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今回私が紹介するのは豊かな大自然、野生の動物たちの故郷、アラスカです。アラスカ旅行と一言で言っても、アトラクションは千差万別。アラスカ旅行と聞いて一番に思い浮かべる、夜空を幻想的に彩る光のカーテン、オーロラ観測。静寂の中、大自然が奏でる轟音、氷河期の名残を目の前で体感する氷河鑑賞。荒らされることの無い自然の中、本来の姿を残す野生動物達、彼らを目の前で観察する野生動物ウォッチング。そんな雄大な自然の中に身をおき、大地と触れ合うハイキング。夏と冬で2倍の楽しみのあるアラスカ旅行、今回は冬の楽しみをご紹介します。
アラスカ旅行の目玉はなんと言ってもオーロラ観測。冬のアラスカ旅行をするにあたって、大きく分けて2つのパターンに分けられます。1つはフェアバンクス郊外のロッジに滞在し、オーロラ観測を旅のメインにするプラン。1晩中起きて待つことが可能なため、オーロラを観測できるチャンスがその分高くなります。もう1つのパターンはフェアバンクス市内ホテル滞在プラン。フェアバンクス市内のアラスカ大学博物館、犬ぞりレース観戦など、より多くのツアーに参加する機会が増えます。もちろんオーロラ観測のナイトツアーもありますが、観測できる時間が限られてしまいます。どちらを選ぶかはお客様次第。ただ、どちらを選んぶにしても、満喫できること間違いなしです。
私が体験したのは前者、郊外のロッジに泊まり、オーロラ観測を存分に楽しむプラン。夜はもちろんオーロラ観測に時間を費やし、一晩中、期待と興奮に胸を膨らませ、オーロラの出現を待ちます。一方、日中はというと、フェアバンクス市内観光へ出かけるもよし、アイスフィッシングでマス釣りを楽しむもよし、夜のオーロラ観測に備えるもよし。大自然の白銀の世界の中では、何をしても飽きることがありません。
実際に訪れたのは、オーロラ探索のメッカ、フェアバンクスから東へ車で向かうこと約1時間半のところに位置するチナ温泉リゾート。水着着用とはいえ、温泉プール、温泉ジャグジー、露天の岩風呂は、冷えて疲れきった体をリフレッシュさせてくれます。温泉は硫黄のにおいが立ち込め本格的です。また、日常体験のすることの出来ない犬ぞり。実際にそりに乗り犬たちに号令をかけると気分はすっかりアラスカ先住民。先住民達が雄大な大地を駆け巡っていた姿が浮かんできます。
寒さから開放され南国リゾートへ旅行も魅力的ですが、寒さの厳しい冬ならではの楽しみ、アラスカ旅行へ出かけてみるのはいかがでしょうか。一味も二味も違った思い出を作る、素敵な旅になること間違いなしです。
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