秋空が綺麗なこのごろですが、皆さんはどの様に過ごされているのでしょうか？私はと言うと、先日、久々に室外コートでテニスをしました。いつもは室内で季節に関係なくテニスをしているので、雲一つない青空を眺めながらテニスを楽しみました。「こんな青空がずーっとこの先来年の春まで続けばいいのになあ」と思いながら、久々に改めてシカゴの秋を思う存分楽しまなければいけないかも。。。と思ったわけです。

今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう！”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、と「なぜ私だけ誘われないの？」というトピックを取り上げてみました。

読者Ａさんからの質問：
こんにちは！読者Ａです。駐在妻でアメリカ生活３年半目となります。３歳、９歳、１１歳の子供がいます。私の今回のちょっとした悩みは、なんで他の駐在のママさんたちからプレーデートに誘われないのかな？ということなんです。９歳そして１２歳の子供たちは小学生で、結構現地の学校のお友達や、補習校のお友達もいるので、子供のお友達を通してママ友ができたりしています。３歳の娘は今現在プリスクールに通っているのですが、そこの学校の生徒さんは半分以上は日本人の子なんです。あまり英語も出来ない私には、日本人のママさんたちが唯一頼れる方たちなのです。誰か話しかけてくれないかな？と思いながらいつもプリの送り迎えをしているのですが、殆どと言っていい程会話もないわけです。私としては他のママさんたち同士が一緒に時間を過ごすプランを立てているのを聞いたりしていると、なんで私だけ誘われないのだろうか？と苛立ちを覚えたり、自分は何か悪いことをしたのだろうか？と思ってしまうのです。そのように思ってしまうのはよくないのかな？って思いながらついつい、相手に対してムカってしてしまいます。

Ａさんの悩みは駐在のママさんの間で起こる問題の中で少なくはないのではないでしょうか？ママさん同士でいろいろな情報を得ることが多い中、自分だけプレーデートに誘われない。。。と言う事になると、自分だけ置いてきぼりになったと寂しい気持ちに感じるものです。人は他人にある程度依存しながら生きていくわけなのです。特にＡさんのようにたとえアメリカ生活３年半目といってもＡさんが言うように、英語があまり理解できないとなると、日常生活をこなすだけで精一杯でまだまだ辛い部分もあるかもしれません。

一人だけ仲間はずれにされた。。。と思ってしまうのも当然ですよね。自分の目の前で、プレーデートなどの約束をされたら、自分はなぜ誘われないのだろうか？と相手に対してなぜ？と疑問に思うだろうし、自分に対しても自分は何かしただろうか？と思ってしまうでしょうね。嫌な気持ちだけが先走り、Ａさんの言ったように、相手に対してもムカっと感じてもしまうのかもしれません。

人間関係（これは夫婦関係、友達関係など）は一人では成り立たないものです。相手とコミュニケーションをどの様に取るか？と言う事がとっても大事になってくるわけです。相手が何か言ってくるまでじっと待っている。。。というパターンや、自分から相手に近寄っていく。。。というパターンなどあるとは思いますが、この二つのパターンで結構人間関係の構成が変わってくると思うのです。例えば前者の「相手が何か言ってくるまでじっと待っている」というパターンは、殆どと言っていい程相手も寄ってこないのではないでしょうか？相手も同じ事を考えている人がいるかもしれませんよね。そして、自分が何もせずに、相手が動くのを待つと言うのは殆どと言っていい程自分がこうなって欲しい。。。という人間関係の結果には繋がらないものです。待つだけが言い訳ではありません。後者の「自分から相手に近寄っていく」というパターンは前者と違い、自分から相手にアピールをすることによって自分の存在を相手にわかってもらうことが出来るわけです。自分の存在を分かってもらえれば、相手との面識も以前よりもでき、相手も自分の事をもっと知りたいと思うわけです。

Ａさんの場合は９歳そして１１歳のお子さんたちを通してママ友などがいるようですが、その方々とはどの様に交流を得ることができたのでしょうか？９歳そして１１歳のママ友たちを行き来することができるということはＡさん自身は人と交流することに対してなんらかのスキルを持っていると言うことではないでしょうか？

Ａさんがシャイなのかどうかちょっと分からないのですが、まずは思い切って他のママさんに声をかけることをトライしてみるべきです。他のママさんたちはＡさんに対しての面識が少ないのかもしれません。または他のママさん同士がもうすでにお友達同士かもしれません。でもだからと言って他のママさんたちはＡさんとはお友達にはならない！という事ではないのではないでしょうか？アメリカで住むにあたり、他のママさんたちも他の人たちと友達になれる事で色々な情報交換ができるわけです。

なぜ私だけ仲間はずれ？　自分は何か悪いことをしたかな？と思うとどうしても自分を責めたりしてしまいがちです。自分を責めると客観的に物事を見ることが出来なくなり、周囲に対しても余計なマイナスな感情が働いてしまいがちです。自分自身の行動をちょこっとだけ変えるだけで自分が思っていたよりもいい結果になる事がよくあります。

Ａさん自身、まずは自分から相手を知ることを目標にしてみてはどうでしょうか？自分をちょっとでも相手に出すことで、相手も親近感をＡさんに覚えるはずです。Ａさん自身がプレーデートに誘ってみるということを始めてみるのもよいかもしれませんね。。。スキルがあるＡさんであればちょっとだけ自分を相手に出してみることで、他のママさんたちからもすぐにプレーデートのお誘いがくるのではないでしょうか？

これからもどんどんとご質問・ご希望などをお気軽にお寄せください。
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マインドフルプロフェッショナルカウンセリング
保市麻子