今回ご紹介する「Jaded Thai」は、Mount Prospectから数年ほど前にHoffman Estatesに移転したタイ・レストランです。出来たばかりのようにも見える真新しい外観のお店は、明るい雰囲気で入りやすく、ランチタイムには多くのお客さんで賑わっています。清潔感のある店内は、天井からお洒落な傘が吊るされていて、モダンなインテリアにアジアっぽさを加えています。

今回はテイクアウトで色々と注文してみることにしました。まずは、平日のランチスペシャルを頼み、セットについていた日替わりのアペタイザーとスープをトライ。アペタイザーのCrab Rangoonは小振りで、揚げワンタンの中にクリームチーズやカニカマ、セロリなどのスタンダードな具材がはいっています。カリッとした揚がり具合は悪くないのですが、味は微妙で特筆するほどではありませんでした。スープは海老ワンタン入りのスープでしたが、海老のプリプリ感がイマイチでスープにコクがなく、全体的に印象が薄かったので残念ながらこちらも低めの評価となりました。

気を取り直して今度はメインに頼んだGreen Curry w chickenとPad Thai w squid、 Pad Woonsen w tofu、Thai Fried rice w shrimp、そしてJaded Thai Fried Riceを食べてみました。グリーンカレーには、鶏肉のほかにタケノコやナス、ベルペッパー、それにスイートバジルがはいっていて、香辛料の程よいピリ辛さとココナッツの甘さが絶妙に組み合わさっています。具材の一体感を感じる調和のとれた味わいに、取材班一同、ご飯の手が止まりませんでした。イカ入りのパッドタイは、香りよい煎りピーナッツの風味が全体をうまく包みこんでいます。モチモチとした平たいライスヌードルに、シャキシャキとした瑞々しいモヤシの食感が新鮮で、なかなか好評でした。パッドウーンセンと呼ばれる春雨の炒め物は、トッピングに選んだ豆腐と彩りのいい野菜がバランス良く春雨に絡んでいます。たっぷりの具材が入っているので、お肉がなくても十分に満足のいくイチオシの一品です。海老やタマネギ、青ネギ、トマト、タマゴの入ったシンプルなタイ・フライドライスは、まろやかでとっても家庭的な味わい。味付けが控えめなので、他のどのおかずとの相性もバッチリでした。もう一方のジェイディッド・タイフライドライスは、野菜のほかにエビやカニカマボコも入っていて、ほんのりカレー風味。ひとクセあるスパイスが暑い日でも食欲をそそり、思わずビールが飲みたくなるようなチャーハンです。

「Jaded Thai」のお料理は味付けが優しく、日本人受けするような食べやすいものばかりなので、タイ料理にあまり馴染みの無い方にもオススメです。お値段も全体的にリーズナブルで、特にメインにアペタイザーとスープがついた平日のランチセットはお得感があります。そのためランチの時間帯は混みあっていて忙しいので、デリバリーはやっていませんが、電話オーダーのテイクアウトはいつでも受け付けています。

ランチについているアペタイザーのCrab Rangoonは残念ながらイマイチだったかな。	もう少しブロスにコクが欲しかった、海老ワンタン入りのスープ。	香辛料の程よいピリ辛さとココナッツの甘さが絶妙なGreen Curry w chicken。
Pad Thai w squidは、香りよい煎りピーナッツの風味が全体をうまく包みこんでいます。	彩りのいい野菜がバランス良く春雨に絡んだPad Woonsen w tofu。	シンプルな具材のThai Fried rice w shrimpは、まろやかでとっても家庭的な味わい
ほんのりカレー風味のJaded Thai Fried Riceは、クセのあるスパイスが味のキメテ。	明るく、清潔感のある店内。