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スペインと言えば、ピカソや、ミロ、ダリなど、数々の芸術家を輩出した国ですが、その中でもバルセロナには、多くの美術館と、街のいたるところに、建築家アントニオ・ガウディの建築物が残されています。そんな、芸術の町、バルセロナを少しご紹介したいと思います。
まず、観光前に腹ごしらえとやってきたのは、サン・ジョセップ市場。野菜、果物、お肉に、お魚、何でも揃うこの市場ですが、見たことのない果物や野菜、天井からぶらさがった大きな生ハムのかたまりなど、散策するだけでも十分楽しいです。この市場の中にはバルもあり、新鮮なシーフードをその場で頂くこともできます。バルセロナは地中海に面していることもあり、海の幸が豊富!
味付けも、オリーブオイルやガーリックといったシンプルなものが多く、日本人の口に合います。
さて、お腹を満たしたところで、バルセロナ観光の始まりです。市内観光には、乗り降り可能なツアーバスに乗りました。
イヤホンを差し込めば、日本語のアナウンスを選択することができます。カタルーニャ広場からツアーバスに乗り込み、すぐに見えてくるのは、ガウディ設計のカサ・ミラ。
その向かいには、同じくガウディ設計のカサ・バトリョが見えてきます。びっくりするのは、この世界遺産に、今も実際に住人が住んでいる、ということ。
芸術とバルセロナの人々の生活がうまく溶け込んでいることがよくわかります。
そこから10分ほどバスに乗ったあと、サグラダ・ファミリアで下車します。バルセロナと聞いて私たちが一番最初に思いつく、代表的な建物でしょう。晩年、熱心なカトリック教徒であったガウディが生涯をかけて作成、そして今なお未完成の大作。これを見ずしてバルセロナを語ることはできません。写真やテレビで何度も見てきたことのある建物ですが、実際目の前にして見ると誰しもがその美しさ、壮大さに、時間を忘れて見入ってしまいます。
ただ、かなり大きな建物なので、全体像を写真に収めるのはなかなか至難の業。しゃがんで撮ってみたり、いろいろ試行錯誤してみますが、一番上まで写真に入りきりません。そんな時は手前にある公園に行ってみてください。とても綺麗に全体像を見ることができます。また、夜はライトアップがあり、昼間とは違う顔を見せてくれます。
次はグエル公園、こちらも同じくガウディ設計の公園。ガウディの生涯のパトロンであり、親友であったグエル伯爵とガウディは、もともとここを未来の分譲住宅にしようと構想していましたが、資金面の都合で断念、グエル伯爵の死後、町に公園として寄付されました。公園内には、実際、グエル伯爵、ガウディがそれぞれ住んでいた家が2軒あり、今は美術館となっています。美しいモザイクが散りばめられたベンチに座りながら、バルセロナの町を一望することができます。
芸術の町、バルセロナを、ガウディの有名な建築物と一緒にご紹介しましたが、他にもピカソ美術館、ミロ美術館、近代美術館など、見所がたくさんあり、何日滞在しても飽きないです。シカゴからは直行便もあり、日本より近いバルセロナ。是非、シカゴ滞在中に訪れてみませんか。
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