２００５年の名古屋は熱かった。愛知万博開催、中部国際空港セントレアがオープン、シカゴからは期間限定でしたが直行便もありました。しかし名古屋ブームも去る事ながら、シカゴからの直行便もなくなってしまった今、本当に名古屋に行く価値があるのか！それとも『名古屋飛ばし』という言葉通り、名古屋は無視される存在になるのか！？熱が収まった後も『名古屋飛ばし』にならないように、名古屋出身の私が名古屋の魅力をご紹介させて頂きたいと思います。

愛知県の代表とされる名古屋市は面積としてはとても小さく、地下鉄だけでほとんどの繁華街にはアクセス可能です。地下鉄も他の大都市とは違って乗り換えも簡単にでき、初心者の方でも簡単に利用できます。今回はその交通機関を使って行ける所をご紹介します。
やはり、名古屋人にとって観光客の方に是非とも行って頂きたいのが名古屋城です。

１６１２年に徳川家康将軍が建てた、まさに御三家のお城です。(ちなみに安城市に織田信長が建てた安土城があります。)
次に、名古屋のサッカーチーム名古屋グランパスのトレードマークにもなっている金のシャチホコを見に行ってください、名古屋らしく金箔です。ちなみに大相撲名古屋場所はこの隣の体育館で行われますのでこの時期にいかれた方は一石二兆です。その後は徳川美術館に足を運んでみてください。ここはすごいです！なんと言っても徳川家康将軍の親族の方が設立に関わっていらっしゃいます。館内には徳川家一族が実際に使用していた遺品や有名な『源氏物語絵巻』などが展示され、特に外国人の方を連れて行かれると喜ばれますよ。

この時代に関わりがある熱田神宮も、見所の一つです。ここは、織田信長が桶狭間の戦いに出る際に戦勝祈願をした神宮なのです。あの有名なド派手名古屋結婚式もここで行われてきました(しかし今はあのような派手なものは地方しか行われない事が多くなりましたが)。 また、ここからは数々の名古屋名物が生まれております。ということで名古屋名物に関しましてはこの後じっくりと説明させて頂きましょう。

その前に、観光に飽きたらショッピングはいかがですか？名古屋は地下街の宝庫といわれております。地下街がくもの巣のようにはびこっていますので主要なオフィスビルには地下街を使えば雨の日も傘不要です。とりあえず地下街を利用してみてください。

以上、名古屋には名物がたくさんあるという事がお分かり頂けたでしょうか。

本当に美味しい物やアイデア勝負のような物まで色々あります。ぜひぜひ名古屋にこれだけの為にでも遊びにいらっしゃって下さい。最後にざっと代表的なものを上げてみましょう。

あんかけスパゲッティ―、ういろう、鬼まんじゅう、エビフライ、きしめん、スガキヤラーメン、手羽先、てんむす、ひつまぶし、味噌カツ、味噌煮込みうどん、味噌田楽、カレーうどん、味噌おでん、小倉トースト、あとこれはちょっと名古屋名物か分かりませんが、台湾レストラン『味仙』の台湾ラーメン。リストの中の物は全て味が濃いです。慣れると病みつきなる事間違いなしです。今までは名古屋コーチンのお刺身が食べられたのですが鳥インフルエンザの流行で名古屋コーチンのお刺身は幻のものになってしまいました。上記に挙げた料理の代表的なレストランは空港にも入っていますので、名古屋で乗り換えのある方は試してみてください。

これで名古屋の「せこい、けち、ダサい」というイメージは払拭されたでしょうか。本当の名古屋を楽しんで頂けたはずです。食事は味付けが濃いので薄味の方にはキツイかもしれませんが、一度名古屋をご満喫して頂ければ「濃い味付けも悪くないなあ」と思って頂けるでしょう。名古屋人として、もっと皆様に名古屋の良さを認識して頂ける様になりたいです。名古屋はこれからの街です！これからも名古屋をどうぞよろしくお願い致します。