先月、アーリントンハイツで花火を見に行きました。やはり夏は花火〜!ですが、どうしても日本の花火が見たい!と毎年思ってしまいます。次から次へとバンバンと音を立てて夏の夜空を花火が空へ舞い上がるのを見るのはとても心が和むんですよね。やっぱりアメリカに住んでいてもココロはジャパニーズなんでしょうねえ〜??
今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう!”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問毎月受ける中、「頑張っている自分を認めてあげて、もっと褒めましょう〜」というトピックを取り上げてみました。
●読者Mさんからの質問: 初めて投稿します。駐在生活3年が経ちました。最近、仕事三昧でちょっと最近疲労かな?と思うのです。私の直属の上司は以前に、頑張り過ぎてうつ病になったことがあり、「いつも無理をせずに自分の出来る事をちゃんとまずはする事でいい、そして早めに会社を出なさい」と私に言ってくれます。私自身、会社にいる時間が長いのは確かですし、仕事も頑張っているのは確かです。正直、ちょっと最近しんどいかなと思うのですが、でもここで仕事のスピードを落としてしまったらよくないと思うからこそ、ちょっとキツくても無理をして頑張っているけど、まだまだ頑張りが足りないのではないかと思うほどです。上司はそんな僕を見ていつも「頑張っているね!ありがとう!でも無理しないで。」と言ってくれますが、自分では大した事はしていないと思う反面、なんかうまく回っていない気もしはじめています。
まずMさん頑張り過ぎですね〜!ご自分でも仕事をし過ぎているのではないかな?と多少はそんな認識もある様ですが。。。日本人はお国柄なのか、どうしても頑張っている自分を認めてあげる事を苦手としますよね。
それに比べ、アメリカ人は日本人と比べると、頑張っている自分を上手に褒めてあげる人が多いのではないかなって思うのです。ちょと内容が一瞬ずれますが、例えば日本人は自分の子供が頑張っている事を親としてわかっていても、他人の前では「うちの子は全く頑張っていないのよね〜、困っちゃうんですよね。」などという傾向がありますよね。逆にアメリカ人は自分の子供が頑張っているのを他人に理解してもらいたい為に「自分の子供はこれだけ毎日頑張っているのよ〜。すごいでしょ?」と自分の子供を褒めてあげるのですが、相手の取り方によっては嫌味に聞こえたりもするかもしれません。でもそれぐらい日本とアメリカでは「人を褒める」事について異なるわけです。自分の子供に対しての褒め方がこれだけ違うのであれば、自分自身を褒めるというコンセプトも全く正反対だと思うのです。
もちろんアメリカ人みんなが自分自身をいつも褒めまくっているか?と言うとそうではありません。でも日本人と比べると、自分が頑張っている事を「認めてあげる」事をしやすいのではないかなと思います。(もちろん、アメリカ人でも環境や育ち方で自分を褒める事が苦手な人も沢山いますが)
Mさんに戻りますが、Mさんの上司の様な上司がもっと日本の企業にいたら良いなと私自身いつも駐在員の方々や、日本のビジネスマンたちとのお話や、ネット上での情報を読みいつも思います。Mさんの上司がいう様に頑張り過ぎ、尚且つ過酷な仕事量や午前様まで仕事をし過ぎて鬱になってしまったのかな?と私の推測ですが思うのですよね。自分がそうなってしまったからこそ、Mさんを客観的に見て無理をしてカラダとココロをぼろぼろにして欲しくははいと思っているのではないでしょうか?
部下の仕事そして精神状況を理解でき、辛くなるのではないか?ストレスが溜まり過ぎて心身共々壊れてしまうのではないか?と心配しそんなMさんに共感できる上司ってまだまだ多くはないのですよね。だから日本ではまだまだ頑張っているビジネスマンが心の風邪をひいてしまったりするんですね。もちろん、心の風邪をひかない様にするためには、理解のある上司を持つこともそうですが、まずは自己管理というものが第一に必要になるわけなんですけどね。。。じゃあ、一体どうしたらいいのでしょうか?ってことなのですが。
まずはMさんには毎日頑張っている自分を「認めてあげる」事ですね。そう思っていなくても、感じていなくてもまずは「自分は沢山毎日仕事をして、残業をしてめちゃ頑張っているよ!」と自分を「褒めてあげる」事をして欲しいなって思います。そうしていく事え自然に自分を認め褒めることが出来てきます。頑張っている自分を認める事、そしてそんな自分を褒めてあげる事って自分を大事にする第一歩です。自分を褒めてあげる事で、自分の今のストレス状態のバランスを上手に保てるツールの一つでもあるのです。きっとMさん自身が、Mさんの友達だったら、Mさんはそんな友達を客観的に見る事ができ、その友達に「すっごく頑張ってるよ!あまり無理しないでほどほどにな!」などと言えるのではないかなと思うのですよね。自分の事になると、どうしても頑張っていても見えない鞭で自分をバシバシ叩いてしまうんですよね、人って。
頑張っている自分を、その自分がまずは認めてあげないと、いくら周りが褒めてくれてもその褒め言葉はココロに残らずすぐに消えてしまいます。そんな褒め言葉が自分のココロに残る様になるのは、まずは頑張っている自分を認めてあげ、そしてそんな自分を褒めてあげる事から始まるのです。
日本人の男性は自分を褒める事をあまりしない人が多いなって思うのですが、頑張っている自分を褒める事が出来る方がカッコいい男子でいれられると思いますよ。
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保市麻子