Roselle沿い（Higginsの近く）にある韓国焼肉店『BBQハット』は平日でも韓国人の家族連れで賑わっているなかなか小洒落たお店です。広々とした明るい店内にはジャズが流れ、バーも充実しているので、バーボンやカクテルなどを楽しみながら焼肉を味わう事ができます。

席につくと、アペタイザーとしてビーフゼリー、チヂミ、牛の腸の煮込みが運ばれてきました。ねっとりとした舌触りのビーフゼリーには酢醤油とネギがかかっており、薄味なのでサッパリといただけます。牛の煮こごりはコラーゲンたっぷりなので、女性には嬉しいサービスかも。チヂミは豚バラが入っていて、カリっと焼き上がっています。ねぎやニラがあまり入っていないので、フンワリというよりはしっかりとしたタイプの生地でした。ねぎが入った醤油だれがついてきます。そして、牛の腸の煮込みですが、これが取材班をうならせたオススメの一品。しっかりと柔らかくなるまでボイルされた腸にコチュジャンがからまっていて、それをフォイルに包んだまま炭火の上で温めなおします。みそが煮立ってきたところで、熱々をほうばると、口いっぱいに旨みたっぷりの甘辛い味噌の香りが広がり、腸はほろほろと溶けていきます。一度ボイルしてあるおかげで、まったく臭みもなく、あっという間にテーブル上から消えてしまったので、再オーダーしてしまったほどです。アペタイザーとしてもPremium Abomasumsという名前で用意されている一品なので、是非お試しください。

さて、肝心の焼肉はと言いますとこれがカナリの美味しさです。中でもPrime Boneless Kalbiは言う事なしの一品！脂がのっていて、柔らかく、もみ込んであるタレが少量のカルビは、肉そのものの味をしっかり味わう事ができます。かなり品質の良いお肉を使っているようです。ほんの少し塩をつけて頂いても絶品で、上品なお肉の味が堪能できます。お肉と同時に、サービスとして白菜キムチ、オイキムチ、水キムチ、キャベツサラダが運ばれてきました。

カルビを食べ終わったのを見計らって、タン用に網を変えにきてくれたタイミングの良さにも感心しました。タンの方は、味は良かったのですが、少し硬かったのが残念でした。もう少し熟成させてあったら良かったのにという肉好き取材員の厳しい意見もありましたが、味と香りは良かったです。

最後に仕上げにMul-Naing Myun（冷麺）とBi-Bim Naing Myun（ビビン冷麺）をオーダーしましたが、取材班一同、こちらもかなり気に入りました。冷麺には梨、きゅうり、ゆで卵がのっており、細めの麺のモチモチとした歯ごたえが◎。スープは甘めですが、ついてきたビネガー＆マスタードを入れると丁度良いさっぱりテイストになります。ビビン冷麺も同じ具と麺を使用しているのですが、コチュジャンがしっかりと麺にからまっており、全く違う一品です。後からピリリと辛さがやってきますが、くせになる美味しさです。どちらも小さいので、最後のしめにはぴったりでした。

ねっとりとした舌触りのビーフゼリー	牛の腸の煮込みは取材班をうならせるほど美味でした	豚バラが入っていてカラリと焼きあがっているチヂミ
牛の腸の煮込みをこのままもう一度テーブルで温めてからいただきます	タンは味はいいのですがちょっと硬め？	とっても質の良いお肉を使ったカルビ
やっぱり焼き肉は美味しいなあ〜	付いてきたビネガー＆マスタードの分量に気をつけて！とっても美味しい冷麺	ジャズがBGMにかかるなかなか小洒落たお店