ソーシャルセキュリティーというのはアメリカ版国民年金保険制度のことで、アメリカで就労する人は必ず加入しなくてはなりません。これに加入するとソーシャルセキュリティー税というものが給料から差し引かれます。アメリカの年金制度ではこのソーシャルセキュリティー税を通算10年間(途中で途切れてもOK)支払うと、65歳になった時から支払った金額に応じて年金がおりる仕組みになっています。これは日本人であろうと、駐在員であろうと10年以上支払えば受け取る権利があります。
ソーシャルセキュリティー番号というのはこの年金制度に加入した時にもらえる番号の事で、一人一人番号が違う事からID番号の代わりとして利用されています。
我々日本人にとっても銀行の口座を開いたり、運転免許証を取得する、ガス・電気・水道を申し込む為にソーシャル・セキュリティー番号(SS番号)の取得は不可欠です。昔は簡単に取得できたSS番号ですが、近年はなかなか難しくなってきたようです。それでもH-1BやE-1といった就労ビザのあるご本人は比較的容易に取れます。申請に必要な書類を持ってソーシャル・セキュリティー・オフィスに行くだけでOKです。SS番号の取得にはパスポートなどの身分証明書の他にビザが必要です。全ての手続きが終わるとSS番号カードは2週間ほどで発行されます。
詳しくは下記をご覧下さい。
●SSオフィス概要
●SS申請方法
●就労ビザの無い場合(就労許可証を取得してからSS番号を申請する場合)
注意)住むトコ.COMはコミュニティーサービスの一環としてこれらの情報を無料で提供していますが、申請方法や、各種法律は常に変わります。無駄足を踏まない為にもソーシャルセキュリティーオフィスを訪れる前に一度下記の公式ウエブサイトに目を通しておきましょう。
●ソーシャルセキュリティーのホームページ(申請書などがダウンロードできます。)
●ソーシャルセキュリティー番号の申請用紙(PDF)
●イリノイ陸運局ホームページ(ドライバーズ・ライセンスの取得方法などが詳しく載っています。)