アメリカの家庭用インターネットを提供する会社は小さなところも含めると1,500以上あると言われています。アメリカ全体での総加入世帯はおよそ1億世帯です。その中で、大きくケーブルカンパニーとテルコカンパニーの二つの種類が存在します。基本的にはケーブルカンパニー、テルコカンパニーも家庭用のインターネットを提供しているという点では違いがありませんが、企業の成り立ち、背景が少々異なります。
▼ケーブルカンパニー
ケーブルカンパニーの代表的な会社はComcast、Charter、Coxなどです。
それぞれXfinity、Time Warner/Spectrum、Coxというブランド名で、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。これらの会社は家庭用インターネットを提供する事業会社として合併を繰り返し、大企業へと成長してきました。今後も小さな会社がこれらのブランドの配下に入るということも考えられそうです。
▼テルコカンパニー
テルコカンパニーの代表的な会社はAT&T Internet、Verizon、CenturyLink、Frontierなどです。テルコと言うだけあり、元々これらの会社はインターネットを提供していたわけではなく、電話関連の事業の派生でビジネスをやるようになりました。全米で家庭用インターネットを提供していることを知られているのはAT&T
Internetくらいで、VerizonやFrontierなどは一部地域に限定されています。
●業者探し
まずはお住まいの住所でどこのインターネット業者がサービスを提供しているかを調べる必要があります。BROADBANDNOWというウェブサイトはZIP
CODEを入れるだけでその地域で利用可能なインターネットプロバイダーを一覧で表示してくれます。注意点は、ここでAvailableと出ても、実際に正確な住所情報を提供するとサービスがAvailableでないことがあることです。BROADBANDNOWでは大まかにそのエリアで提供している業者が調べられますが、実際にお住まいの住所で利用可能かどうかは各業者に直接問い合わせる必要があります。
●プランの比較
続いてプランの比較をしていきましょう。どのプランを選ぶべきかは家族構成や生活習慣によって必要なスピードが変わってくるので、それらを考慮して選ぶと良いでしょう。
新規で加入する時は必ずと言っていいほど、プロモーション価格が適用されます。 契約期間に関しては1年間となるのが一般的ですが、その前に契約解除すると解約料が取られてしまうので注意しましょう。また、プロモーションの適用は通常契約期間と連動しますので、初年度はプロモーション価格でとても安く、2年目以降値上がりすることが多いです。2年目以降、値上がり価格をまたプロモーション価格にしたい場合、業者に直接連絡し、安くならなければ他社に移行する可能性があると交渉するか、実際に他社に乗り換えてまた初年度のプロモーション価格を適用してもらうのが良いでしょう。
●モデム
モデムはアマゾンなどでご自身で調達もできますが、プロモーション適用するとモデムのレンタルが一緒になることが多いです。長期間、同じ住所で生活する場合、モデムのレンタルの方が高くつくので、契約時にモデムのレンタルが必須なプロモーションなのか、将来的に自分で調達したモデムを利用し、レンタル品は返却可能かなど、事前に確認しておきましょう。
モデムはプロバイダーに設置してもらうか、自分で設置するか選びます。プロバイダーによっては自分で設置することが出来ない場合もあります。その場合は日程の設置の日程の予約が必要です。
プロバイダーからのモデムが必要で自分で設置する場合は、自宅まで郵送してもらうか、お近くのストアまで取りに行くかを選択できます。
●ホットスポット
ネット使用頻度が少ない方であれば、ノートパソコンに無線LANカードを使って、空港やネットカフェなどの公共の場所でインターネットを無線接続できるWi-Fiスポットで接続する手もあります。
Wi-Fi
Hot SpotListというウェブサイトでは住所または郵便番号をいれると、お近くのWi-Fiスポットが検索できます。
(2023年4月更新)