Golf Rd とRoselle Rd の近くにある｢Melting Pot｣はフォンデュー専門のレストランです。照明が暗めのしっとりと落ち着いた雰囲気のお店なので、ロマンチックなデートや記念日を過ごすのはもちろんのこと、ポット鍋を囲んでの家族団欒を楽しむ場所としてもお勧めです。日本でフォンデューというと、チーズ・フォンデューが主流ですが、ここのメインはオイル・フォンデューや、赤ワインやコンソメの入ったダシで調理するブロス・フォンデューです。

メニューはアラカルトから好きなものを好きなだけ頼むことも出来ますが、チーズ・フォンデューにサラダ、メインのフォンデュー、そしてデザートがセットになったFondue Feastという4コース・メニューがオススメです。コースメニューと言っても、それぞれのメニューから好きなものが選択できるようになっていて、チーズ・フォンデューは６種類、サラダは５種類、メインのフォンデューは4種類、そしてデザートのチョコレート・フォンデューはなんと１０種類の中から選ぶことができます。今回はこの４コース・メニューにキッズメニュー（海老、鶏肉、牛肉、ラビオリ）を追加してみることにしました。

最初のコースであるチーズ・フォンデューにはSpinach Artichoke Cheese Fondue を選びました。フォンデューは店員さんが材料をテーブルに持ってきて目の前で作ってくれます。まずはポットにブロスを注ぎ、そこにフォンティーナ・チーズとバタカス・チーズを入れて混ぜ、チーズがほどよくとろけてきたら、次にほうれん草とアーティチョーク、それにガーリックを入れて完成です。チーズ・フォンデューの具は、二種類のパンとトルティヤ・チップス、りんご、ベービーキャロット、ブロッコリー、それにカリフラワーがありました。パンがチーズと合うのは言うまでもありませんが、りんごやキャロット、ブロッコリーなどの瑞々しい野菜も、まろやかにとろけたチーズとの相性がよかったです。サラダには、The Melting Pot House Salad とSpinach Mushroom をチョイス。サイド・サラダなのであまり期待していなかったのですが、ドレッシングと具材のバランスもよく、しっかりとボリュームがありました。ハウス・サラダはサッパリとしたドレッシングがなかなか良くマッチしており、ホウレン草のサラダも、たっぷりのマッシュルームとスモーキーなベーコンの味わいが特徴的でした。

メインのフォンデューには、幾つかのブロス・フォンデューとオイル・フォンデューが用意されていますが、取材班は一番ベーシックなSeasoned Court Bouillonを選びました。具はSeasoned Choice Angus SirloinとOld Bay Shrimp、Buffalo Chicken、Memphis Style BBQ Pork Tenderloin、それにWild Mushroom Sacchettiなどがあり、なかなか豪華なラインアップ。店員さんがブロスの入ったポットを持ってくると、お肉や海老など、それぞれの具をどれくらいの目安で調理すればいいか教えてくれます。お肉や魚介類のほとんどは、すでにマリネされていて下味が付いているのですが、6種類のつけタレも出てきます。中でもサワークリームにクリームチーズやネギ、オニオン、パセリの入ったGreen Goddess というタレが、どんなものにでも合うと店員さんに勧められました。他にはGinger PlumやCurry、Teriyaki、Golgonzoraなどユニークなソースもあり、色んな組み合わせを楽しめます。具はどれを食べても美味しいですが、特に印象に残ったのは、ちょっとピリ辛味のプリプリした海老と柔らかさ抜群のポークテンダーロイン、それに、口の中に入れるとマッシュルームの芳醇な香りが広がるサチェッティ（ワンタン）でした。とにかく自分で調理するスタイルがユニークなので、いつにも増して大人も子供も大はしゃぎで、会話もはずみます。

デザートのチョコレート・フォンデューには、Pure ChocolateのDark Chocolate を選びました。トロトロにとろけたダークチョコレートにディップして食べるのは、イチゴやバナナなどのフルーツと、一口サイズのマシュマロやブラウニー、ベルベットケーキ、チーズケーキ、ライスクリスピーなどのスイーツです。すでにお腹は一杯でしたが、ダークチョコレートの甘さがちょうど良く、思わずペロリと平らげてしまいました。

ホリデーには特別なスペシャル・コースメニューが用意されていたり、曜日によってはレディーズ・ナイトアウトやワイン＆ダインといった、ちょっとお得なセット・プランもありますので、イベントやパーティなどの集まりに、うまく利用してみてはいかがでしょうか。

（04/15/2013）

Fondue Feastは、お好みのチーズフォンデュでスタート！	サイド・サラダとは思えないボリュームとテイスト。こちらはSpinach Mushroom。	The Melting Pot House Saladは、さっぱりとしたドレッシングがマッチしています。
一番ベーシックなブロス・フォンデューのSeasoned Court Bouillon。	具はアンガスビーフをはじめ、海老やチキン、バファローチキン、ポークテンダーロインなどとっても豪華。	キッズメニューの具には、海老や鶏肉、牛肉、ラビオリなどがついてきます。
それぞれ調理するユニークなスタイルで、いつもより食事が盛り上がること間違いなし。	コースの最後は、お好きなチョコレート・フォンデューで締めくくります。	チョコレートを使った、お洒落なカクテルもありますよ。