか?といろいろと考えさせるトピであり日本人であれば年下の人と付き合うに辺り、いろいろと思い感じる時があるのではないでしょうか?
ご相談者Mさん:駐在約2年目です。やっとアメリカ生活にも慣れ始めた今日この頃ですが、最近少し疲労気味な自分です。何に対してそんなに疲労なのかと考えていると、年下の友達たちとのやり取りに少々疲れ気味だとわかりました。気を使えない年下の友達たちにイラっとする自分が増えています。年下なくせになんでこんな事も出来ないのか、わからないのか?と彼らとの付き合いにちょっと疑問を抱いています。友達なので、もちろん楽しく付き合っていきたいと思うのです。でも、年上の人に対しての失礼な態度などを目のあたりにするとマジでどつきたくなっちゃいます。年下の友達たちが年上に気を使えないので、年上の自分が彼らに気を使ってストレスを感じ、疲労感でいっぱいです。これでいいのかよくわからないので、アサコ先生にご相談させてもらいました。
Mさん、ご相談ありがとうございます。Mさんも相当気疲れしちゃっている感じが伝わってきますね。年下の友達たちとのやり取りってあんがい簡単なようで、難しいのではないでしょうか?なんで難しいのかな?って私自身も考えますが、やはり日本人は上下関係に対して昔から上の人を立てる事、尊敬する姿勢を見せる事などの重要さを親や学校などで教えられてきましたよね。そして下の人に対しては年上だからこその経験を年下の人達に伝授する為にも愛を持ちながらも厳しく接しろ、などと教わってきているからこそ、年上・年下の上下関係には日頃からその様な事に意識を置いて相手に接する事を要されているように思います。
ちょっと余談ですが、私が中学生の頃は部活の先輩の目を見て話すなんて事をした時には、部活後に体育館の裏に呼び出される始末だという暗黙のルールがあったからこそ、先輩は怖〜い存在!であり、先輩への阻喪がないように、ひたすら気を使い暗黙のルールに従っていた部活生活だったことを覚えています。もちろん、年上の人に対して怖いと思いながら接するような人間関係ほど、辛く、楽しいなんて思えるものではありませんが...
社会人になり、色んな経験もしているからこそ、人間関係がうまくいくか?と聞かれると正直100%そうではないのです。よく言われるのは、人間の90%のストレスは人間関係からくると言われているほど、人間関係が私達の抱えているストレスを左右するわけです。だからこそ、人間関係をどのように日頃から保っていくか?という事はとても大事な事なのですが、相手のいる事なので自分ひとりでひたすら頑張ってもうまくいかない事もあります。Mさんの様に年下の友達たちとの歯車が何となくうまくいっていないと思っている為に、一人で頑張り気を使ってはココロもマインドも疲労しちゃっているのかもしれません。「こんだけ自分はあいつらに気を使ってやっているのに、年下のあいつらは全くそんな事はお構いなしじゃん!ありえない!」と感じるだろうし、彼らに対して無性に腹を立ててしまい、一緒にいても楽しい時間を過ごす事さえできなくなってしまうかもしれません。
これってある意味、どんな人間関係であれ、似たような事を感じる事ではあるのかもしれません。人によっては、どんな人と接してもストレスと感じない人もいれば、Mさんの様にイラっと感じ疲労感を感じてしまい、人間関係がうまくいかなくなってしまう人もいるでしょう。でもなぜ、Mさんは年下の人との付き合いに対してそこまでストレスと感じ、疲労気味なのかな?と言うところですよね。
私たちは、日頃から自分の目線で物事の尺度を測る事が多いのではないでしょうか?「物事はこうあるべきだ!」「奥さんなんだから、彼女は家事をするべきだ!」「部下なんだから、もっと気を使うべきであるはず!
などと「xxxxxすべき!」という主観的な目線であればあるほど、相手への期待度が高くなってしまいます。相手への期待が高ければ高いほど、自分が感じる失望感も大きいわけです。こんなはずじゃなかったのに...と相手に対して嫌な感情を抱いたりしてしまいます。
次号に続く
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