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●JAL009便 ビジネスクラス機内食
2012 春

前回、JALエグゼクティブクラスの機内食(和食)が大きくリニューアルされ、それまで8品だった小鉢膳が9品に変わった事をごお伝えしました。既に体験された方もいらっしゃるかも知れませんが、以前よりも食材が豪華になり、味もグレードアップしたと評判のようです。そのエグゼクティブクラスミールが新年を迎えてさらに彩りの華やかな(春)メニューに変わりました。今回も試食の機会を頂きましたのでご報告させていただきます。
前回の秋バージョン同様、全体的なプロデュースは明治元年(1864年)から続く「京料理 わた亀」の5代目 高見浩さんが行っておられます。京都の四条通りで仕出し屋を営む「わた亀」は、旬の素材をふんだんにとり入れた季節に応じた味わいを提供するお店として有名な人気店。そんな高見さんがプロデュースしているとあって、秋バージョンの雲丹同様、今回も最近はなかなか見ることのなかった高級素材が随所に使われています。
それでは、早速9つの小鉢膳、『旬味彩菜(春バージョン)』をご紹介しましょう。9つの小鉢は、3品づつの3カテゴリに分けて出されており、それぞれに、『お酒に合う小鉢』、『冷たい小鉢』、そして『温かい小鉢』と分かれています。(筆者に言わせるとどれも『お酒に合う』んですけどね)
九つの小鉢膳:『旬味彩菜』
■お酒に合う小鉢
●あん肝と大根の博多蒸し
●鮪のそぎ造り
●烏賊と海老の黄身醤油掛け
博多蒸しは、マッタリとしてあん肝を大根ではさんであるのですが、ジュワっと出るだしの美味しさと一緒に、酸味のあるジュレの味が口の中で広がるさわやかな一品です。まぐろのお刺身は一見普通のお造りに見えるのですが、下に敷いてある海苔の味付けが絶妙。あえて醤油を使わない方が風味を楽しめるかも。コクのある黄身醤油が掛かったイカと海老はプリッとして新鮮な海老の味をうまく引き立てていて、まさに『お酒に合う小鉢』という感じです。
■冷たい小鉢
●平目昆布〆 白酢掛け
●牛フィレ焼
●たらば蟹 玉子松風
機内で召し上がって頂く前にヒラメが酢につかってしまわない為の工夫がしてあるという白酢掛けは、工夫のせいあってか、クドさのないさわやかな酸っぱさが魅力。そのおかげで、他の具と一緒にあわせて食べるよりはヒラメだけで頂いたほうが良さそうです。焦げ味の美味しいUSプライムビーフのフィレ焼きは、素材のよさもあり、とても美味しいのですが、個人的にはやっぱりこの手のお肉は温かく食べたかったかも。
かに味噌のジュレが添えられたたらば蟹は今回編集部一番のお気に入り。素材の良さもさる事ながら、その素材のよさをさらに引き立てる上質のジュレが添えてあることや、さらに和風カステラとも呼ばれる京風の玉子松風がそえてある点にもプロデューサーのこだわりを感じさせる逸品です。
■温かい小鉢
●穴子と揚げ出し大根の蒸し物
●鯛と蕪の煮合わせ
●冬野菜の焚き合わせ
今回は春の料理ということもあり、美味しい野菜がいろんな調理法で彩を添えています。例えばアナゴの蒸し焼きはそれだけでも十分美味しいですが、サクサクした揚げだし大根とにんじんが添えられていることで、外はまだまだ冬なのに春の訪れを感じさせてくれます。プリプリしてしっかり味のついている鯛も、すっきりした蕪が添えられていることでいろんな味が楽しめます。冬野菜の炊き合わせは一見地味な取り合わせですが、美味しいだしの味がとじこめられるものだけが選ばれており、今回の9品の中では一番ほっこりと田舎を感じさせてくれました。
この他にも炊き立ての新潟県産コシヒカリを使用したご飯と味噌汁、お漬物、そして烏賊の明太和えが付き、デザートにはモカムースがサーブされます。女性の方であればおそらくこれで十分とおっしゃる方もおられるかも知れませんが、到着の1時間30分前までであれば、うどんや押し寿司、鰈の西京焼き、ハンバーガーやカレーライスといったアラカルト料理を食べたいだけ食べることができます。中でも春メニューでは黒豚ヒレのソースカツ丼がお勧めで、柔らかい黒豚ヒレ肉のカツがいっぱいのった、ボリュームたっぷりの一品です
ちなみに、JALでは、今年4月22日よりボストン−成田便が新規開設され、あのボーイング787ドリームライナーの運航が始まるそうです。シカゴに住んでいる私達としては「ボストンから飛行機が飛んでもね〜」という感じではありますが、ニューヨークやワシントンをはじめ、果てはマイアミからもボストン線経由便に一部のお客さんが流れる事も見込まれているそうなので、これまでよりもシカゴ線の席が取りやすくなることが期待できそうです。年末に日本に帰国された方なら体験されたと思いますが、ここのところ、JALのシカゴ便は殆ど満席状態でしたから、若干の緩和は消費者としては歓迎したいところですね(航空会社的には満席の方が嬉しいのでしょうが。。。)
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JALは2011年度、定時到着率で『キャリア別ネットワーク部門世界第1位』に認定されました。詳細はこちら。 |
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ところで、ボーイング社はアメリカ企業なので、一見787が売れても日本のメーカーさんには関係なさそうに見えますが、実は787の機体に使われている素材の多くは日本製なのだそうですね。例えば機体の軽さと燃費の秘密である『炭素繊維複合材料
』などは完全にメードインジャパン。その他にも日本メーカーの最高技術の結晶が随所に使われており、トータルで見ると実に35%程度が日本製なのだそうです。凄いですよね。そんな787がシカゴから出発する日が来るのが待ち遠しいですが、おそらく当分は搭載能力の高い777-300ERが継続して運航する見込みなんだそうです。
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