3月3日は桃の節句、ひな祭りです。女の子のいるご家庭では健やかな成長を願いお祝いする日です。シカゴの3月はまだまだ雪に埋もれている可能性が大きいですが、ひな祭りを迎えるとあと少しで春。残り少ない冬を何とか乗り越えて行きましょう。
読者Oさんからの質問: 最近、あるママ友(Aさん)から私
とお友達(Bさん)宛にとてもネガティブなメールが届きました。Aさん、Bさんともに、子供を通して仲良くしています。メール内容はAさんが私たちから疎外感を感じ、失礼極まりないというものでした。もちろんこんなメールは受けたこともなく、どうしようとオドオドしてしまいました。Bさんに連絡をすると彼女はぶち切れ気味でAさんとはもうお友達をやめたいとさえ言っています。実際、何度かAさんを除いてBさんと他の友人をまじえて遊ぶ事がありましたが、その時はAさんの都合が悪く一緒に遊べなかっただけです。そういう事を知っておきながら、なぜAさんがこの様なメールを送ってきたのか理解できません。Aさんとはお友達でいたいと思っていますが、この様なメールを送られたらどう対処したら良いかなと思うのです。
Oさんの様にお友達関係で悩む事は大人になってもある事です。大人になって人間関係のごちゃごちゃに付き合ってられないと思っても、人と関わっていれば必ず対人関係での悩みは、つきものです。みんな人それぞれ違い、ユニークな分いいところも悪いところもあります。それをどの様に見極め、解釈をして理解をするか。が問われるところです。
まずは、このAさんはコミュニケーションがあまり上手ではない方のように思えます。ちょっと不器用な人かもしれません。 Oさんの言うように何度かAさん抜きで遊んだと言う事に対してきっと彼女は寂しかったのでしょう。ちょっとしたジェラシーさえも感じているかもしれないですね。いくら彼女が忙しくてOさんやBさん達と一緒に遊べなかったとしても、自分の理由はそっちのけで相手を責める人もいれば、それに対して相手に嫌な気持ちを抱いたりする人もいます。Aさんを含まなかった行動を失礼極まりないと言うのであれば、それはきっとAさんが感情で物申しているのではないでしょうか?コミュニケーションが上手に取れない人は、感情的になって、主観的に物事を言う事が多いかもしれません。もし、客観的に落ち着いて物事を相手に伝えられたら、どれだけ簡単にコミュニケーションが取れるでしょうか?人は完璧ではないのでいつもいつもそれができるか?と言ったらそうではない時もあるはずです。いつもは上手にコミュニケーションが取れている人があるとき急変して、アグレッシブにモノ言ってみたりなんてあります。そんな時は大抵ストレスが溜まっていたりして、その人の頭の中で全部が空回りをして、様々な事の処理が上手にできなくなっているのです。
状況が全部見えているわけではないですが、AさんはもしかしたらこのメールをOさんに送った時に普通以上のストレスや悩みを抱えていたかもしれないし、もしかしたらそうじゃなかったかもしれません。ただ単に感じて思った事をそのまま伝えた可能性もゼロではないですが。いづれにせよ、Aさんは自分がこういう風に伝えたら、相手はどう感じて思うか?とはあまり考えずにコミュニケーションを他人と取る傾向のある人なのかもしれません。Aさんはきっと自分の気持ちを上手にOさんに伝える事が出来ずに、すこしアグレッシブに攻撃的になってしまったのでしょうね。本当であれば、「いつも仲良くしてくれてありがとう。。。最近なかなか一緒に遊ぶ時間がなくて、寂しいなって思っています。近いうちにぜひ遊ばない?」などと言う方がきっとOさんやBさんも気分害されずに、快くいいよ!と言えるはずです。Oさん自身、Aさんとお友達でいたいという今後の希望もあるわけですよね。もしそうであればまずは「Aさんに攻撃された!」と思わずに、なぜ彼女がその様なコミュニケーションをとってきたのか?と言う事を冷静に、客観的になり彼女の立場になって観察するのも良いと思います。Aさんが全部正しいと言っているわけではありません。ただ、Oさんが相手が何を言いたいのか?と文面上だけでなく、その奥を少しだけでも覗くことが出来たら相手をいつも以上に理解できると思います。相手は何を言いたいのか?言っている事に対しての根拠はどこにあるのか?相手の本当の感情は何か?などそこまで詳しく書かれていない場合だからこそその様な部分を見てみるべきです。そうすることで不器用なAさんを少し理解できるかもしれません。
また、メールではなく、実際に会ってお話するのがいいかもしれません。今の時代、なんでもテキストや、メールで対人関係の問題なども片付けてしまいがちですが、そうする事で誤解が生じやすいのも確かです。思っている事をメールで書き上げるのと、言葉にするのでは違います。メールなどは読む人のその日の気分や解釈によって変わってきます。言葉にする方が相手の顔の表情や、言葉のトーンなどもわかりやすいですし、誤解がある場合はすぐに誤解を無くす努力もできるのです。Oさん自身、Aさんと今後もお友達でいたいと言う事であれば、オーソドックスなやり方のface
to faceでお話をして誤解を解きながら、お互いを理解するというスタンスの方が不器用なAさんもOさんを理解するチャンスだけではなく、彼女自身を理解するチャンスでもあります。勇気をだしてAさんとお話をしてみるのもいいかもしれませんね。不器用な人ほど、繊細だったりしますよ。
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