◆ プライス比較
「日系のサービスはどれも料金が割高」というイメージを持っている読者は少なくないですよね。月額基本料金は、携帯電話会社を決めるのに重要なポイントとなるからいくら、便利なサービスがあっても高ければ、「必要ない」と諦めてしまいがち。うれしいことに、「KDDI
Mobile」の基本料金は割高どころか他社のサービスと比較しても割安といえる料金設定なのです。個人プランは$29.99から、ファミリープランも2回線で$59.99からと、米系大手他社と比較しても$10安いか同額の料金。下の表は「KDDI
Mobile」とアメリカ大手他社の代表的な通話プランを比較したものです。
大手他社
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A社
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B社
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KDDI Mobile |
KDDI Mobile |
月額基本料金 |
$39.99 |
$39.99 |
$29.99 |
$35.00 |
無料通話分数 |
450分 |
450分 |
200分 |
400分 |
夜間週末分数 |
5000分 |
無制限 |
適用なし |
無制限 |
日本固定宛国際電話 |
$3.49/分 |
$1.49/分 |
無料通話分数を利用 |
無料通話分数を利用 |
◆ 日本への国際電話
「KDDI Mobile」の最もユニークな点は無料通話分数を使って、日本の固定電話に電話がかけられるところ。極端な話、月々400分のプラン($35/月)に加入している場合、400分日本に電話したとしても月額料金のみで高額な国際電話代が一切かかりません。しかも、日本の電話番号を登録しておけば、ボタン一つで簡単に日本への通話が可能なので、コーリングカードの様に毎回ピン番号や、アクセス番号を入力する必要がないのも魅力的。つまり、国内電話と同じ感覚で、気軽に日本に国際電話をかけることができちゃうんです。もともと国際電話サービスで有名なKDDIならではのプランですよね。
◆ 日本語のカスタマーサポート
「KDDI Mobile」では、契約から解約まですべて日本語でおこなう事ができるのもうれしいところ。納得がいくまで日本語で丁寧にサービスの説明をしてくれるのでアメリカで初めて携帯電話を持つ人でも安心です。見ただけで目が眩みそうになる携帯機種の説明書もすべて日本語。また、何か問題があった時でも、24時間日本語カスタマーサポートがあるから、「携帯を紛失した・・・どうしよう!」等、もしもの緊急時でも安心して対応できます。もう、英語でのわけのわからん説明にまごまごおどおどしなくていいのです!!
◆ 日本語メール&日本語ウェブサイト
日本語対応機種同士では、日本語でテキストメール(日本でいうショートメール)の送受信が可能。また、ウェブメール(Hotmail
やGmail)を利用すれば、日本の携帯やPCにも日本語でEメールが送れます。また、外出先での日本のウェブサイトチェックなんかもお手のもの。
◆ 新サービス「M2M」
新しく始まったこのサービスにより、KDDI Mobileユーザー間のアメリカ国内通話が24時間いつでも話し放題となりました。家族間はもちろん、友達同士でも分数を気にすることなく会話を楽しめます。これは、夜間・週末の国内通話が無料となる、「夜間週末無制限プラン」に入ると一緒についてきます。
◆ 日本でも使える?
日本人なら誰もが持つ疑問であろうこの疑問。アメリカの携帯電話は日本では使えないという説明を今までに聞いたことがある人も多いかもしれません。最近のうわさでは、日本でも使える携帯がアメリカでも発売されるだとかされないだとか。そこで、「KDDI
Mobile」に聞いてみたところ、「まだ、お答えできる段階ではございませんが、お客様の声にお応えできるよう検討しております」という回答。でも、ある筋情報によると、どうやら水面下でテストが進行中とのこと。帰国の度に高額なレンタル携帯を空港で借りなくてもよくなる日が近い事を期待しよう。