やっと過ごしやすい天気を迎えられる！と思った矢先に大雨が降ったり、寒くなったりと、カレンダー上は春ですがこの様な天候が続いてるうちに、気が付いたら冬になっていたらどうしようと一人心配です。今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう！”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、｢たまには夫婦でデートもいいかも〜｣というトピックを取り上げてみました。

読者Kさんからの質問：結婚して8年が経ちました。夫との間には4歳になる娘がいます。子供が生まれるまでは、夫と過ごす時間がありました。私も仕事をしていたので、仕事の後に、レストランに行ったり、週末はドライブ、映画に行ったりと夫婦でデートを楽しむ時間がありました。でも子供が生まれたと同時にそんな時間はゼロに近い状態になっています。夫も仕事が忙しく、平日はあまり家にもいません。母子家庭っぽいなぁ〜という感じです。もちろん、夫婦間の会話なんてほとんどありません。夫はそんな環境に申し訳ないと思っている様で週末は家族サービスをしてくれます。でも私は、たまには夫婦だけでどこかに数時間出かけたいと思うのですがそう思うのってワガママなのでしょうか？夫がいる週末だからこそ家族で過ごす事が一番よいのでしょうか？

最近、夫婦間の相談が多いのですが、Kさんの相談内容は夫婦の間での大きな悩みの一つのようです。二人で暮らしていた時は、夫婦の時間が沢山あります。夫婦とも仕事をしていたとしても、子供が生まれるという喜びや、この先の生活への希望などを語る時間もあったのでは？結婚をして子供が出来るまでは夫婦といっても、付き合っていた頃の延長線上にいるので、二人でデートしたり、何にも制限されずにセックスする時間があります。そういう時間はとても楽しく、子供が出来てもこんな時間はずっと続くと思っていた人が多いのではないでしょうか。

子供が生まれると関係がガラっと変わってしまう夫婦は多い様です。女性はママ業が忙しくなります。人によっては、子供に集中しすぎると夫からクレームが来る女性もいるようです。「僕にもかまってよ！」なんて事を言うご主人もいるようです。反対に、Kさんのご主人の様に仕事で忙しすぎて、平日はほとんど家にいない人も多いです。そうなると必然的に夫婦の間の距離が出来始めます。話す時間さえないわけで、距離が出来るのもしょうが当然です。とは言うものの、Kさんのご主人も距離を作りたくて作っているわけではないのだなと思います。だからあえて、週末は家族と一緒に過ごしているのです。それが、Kさんのご主人のやさしさですよね。

Kさんはご主人お話をしていますか？例えば、「子供が生まれてくる前までは良く二人でデートしたよね？覚えてる？また二人でたまにどこかに行きたいなっておもっているんだけどどう？」などと話をしてみる事は大切だと思います。夫婦の間で距離ができやすいのは、会話がなくなっていく事も原因の一つです。特に日本人は、「自分が思っている事を相手に言わなくても相手はわかってくれるはず症候群」だと思うのです。これは大きな間違いであり、絶対に夫婦の間でプラスになるものではありません。人間はマインドリーダーではありません。思っている事を言葉にしないと、わからないものです。自分にとって、そしてお互いにとって大事だと思う事に対して話し合いをする事は大事な事です。でも話をしないと言う事は話す価値がないからなのでしょうか？それとも相手に気を遣いすぎていていたり、話す事を面倒くさいとおもっているのでしょうか？お互いの為に時間を作って話をする事で、お互いが何を考えていて、求めているのかがわかるものです。自分の勝手な推測で物事を話したところで、お互いの理解は得られないものです。

Kさん自身が、ご主人と時間を過ごす事はワガママなのか？と疑問に思っている様ですが、そんなことはありません。むしろ、夫婦の時間を大切にする事が今後の結婚生活の成功の秘訣になるのです。子供中心すぎて、お互いの存在を忘れてしまったり、パパ、ママとだけしか見れなくなってしまうとお互いのココロが離れて行ってしまうのは当然の事です。

Kさんには、子供をベイビーシッターなどに数時間預けて、夫婦の時間を楽しむ事をおすすめします。はじめは子供を預けてまで...？と罪悪感なども感じるかもしれませんが、お互いの時間を過ごしながら、リフレッシュする事で子供に対しても新たな気持ちで接する事ができます。そして何度か夫婦の時間を作っていくうちに二人の間の見えない距離も縮まっていき、素敵なデートの時間を過ごせる事が出来ると思います。頑張ってみてくださいね。


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