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「世界こどもハイクコンテスト」の募集

俳句というと、「日本のもの」というイメージを持たれる方も多いかも知れませんが、実は世界中の人々に親しまれているアートフォームのひとつとして広く普及しています。日本語の五七五で詠まれる俳句とは少し違い、世界中の言語で詠まれる「ハイク」は「三行の詩」という緩やかで自由なスタイルが受け、ソーシャルメディアなどでも発信が簡単な事などから世界の人々の創造力を刺激しているようです。

JAL財団では、そんなハイクを世界中の子供達に広める活動を1990年から行っており、その一環として15歳以下の子供を対象に「世界こどもハイクコンテスト」を開催しています。同大会は今年で第15回目を数え、本年度の申し込みは2017年10月1日より開始、2018年の1月15日必着で締め切られます。15歳以下であれば誰でも応募可能なので、是非シカゴや中西部にお住まいのお子さんたちやそのお友達にもお声がけ頂いて、日本発祥の素敵な文化に英語、もしくは他言語ででも触れる機会を持って頂ければと思います。

(注:シカゴでは英語のみ受け付けていますが、他言語の場合は各国または財団本部で受付けています。ただし、日本語の場合は日本大会応募となるものの、残念ながら日本語大会は2017年9月30日に既に締め切られています。)

応募方法の詳細については下記のウェブサイトをご覧ください。

http://www.jal-foundation.or.jp/contest-e.html

先日この「世界こどもハイクコンテスト」の選者を代表して宮下恵美子先生がシカゴをご訪問なさり、9月19日にはドゥーリー小学校で現地の生徒を対象にレクチャーも行われました。今回は宮下先生に世界の人々が楽しんでいるハイクの魅力と、私達の固定概念との違いについても教えて頂きましたので重ねてご紹介します。

Q)最近ではアメリカの小学校でもハイクをポエム、つまり詩のひとつのスタイルとして教えていることも多いようですね。日本の俳句に倣って音節を使って5−7−5の概念を教えているようですが、その点についてはどう思われますか?

A)確かに日本の俳句は原則17音で、季語があって、切字を伴うものとされていますが、私たちは世界の人たちに楽しんでもらう為にもハイクはもっと自由であって良いと考えています。ですので「17音」の代わりに「三行」、「切字」の代わりに「2つのイメージ」、そして季語については必ずしも入っていなくてはならないわけではないというスタンスを取っています。それよりも「ハイクは生き方」なんだと皆さんにはお話しています。

Q)「ハイクは生き方」ですか。

A)ええ。毎日の生活の中で見過ごしてしまいそうな小さな季節の移り変わり、それに気づくように生きてみませんか?という感じです。毎日、そんな季節の変化を見つけながら暮らし続ける事ができたらどれだけハッピーな人生を送る事ができるでしょうか。そんな人生を送るためにあるもの、それがハイクという生き方なんです。

Q)なんとなく分かるような気がします。毎日通っている道の街路樹って同じ木のように見えますが、毎日、ちょっとづつですが様子が違っているんですよね。でもそれに気づくためには立ち止まらないといけないし、違いを五感で感じなくてはいけない。それに気づくことができるのがハイクという感じなんですね。

A)はい、その立ち止まって見るということの大切さを世界中の方々にお話するのですが、例えばインドではヨガの大家のような先生にそのお話をした時にも「私はそんな事をしたこともなかった」と大変感心されました。インドでは自然も豊富で植物も多いのですが、そんな有り余る自然の中でいちいちその美しさに気づいている暇はなかったというような事を仰っていました。でもそれに気付く事は生活を豊かにし、それが幸せに繋がるという事についてはとても共感をしてくださりました。

Q)なるほど。僕のような素人ですと俳句というとどこか高尚なものというイメージがあったんですが。。。

A)いえいえ、生活の一部なんです。自分の周りにあるいろんなものとコミュニケーションを取る感じですね。

Q)そんなものとのコミュニケーションを俳句というスタイルで文字におこすということなのですね。それをすることで、私とものとだけのコミュニケーションをその場にいなかった人にもシェアしたり伝えたりすることができるということなんですね。

A)そうですね。更にいうと、私は日頃から皆さんに「日々、俳句の種は尽きず、一句にすることで瞬間は永遠となる」とお伝えしています。


JAL財団が出版している世界36の国・地域の子どもたちが詠んだハイク集

Q)なるほど。そういう意味では、JAL財団主催の今回のコンテストでは応募の際に俳句と一緒に絵をつけることになっているんですよね。確かに絵と俳句が一緒にあることで、読み手の気持ちがよりはっきりと伝わるような気がします。

A)はい。もうひとつ皆さんに世界の方々にお伝えしていることがありまして、それは「Don't tell, Show!」なんです。つまり、ハイクとは文字で出来た絵のようなものなんですよ、と。

Q)ところで、昨年のテーマは朝でしたが、どのくらいの方々から応募があったのですか?

A)昨年は36の国と地域から2万6千を超える素晴らしい作品が寄せられました。是非シカゴの皆様にもご応募頂ければと思います。

Q)アメリカ人の方々の作品にも興味がありますが、外国で生活をしている日本人のお子さん達が英語で詠むハイクにも興味がわきますね。それにしても、応募先品の中から選ばれたものはこんな立派な本に製本されたり、カードになったりするんですね。世界中の子どもたちの想いが詰まっているようで、眺めているだけでもその子達とお話をしているような気になります。自分の書いたハイクがこんな風に立派な本やカードになると嬉しいでしょうね。

A)過去には点字での応募者もあったんですよ。その方が入選した時は本もちゃんと点字で制作しました。

Q)そうなんですか。今年のテーマは生き物(Living things)なんですね。きっと素敵なハイクが世界中から届きそうですね。今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

シカゴにお越しになった宮下恵美子先生とJAL財団の田中さんと浜崎さん


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