今回はシカゴや郊外で美味しいシーフードが味わえるショーズクラブハウスレストランをご紹介します。

1940年代スタイルの店内は、とても落ち着いた雰囲気で、入り口を入るとメインダイニングルームとオイスターバーに分かれています。ゆっくり食事をするのであればメインダイニングルーム、カジュアルに楽しむのであればバーが良さそうです。今回取材班はオイスターバーを利用しました。

アペタイザーにはChilled Blue Crab FingersとShaw’s Caesar Salad Marinated Anchovy、そしてFish Tacosを頼みました。クラッシュされた氷の上に所狭しと並べられたカニの爪は、一つ一つの爪はそれほど大きくないですが、新鮮でプリプリした身がギュッと入っているので食べ応えがあります。プリッと甘い身にほのかにツーンとくるホースラディッシュソースがとてもいい相性でした。シーザーサラダは、新鮮なパルメザンチーズとオイル漬けされていないアンチョビの味が印象的なフレッシュな一品でした。

そして意外な発見だったのがフィッシュ・タコス。周りのテーブルで食べている人を頻繁に見かけるほどの人気アイテムなのでオーダーしてみました。柔らかいコーン・トルティアで食べるフィッシュタコスは、ティラピア・イエローツナ・メキシカンシュリンプの3種類がありますが、すべてトライすることができるコンビネーションを是非お試しください。ティラピアはあっさりしていて、イエローツナはとってもジューシー、そしてメキシカンシュリンプはプリプリとしていて、とにかくどれを食べても大満足。シラントロ(香菜) はサイドについてくるので、苦手な方も安心です。また、サルサも2種類の辛さのものが用意されていました。

シャンバーグ店には、日本人シェフ、ナカシマナオキさんがいらっしゃるので、彼の握ってくれる美味しいお寿司を食べることもできます。今回食べたBBQ Eel & Avocado巻きは、とろけるようなアボカドとうなぎが見事にマッチしたボリュームのある一品でした。お寿司やお刺身は他のお客様にも人気があるようで、色んなテーブルを彩っていました。そういう意味では、アメリカ人との商談や、会合にも都合がよさそうですね。

メインとしてオーダーしたLobster, Brie & Penne Pastaはペンネパスタをリングイネパスタに替えてもらいました。ブリーの入った濃厚なロブスターソースとほうれん草がパスタとうまく絡みあい、ロブスターの身もたくさん入っていて食べ応え抜群です。パスタはアルデンテに茹でてあり、満足のいく歯ごたえでした。ただしブリーチーズの味があまりしなかったのは残念でした。

デザートにはシグネチャーのラズベリーパイをトライ。チェリーパイのようなちょっ水分を多く含んだ柔らかいものを想像していたのですが、ラズベリーがそのままギュッとふんだんに詰まったかんじで、パイ生地もサックサク。ぜんぜん甘くないのでおなかいっぱいになった後でもさらっと食べられてしまう美味しさでした。

二階にはパーティールームとプライベートルームがあり、夏の間は毎週金曜日にパティオで生演奏を楽しむこともできます。

いくらでも食べれそうなガーリックロール	プリプリしたカニの爪は新鮮	アンチョビの味が印象的なシーザーサラダ
とろけるようなアボカドとうなぎの巻き寿司	人気のフィッシュ・タコスはさっぱり	濃厚なロブスターソースがたまらないパスタ
ラズベリーがふんだんに詰まったパイ	1940年代スタイルの落ち着いた雰囲気