●銀行の口座を開けなきゃ
●クレジットカードが欲しいぞ
●クレジットカードを盗まれた！
●円をドルに変えたいんだけど
●銀行の口座を開けなきゃ
電気や電話などのユーティリティーをオーダーする時にも必ず銀行口座の情報を聞かれるので銀行口座は早く開けましょう。中には銀行口座から直接引き落としをしてくれるサービスをしているものもあるので、忙しい方には便利です。シカゴでの銀行を選ぶには色んな点に注意しなくていけませんが、ATM（自動引き落とし機）の数で選ぶならBANK
ONE、日本とのお金のやり取りに重視するならCITIBANKといった所でしょうか。銀行には将来のマネー・マネージメントの際にもお世話になるので、慎重に選びましょう。銀行を開ける際に住所、ソーシャル・セキュリティー番号、お母さんの旧姓などを聞かれます。住所が決まっていない時の裏技は、会社の住所を使用してしまう事です。住所の証明として、最近来た封書などの提示を求められますから、自分宛てに会社のアドレスに手紙を書いてもらってそれを使いましょう。ややこしくなるので、会社の名前を書かずにおくのも手です。実際に住所が決まったら変更しておくようにしましょう。
ソーシャル・セキュリティー番号に関しては「現在申請中」と言えばあとで連絡する事を条件に免除してくれる事が多いです。
アメリカでよく使われる「身分証明」に「Mother's
Maiden Name（お母さんの旧姓）」というのがあります。いきなり聞かれて戸惑う事もありますので、思い出しておきましょうね。
口座の種類
Checking
Account
電気や、電話など色んな支払いに必要なPERSONAL
CHECK（個人小切手）を発行してくれるのがチェッキング・アカウントです。口座の種類は銀行によってまちまちですが、銀行に入れておかなくてはならない最低額が低いほど、色んなFEE（使用料）が生じますので注意が必要です。通常チェッキング・アカウントでは利息は増えませんが、「INTEREST
CHECKING」と呼ばれる口座は利率はあまりよくありませんが、利息が増えます。
Money Market
Account(MMA)
比較的少額から始められるMMAはCDほど利率がよくありませんが、CDと違って好きなときにお金の出し入れが出来ます。CHECKING
ACCOUNTに比べると銀行使用料などの制限が多い為、多くの人はCHECKINGとMMAを併用しているようです。MMAの中には枚数が制限されていますが、チェックを発行してくれる所もあります。
CD
MMAなどよりも利率の良いCD（CERTIFIED
DEPOSIT）は通常3ヶ月からの長期口座です。一定額まではFDICが保障してくれますので、安心して預けられますが、満期前に引き出すと多額のFEE（罰金）が掛かりますので注意しましょう。
この他にも銀行によって色々なサービスをオファーしています。最近は利率の良いインターネット・バンクなどを使用している人もいます。詳しくは各銀行にお問い合わせください。
BANK ONE
CITIBANK
●クレジットカードが欲しいぞ
日本から来たばかりの人にとって一番難しいのがアメリカのクレジット・カード入手です。レンタカーや、ホテルのリザベーションにも必要なクレジットカードが無いとカード社会のアメリカでは大変です。銀行にはお金が入っているのに何故カードを作ってくれない！という声は良く聞かれます。これはアメリカに来たばかりの人にはクレジット・ヒストリー（信用証明）が無いからです。やけになってAPPLICATIONを出しまくっても、拒否される度に貴方のヒストリーに傷がついてしまうので、気をつけましょう。
一番簡単なのは銀行が発行しているクレジットカードを申請する事だと言われています。詳細は銀行に問い合わせてください。これはチェッキング・アカウントについてくるデビット・カード（DEBIT
CARD）とは違いますので注意が必要です。チェッキング・アカウントを開ければデビット・カードを作ってくれる銀行が増えていますが、デビット・カードは決してクレジット・カードとは違います。デビット・カードは基本的にはチェックの代わりですので、お店などで使用するとほぼ同時に同額が貴方のチェッキング口座から引き落とされます。ですからチェッキング口座に残高が無いのに使ってしまったりすると大変な事になります。また、一番の大きな違いは保障の有無です。クレジット・カードの場合はカードを悪用された場合などでも自分が使ったのではないという事が証明出来れば、カード会社から損害額を請求される事はありませんが、デビットカードの場合は悪用された額をカード会社が保障してくれる事はありません。ですから不安な外国などでは決してデビットカードを使わないようにしましょう。
CITIBANK
銀行の次に比較的簡単に取れるのがSEARSなどのデパートメント・カードだと言われています。チェッキング・アカウントを開けて、色んな請求をちゃんと払い実績を作ったらトライしてみてください。
●クレジットカードを盗まれた！
財布を落としてしまったり、盗まれてしまった時にまず最初にしなくてはいけないのがクレジットカードのキャンセルだって事は誰もが知ってる事です。でも実際貴方のお財布の中に何枚のクレジットカードが入っていて、その全ての連絡先をご存知ですか？そこでお勧めなのが、貴方の財布に入っている全てのカードを定期的にコピーしておく事。カードの裏側にはHOTLINEの電話番号も書いてありますので、少し大きめに拡大して保管しておきましょう。
さて、実際に財布を落としたり、盗まれたりした場合の手順ですが、まずはカード会社全てに電話をして口座をキャンセルしてもらいましょう。通常は盗まれて5日以内であれば、カード会社は手数料50ドルを取られる事がありますが、それでキャンセルしてくれます。そして直ぐに警察にレポートしましょう。ハッキリ言って警察が捜してくれる事を期待しても駄目かも知れませんが、『警察に通報した』という証拠が後々大切になる事があります。
ここまでは誰でも考える事ですが、もう一つ大切な事があります。3つの信用調査会社にコンタクトを取り、「FRAUD
ALERT」というものを貴方のソーシャル・セキュリティー番号に立ててもらう事です。これをする事により貴方のソーシャル・セキュリティー番号を使って泥棒に新しい口座を開けさせるのを防ぐ為です。最近はインターネット上でも必要な情報さえ揃っていれば直ぐにクレジットカードをつくる事が出来ます。この「Fraud
Alert」を立てる事により、それを防ぐ事が出来ます。
■3つの信用会社
| Equifax |
800-525-6285 |
| Experian
（元TRW） |
888-397-3742 |
| TranUnion |
800-680-7289 |
最後に一言：財布を拾ったという人から電話があって、郵便で送ると言われた時には要注意！落とし主が一安心して、財布の到着を待っている数日間にキャンセルされていないクレジット・カードを使いまくるのは悪人の常套手段です。拾った人が例え善意の人であろうとも直ぐにキャンセルしておいて損はありません。
●円をドルに変えたいんだけど
意外と大変なのがシカゴでの為替換金です。特に郊外の場合、一度「円」をダウンタウンのオフィスまで送ってから換金したりするので、時間も料金も掛かります。今の世の中「現金」が一番換金しにくいみたいです。そういう意味でも日本からお金を持ってくる場合はトラベラーズチェックをお薦めします。全部のチェックにサインをするのは面倒ですが、ご自分のメインバンクの場合は大抵手数料無しで換金してくれます。メインバンクが無い場合などはCURRENCY
EXCHANGEなどで手数料を支払えば換金してくれます。