寒〜い!と10月の末からずっと口癖の様に毎日言っている私ですが、とうとうこのシカゴにも冬が来てしまいましたね。この寒さと毎日戦わなければいけないかと思うと泣きそうになります・・・。今年は例年よりも早い冬の到来なのではないでしょうか?体調を崩しや
すい時期です。皆さんも風邪など引かない様に気をつけてくださいね。今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう!”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、「ママ友との人間関係」というトピックを取り上げてみました。
読者Jさんからの質問:ママ友の一人との関係で、悩んでいます。他の人にも相談できないのでどうしたらいいものなのか?と考えているのですが答えがだせません。このママ友とは私がアメリカに来てから2年程仲良くしていました。毎日の様に子供達とプレーデートをしたり、家族ぐるみで週末に遊ぶ事も多くなり、彼女がいてくれたので、アメリカ生活も充実していました。でもある事をきっかけに私自身が彼女と距離をおきたいと思うようになりました。なんだか彼女に対してムカつくことも多くなり、彼女とはこの先あまり接点を持つのは良くないのではないか?一切の共通点を消したほうがいいのでは?と思うのです。でも共通のママ友がたくさんいるし、あからさまに彼女を無視したりするのはどうかな?と、とても悩みます。時に、怒りの感情も強くなり、冷静に状況を決断できない自分にも嫌気がさしています。
Jさんの悩みは私の周りでも悩みのランキングの上位を占めています。アメリカに来て何一つわからなく毎日が不安だらけの生活の中、仲良くなっていくママ友はとても心強い存在です。アメリカ生活を充実させることは、一人ではできません。友人との交流や、助け合い、共通の趣味をもつ事でだんだんとアメリカ生活も楽しくなってきたのではないでしょうか?
友達の存在というのはとても大きいものです。友達が一人いるだけで、一緒に何か出来たり、情報を交換したり、またそこから他の友達へと繋がっていきます。異国の地に住んでいると特にそのありがたさを感じます。親しく出来る友達がアメリカでも見つかったJさんはラッキーでしたね。人との巡り合いというのは偶然ではなく、その時のその人の人生のタイミングで会える事なのかもしれないと私は思うのです。もしかしたら他の場所では絶対に会ってはいないお友達かもしれないと思うとなんだかそれも凄い事ですよね。
Jさんは、仲のよかったママ友と今後一切共通点を切ったほうがいいのか?と悩んでいるようですが、シカゴの日本人コミュニティーは大きい様で小さいのが現実だと思います。お友達が何人もいれば、必ずそのお友達たちはどこかで誰かと繋がっているものです。そしてコミュニティーが小さいからこそ、噂も回りやすいのもです。大抵の人は噂好きで、他の人の不幸などを話したくなるものです。万が一、Jさんがそのママ友と一切コミュニケーションも取らずあからさまな態度見せたとしたら、きっと必要以上に噂が飛び交い本当では無い事までが事実の様に話されてしまう可能性もあるかもしれません。だからといって無理をして、そのママ友と必要以上に仲良くする事がいいわけではありません。自分自身の気持ちを尊重するべきでその上での選択が一番いいと思います。が、ただ単に「もういやだから」「凄く怒っているから」などと感情まかせに決断をする事だけは避けましょう。もし本当に距離をおきたいと思うのであれば、客観的に状況を見た上で、彼女との距離を置くことを試みてもいいかもしれないですね。そして、Jさん自身が、今感じている怒りの感情を上手にマネージ出来た時に、ママ友と話合いをしてみてもいいかもしれません。お互いとても仲良かったお友達だったのであれば、腹を割って話す事で誤解が解けたり、問題解決が出来るかもしれません。そうする事で、今以上の信頼関係が築き挙げられるものです。
もしこれらが選択の一つではないと言う事であれば、当たり障りのないお友達関係にしよう割り切って彼女に接する事も選択の一つかもしれません。自分の気持ちを無理矢理押し込み何も無かったようにするのはストレスになります。だからと言ってあからさまに相手を無視したりするのはある意味いじめに近い行動にもなりかねないですよね。これが自分の子供であったらどういう風に相手に接してもらいたいだろうか?と考えてみるのもいいかもしれません。最低限の挨拶、相手から何か連絡などきた時だけ言葉を交わすぐらいのスタンスで上手に相手と付き合っていくという方法もあります。まずは冷静になって、どんな選択肢があるか考えてみる事から始めて見るのがいいかもしれないですね。
一年間愛読をして頂きありがとうございました。また来年度もよろしくお願いします。良い年末年始をお迎えください。
これからもどんどんとご質問・ご希望などをお気軽にお寄せください。