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Salsa 17  
17 W. Campbell St, Arlington Heights MAP 847-590-1122

アーリントンハイツのダウンタウンに、以前は『Fuego』という名前のメキシカン・レストランがあったのですが、最近、そのオーナーが変わってリニューアルしたという噂を聞きつけました。お店の名前は『Salsa 17』になりましたが、看板以外の内装やメニューについては、ほぼ『フエゴ』の時のものを継いでいるそうです。ほとんど改装していないという店内は、窓が多くて天井が高いので開放感たっぷり。温かみのある色合いのメキシコ調の壁画や絵画で埋め尽くされたインテリアが、華やかで陽気な気分にしてくれます。

メニューと共に運ばれてきたサルサとコーンチップスは、『フエゴ』時代から常連客に人気のあるもので、ローステッド・ホットペッペーを使ったサルサの香ばしい風味が最高です。サルサの色は黒いので辛そうに見えますが、スパイス加減はほどよく、いい感じに食欲をそそります。アペタイザーには、本日のお勧めにあったCeviche de Callos de Hachaを選びました。こちらはウェイターさんがわざわざテーブルの側に来て、目の前で食材を和えてくれるちょっと贅沢な一品。貝柱に赤玉葱やオレンジを加えて、トマトブロスを絡めただけのシンプルなディッシュですが、作りたての食材のフレッシュ感が存分に味わえるお勧めのスターターです。さっぱりと爽やかな喉越しがよいセビーチェは付け合せのクラッカーか、先ほどのチップスにのせて食べると、ほんのりとした塩気が加わってさらに美味しくいだけました。

メインにはメキシコ料理に外せない、モレと呼ばれるチョコレート・ソースを使ったお料理を試してみました。モレにはPoblanoやAmarillo、Blanco、Pistacheなど常時5種類あるのですが、それぞれのソースがどの食材や料理に合うのかがメニューに書かれているので、それを参考にしながらお好きなソースと料理を組み合わせて注文します。今回は中でも珍しいホワイト・チョコレートを使った、Blancoと呼ばれるモレをChuletas de Cerdoという豚肉のグリル料理に合わせてみました。大きなお皿には大きなポークチョップが2本、そして上には色鮮やかなグリーンのモレがたっぷりとかけられています。サイドにはブラックビーンズ、それにオレンジ色のメキシカン・ライスが添えられていて、カラフルな彩りはまるでメキシコ絵画の様。甘めのブランコ・モレはホワイトチョコが好きな取材員の口にはあいましたが、甘党ではない人には、ちょっと後をひいてしまう甘さかもしれません。ポークチョップは食べ応えがあってボリューム的には大満足でしたが、もう少しお肉にジューシーさがあればパーフェクトだったかも。この他にもメキシコの定番料理、Pollo ala Parilla Fajitasと呼ばれるチキンファヒータもお願いしました。大きな鉄板皿にトマトや玉葱、カラフルなパプリカ、それにグリルド・チキンがのっています。別皿に6色パレットのように並べられたトッピングには、ピコデガヨやチーズ、サワークリーム、ワカモレ、メキシカン・ライス、ブラックビーンなどがあり、それぞれ手の込んだ味わいが感じられます。特にワカモレの驚く程のシルキーな舌触りとスパイシー加減は素晴らしく、洗練された味わいにうっとりとしてしまいました。

デザートにはFlanと呼ばれるカスタードプリンを注文しました。フランは日替わりでフレーバーが変わるそうですが、取材当日はユニークなエッグノッグ味でした。生クリームとイチゴで飾り付けした可愛いらしいフランには、カラメルソースやシナモン、それにシュガーパウダーが全体にかけられているので一見甘そうですが、意外と甘さは控えめな上品な味わい。ボリュームたっぷりにもかかわらず完食してしまいました。ちなみにメインのサイドとして注文したCaramelized Plantainsは、副菜とは思えないほどの甘さだったので、取材班の間ではデザートの類に入るのでは?という意見が出ました。スイートポテトにも似た食感と味のプランテインは、お腹を直撃する甘さがありますが、メキシコらしい料理の1つでもあるので、甘いもの好きの方はこちらも一度お試しください。

『サルサ17の』お料理は、どれもシェフのこだわりを感じる奥の深い味付けで、お腹だけでなく心まで満たしてくれます。平日は午前12時、週末はなんと午前2時と遅くまであいていますので、二次会や飲み会の利用にもよさそうです。ただしディナー・タイムは結構混み合いますので、できれば予約されてから行かれることをお勧めします。

(02/20/2012)

『Fuego』時代から人気の、ローステッド・ホットペッペーを使ったサルサとチップス。

食材を目の前で和えてくれる贅沢なスターター、Ceviche de Callos de Hacha。 爽やかなオレンジの香りの中に、作りたての食材のフレッシュさが、いきています。
モレと呼ばれるチョコレートソースを使った、オーセンティックなメキシコ料理を是非お試しください。 大きな鉄板皿にのった、ボリュームたっぷりのチキン・ファフィータ、Pollo ala Parilla Fajitas。 6色パレットのように並べられたトッピングも、洗練された味わいでシェフのこだわりを感じます。
お腹を直撃するような甘さのCaramelized Plantainsは、副菜というよりはデザート? 日替わりでフレーバーの変わる、Flanと呼ばれるカスタードプリンは最後の〆にぴったり。 天井が高く、開放感たっぷりの店内。陽気で賑やかなインテリアが明るい気分にしてくれます。

HOUR:

月   : 定休日
火&水: 4:00 pm - 9:00 pm
木  : 11:00 am - 10:00 pm
金&土: 11:00 am - 10:30 pm
日  : 11:00 am - 8:30 pm
お勧めのシチュエーション:
デート、ファミリー、バースデー、パーティー、ファミリー、合コン
服装:
セミカジュアル
お値段:
$$$$
(¢=$10以下、$=$10~$20、$$=$20〜$30、$$$=$30〜45、$$$$=$45+(ドリンク含まず))
 
     
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