現地の学校では新しい一年の始まりです。あっという間に大きくなる子供達ですが、我が家でも奮闘する毎日が始まりました。きっとそれぞれ、お子さんをお持ちのご家族では、子供と宿題の事などでバトルったりしているかもしれませんね（笑）。この一年が充実するとともに、子供達と一緒に乗り切れる様に頑張りましょう！今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう！”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問毎月受ける中、「相手に合わせすぎて疲労しちゃってます。｣というトピックを取り上げてみました。

読者Lさんからの質問：　10歳、14歳の子供がいる主婦です。最近ちょっとココロもカラダも疲労しています。何でなのかな？って自分で考えているのですが、いろんな人との交流に疲れている感じです。子供の友達のママ友と会う事が頻繁にあるだけでなく、主人の会社の社員の奥さんたちとの交流だったりと、気が付いたら毎日子供が学校に行っている間、いろんな人に会っています。会う事は嫌ではないですし、その時は楽しく過ごそうと思います。でも、お誘いを断ったらもう誘ってもらえないと思うと不安になり、ちょっと無理をしてでも出かけてしまいます。どうしたらいいのでしょう？

Lさんの状況は理解できますよ〜！ママさんゆえによくある事です。ママ業って本当に大変なんですよね。家事・育児・家庭・友達・仕事などなどとバランスを保ちながらこなしていかないと、自分が壊れてしまうんです。Lさんの言っている「ココロもカラダも疲労」はやはりLさん自身がいつも無理をしちゃっているからその反動できているのでしょうね。そんな時はやはり、自分の時間を作ってあげる事が必須です！

人のカラダには、キャパがあります。ある意味、車と一緒です。車はガソリンがないと走れないですよね。ガス欠ぎりぎり状態のまま車を走らせていると、やがて車は止まってしまいます。人も、エネルギーがある時は少々無理をしても上手く回せることが出来るのですが、そのエネルギーが空になる時、カラダにもココロにも何等かの支障がおこります。でも多くの人は自分のキャパがどのくらいあるのか、ストレスがどれくらい溜まってきているのかという事を認識できていないのです。

そのため、「気が付いたら疲れていた！」となってしまいます。でも実は突然疲れたわけではなく、キャパの量がドンドン少なくなっている間も無理をして頑張っているからこそ、その人の背後にはじわじわ〜〜っと疲労感、だるさ、憂鬱さなどゆっくりと迫って来てるのです。対処を早めにする事で、エネルギーの持ち直しが出来るんですね。

Lさんは、忙しい毎日の中、自分のための時間を取っていますか？人間はみんな一日、24時間しかありません。だからこそ、まずは一日の終わりに自分の時間を5分でも良いので作ることを習慣づけてみてはどうでしょうか？主婦の多くは、自分の時間なんて全くない！といいます。子供・家族の時間で追われて自分の時間を作ったのは子供が生まれる前だったという話も聞きます。毎日、一日の終わりが難しければ、一週間か一か月に一回など、自分に合ったチューンアップの仕方でセルフケアをすることをお勧めします。ネイルサロンに行く、一人静かにお茶を飲む、マッサージやフェイシャルに行く、一人で散歩に行く、大好きなコーヒーショップで美味しいケーキとコーヒーを自分にご褒美などなど、考えてリストにするだけでも楽しそう。

そして、「ノー」と言える人になりましょう！相手の事を考えすぎたり、嫌われたらどうしようと不安になってしまい、なかなか断る事が出来なかったりしますが、結局は自分が無理をしていては、疲労になるだけです。「今回は欠席します」、「今回はちょっと無理なんです、また次回お願いね！」などと言える勇気を持つことは自分を大事にする事にも繋がります。今まで、他のママ友達と上手に対人関係を築き上げてきているのであれば、何度か断っても嫌われる事はないのでは？お友達との関係を信じても大丈夫だと思いますよ。

毎日、家庭がうまく回るのは、Lさんが元気でいるからこそです。少しぐらいワガママになり、「自分の時間が必要?」と宣言しちゃいましょう。お付き合いをたくさんするために、疲れているのであれば、その時間を削って自分が心から楽しめることに時間を費やすことが結果として、あなた自身と家族の幸せにつながると思います。日本の女性はまだまだ我慢しすぎで、自分がもっと頑張ればいいのだ！と沢山無理してしまう人が多いなあって思うんですね。日頃から、自分のキャパシティーのバロメーターに気を配る事で、キャパオーバーにならない日々を過ごせる事が出来ると思います。本当に楽しめる状態でお友達との時間を持ってこそ、ママ友との関係ももっと良くなるだけでなく、Lさん自身も毎日が今以上に充実できる生活になると思いますよ。応援してます〜！

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保市麻子