最近までは寒かったり暑かったりと暖房をつけた方がよいのか冷房を付けた方がよいのか迷うぐらい気候の変化が多い日が続き、体調を悪くされている方もいるのではないでしょうか？はやく春らしい日が来ることを願いますね。

今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう！”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、｢夫婦の仲をどのようにスパイスアップするか｣というトピックを取り上げてみました。

読者のSさんからの質問：私と主人は結婚して１４年が経ちました。恋愛結婚をして、子供が現在２人います。駐在員としてシカゴ近郊に３年半います。ここ５−６年の間、主人と私との距離間が以前と比べると長くなっているように思えてなりません。喧嘩や言い争いがあるというわけではないのです。主人もよいお父さんとして毎日仕事から帰ってきて子供たちとの会話を大切にしていますし、子供のイベントには必ず出席する彼で私自身はそれについてはとてもありがたいと思います。でも夫婦間の距離が離れていっていて、最近ではお互いを空気の一環として見ているように感じてなりません。私は子供たちの母親であり、そして主人にとっては妻でもあるのですが、主人は私のことを子供の母親としてしか見ていないのではないかと不安になることがあります。最近では最後に二人でデートしたことさえ思い出せないぐらい随分と昔のことになってしまっています。
どうしたらよいでしょうか？

読者のSさんの様に自分の結婚生活もまさしくそうだ、又は似ているところがある！と思う方も少なくはないのでしょうか？夫婦でカップルセラピーに来る方の大半が読者のSさんの様な悩みを持ってくる方が多いのは確かです。夫婦の間に何が欠けているのでしょうか？

子供のいる夫婦の方々は子供ができれば‘子供の親’としての役目が多くなるのは当たり前です。　しかし夫婦の関係を保つためには‘子供の親’としての役目の延長線でお互いを見ている場合は要注意です。子供の親であるけれども、夫婦の間ではお互いは夫・妻という関係を忘れないでほしいと思います。読者Sさんのような悩みを持っている方はまずは自分そして相手の関係がどの位置にあるのかを再確認することが大切です。そうすることで今後はどのように相手との距離感を短ませるか？と言うことになるのではないでしょうか？子供がいない夫婦でもSさんのように夫婦の距離感がある様に思える人もいます。

特に子供が生まれると自分たちの生活は３６０度変わってしまうぐらい子供中心の生活になってしまいます。二人だけの時間を取ることでそれが生き抜きになるだけではなく、お互いへの愛情の再確認にもなるものです。私のお友達の中でも「お互いの存在を当たり前の様に感じてしまっていてちょっとヤバイ。。。」なんていう人もいます。お互いの存在を当たり前に見てしまったり、空気の一環として見てしまうというのはそれだけ自分を相手に見せているということで全く悪いわけではないのです。でも相手への感謝の気持ちや、尊敬する気持ちなどを忘れてしまうことに危険が生じるわけです。日本人の特徴としては｢言わなくてもわかってくれる！｣というものが存在しますが、あまりこの様なエスパー的な期待は相手にはすることではありません。言わなくてもわかってくれるという見方が夫婦の間で一番の問題となります。「最近、二人の間に溝ができてきていない？」とか「最近ぜんぜんデートしてないね」などと話すことが大切です。話すことで相手も理解できるものです。

Sさんの様に最近夫婦だけで映画や、食事に行ってデートをしていないな。。。と言うことであればやはり二人だけの時間を作ることが必要です。　結婚する前のことを思い出してもよいかもしれませんね。たぶんSさんも結婚する前はデートをしたりレストランで食事をしたりと二人の時間を大切にしてきたのではないでしょうか？結婚しても同じです。二人の関係をよりよくヘルシーに保つためには定期的に‘二人だけの時間’を作ることが大事です。そうすることで夫婦の間にできた溝も少しずつ短んでいくのです。二人で協力しあうことが大切です。自分ひとりだけの問題ではなく、夫婦二人の問題になるのですから二人で解決をするという姿勢が大切です。デートする際はどこデートの場所へ行っても「自分が一番素敵でキレイ！」と思うぐらいおもいっきりオシャレをして二人の時間を楽しむことです。デートの際にオシャレをした時は「すごく素敵！」とか「キレイだよ！」なんて一言をお互いに耳元でつぶやくだけで違うのですねえ！！！

Sさん、まずは二人の時間をどのように作るか、デートなどはどこに行こうか？などご主人と話をして、二人の時間を作りそして楽しむことをしてみてはどうでしょうか？「二人の時間＝デート」というスパイスを夫婦の仲に振り掛けるだけで二人の関係が１８０度変わるのでは？

これからもどんどんとご質問・ご希望などをお気軽にお寄せください。
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マインドフルプロフェッショナルカウンセリング
保市麻子