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住むトコ特別報告:

ANA航空教室 2015

ANAシカゴ航空教室

去る2月20日に、ANAによる『シカゴ航空教室』が双葉会全日校の生徒を対象に行なわれました。この教室は ANAグループが日本国内の小中学校や海外の日本人学校などを対象に行っているもので、子供たちの憧れのパイロットさんや、CAさん、そして裏方として安全な空の旅を支えてくれる整備士さんなどが自身の経験をもとにレクチャーをしてくれるとても貴重な体験です。

レクチャーが始まる前に、進行役の奥本さんから、2月1日に変わったばかりの新しいユニフォームの紹介がありました。今回で10代目となる新しい制服は、「喜び」「情熱」「わくわく感」がキーワードだというグレー基調の気品のあるスタイル。デザイナーはニューヨークで活躍する服飾デザイナーのプラバル・グルン氏なのだそうです。彼のデザインを愛用するファンの中には、ミッシェル・オバマ大統領夫人や英国王室のキャサリン妃なども名を連ねるほどらしく、特に印象的なのはCAさんのブレザーおよび、スカートの後ろ側に縦に入った三本のANAブルー。かなり目立つ配色なので、世界中の空港で一目でANAのCAだというのが認知されることが予想されます。そんなデザインを採用した背景には、グローバルエアラインとしての更なる飛躍への自信と決意があるのかも知れません。

素敵な新ユニフォームの紹介が終わると、早速最初のレクチャラーである整備士の有賀 さんの授業が始まりました。まず現在ANAが所有している6種類の飛行機についての紹介があり、中でも最新機材である787の説明では、LEDで機内の照明をレインボーカラーにすることが出来たり、窓が従来の1.5倍もあること、エンジンの騒音防止の為に噴射口がギザギザにデザインされていることなどが紹介されると、生徒達から感嘆の声があがりました。そんな生徒達が一際大きな歓声をあげたのは、ガンダムやポケモンなどの特別塗装機がモニターに映し出された時でした。中でも日中国交正常化35周年と中国線就航20周年を記念して制作された 「FLY!パンダ」のキュートさには女生徒たちから「カワイイ!」の声があがっていました。その後も787に多くの日本製部品が使われている事や、あらゆる面で地球に優しいエコ・プレインであることなどについての説明があったあと、実際にあの重たい飛行機が飛ぶ仕組みを、小学生にも理解できるような分かりやすい説明で丁寧に紹介していました。有賀さんをはじめ、整備士の皆さんが飛行機の安全な運航の為に日夜細かい整備を妥協なしで行っている事や、仕事についての充実感とプライドが子供たちにも伝わったのではないかと思います。

二番目のレクチャーは、ボーイング767の専属パイロットの山之井副操縦士によるものでした。彼から説明があるまでは、取材員もパイロットには、それぞれ乗ることができる飛行機の種類が決まっている事を知りませんでした。彼らがフライト前に慎重に行う様々なチェックや、スタッフとのミーティングについての説明からは、乗客の安全を守る事への心構えがうかがえました。また、パイロットになるまでの道のりについても説明をしてくれたので、実際にパイロットを将来の職業として目指してみたくなった子供もいたのではないかと思います。そんな生徒たちに山之井副操縦士が最後に送ったメッセージは、「色んな人に刺激を受けながら、夢を追いかけてください」。日本人だけでなく、世界中の人たちと触れ合う機会のある双葉会の生徒たちにとってはまさにピッタリの言葉でした。

最後はキャビンアテンダントの森岡さんの講義でした。まずは自己紹介をあの機内アナウンス風に行って、子供たちのハートをギュッとゲット。それから、CAさんのお仕事についての一通りの説明があったところで、前方のスクリーンに機内で乗客に挨拶するCAさんの満面の笑みが大写しになると、「お客様を機内にお迎えする際には、私たちは皆これくらい素敵な笑みを心がけていますが、扉が開くまではギリギリまで大忙しなので、こんな笑顔をしている余裕が無いことも多いです」と本音をチラリと見せて子供たちの笑いを誘いました。真面目な話になりがちなレクチャーが、彼女のそんなユーモアのおかげで、さらに興味深いものになりました。そこは日常的にお客さんと接することの多いCAさんならではなのかも知れません。また、CAさんというと何となく子供のころからの夢を追っかけるというイメージがありましたが、彼女がCAさんを志したのが大学に入ってからと意外と遅かったのも印象的でした。なりたいと決めるのが多少遅くても努力さえすれば叶えられる夢なのだという事が子供たちにも伝わったかも知れません。そんな森岡さんからの子供たちへのメッセージは、「私はCAになる為には勉強もいっぱいしましたが、それ以上に友達といっぱい遊びました。みなさんもお友達から色んな事を吸収してください」でした。

3人のプレゼンテーションが終わるとQ&Aタイムがあり、いつもながら双葉会の生徒さん達の積極的な姿勢には驚かされました。みんなが本当に元気よく手をあげて、子供らしい可愛らしい質問から、大人もビックリしてしまうような専門的な題材まで色々な質問が飛び交いました。

その後、ANA機のモデルプレーンがあたるラッフルでひとしきり盛り上がったあと、参加者全員に文房具やファイルなどANAロゴの入った素敵なギフト入りのバッグがプレゼントされて航空教室は幕を閉じました。

この航空学校は 東日本大震災の影響の残る宮城県石巻市の小学校や南三陸町の仮設住宅でも開催されており、ANAが力を入れている取り組みの一つなのだそうです。今、航空業界は現役のパイロットが一斉に退職する2030年問題に直面していると言われています。そんな時だからこそ、こうした地道な取り組みを通して子供たちに一層の親しみやすさを感じてもらい、将来のキャリアとしてパイロットやCAを目指して欲しいという願いが込められているのかも知れません。


住むトコ.COM編集部

 
     
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