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シカゴから飛行機で1時間30分、ニューヨーク州バッファロー空港へ。空港からはレンタカーを使い30分ほどでナイアガラフォールズに到着。カナダのトロントからも約2時間の距離ですが今回はアメリカ側からアプローチ。途中レインボーブリッジにてアメリカの出国とカナダの入国検査を済ませます。国境を車で越えるというのはなかなか経験の出来ないことなのできちんと通れるか少しばかり緊張します。
ナイアガラの街はこじんまりとしており観光をするのにそれほど時間がかかりません。初めて訪れる方はナイアガラの滝の壮大さに圧倒されてしまいます。流れ落ちる水量は世界最大で、南米のイグアスの滝、アフリカのビクトリアの滝と並んで世界3大瀑布に数えられます。よくテレビなどでも見かけることが出来ますが、実際に見てみないとこの凄さは分かりません。カナダ滝とアメリカ滝の2つの滝からなるナイアガラの滝、とりわけカナダ滝は、高さ54m、幅670mの巨大な滝で、アメリカ滝の約10倍の水量を誇ります。
アトラクションとしては「霧の乙女号」=滝のすぐそばまで行けるナイアガラ名物の遊覧船(2005年の運航開始日は3/15現在未定です)。乗客は合羽(使い捨て)を着て船に乗り込みます。より迫力を楽しむならば1階よりも2階のデッキがおすすめ。船が滝に近づくにつれ、はげしい水しぶきが降りかかります。なお合羽は記念にもらっていくこともできます。「滝裏観光」=カナダ滝を最も間近に見られるポイントがテーブル・ロックで、ここのエレベーターを降りテーブル・ロック・シーニック・トンネルに下りると、滝のすぐ真裏に出ます。カッパを借りてトンネルを進んで行くと、滝を裏側から見ることができます。こちらもかなりの水しぶきで目を開けていられないときも・・・。
近くで滝を見たあとはちょっと離れて展望台から雄大なナイアガラを眺めてみては?滝を見下ろす地上160mの展望タワー、スカイロン・タワー(Skylon
Tower)と地上90mのミノルタ・タワー(Minolta Tower)、またナイアガラ滝上空を遊覧するヘリコプターや高速ボートで川を猛スピードで下るボートツアーなどもあります。夜のお楽しみの花火は5月中旬〜9月中旬の金曜日と日曜日と一部の祝日の午後10時から。これでも時間が余ってしまった人はナイアガラ・オン・ザ・レイクへ行きましょう。ナイアガラ・オン・ザ・レイクは植民地時代はオンタリオ州の首都であり、今でもその時の面影を色濃く残す古都。こじんまりとした街並みはとても趣深いものがあり、ちょっとしたタイムスリップの気分を味わえます。
● 得々情報
シカゴからバッファロー空港までの航空券は平日の往復は$300〜500とかなり高め。土曜日の現地滞在を含めれば$200前後となりますが、今度はホテル代が週末料金として2〜3倍に跳ね上がることもしばしば。ですから航空料金やホテル料金だけにとらわれず全体の金額を計算した上で日程を組み立てるとよいでしょう。トロントに飛ばれる場合もほぼ同様ですがパッケージ(航空券+ホテル)を利用すると格安になる場合もあります。いずれにしろ2〜3ヶ月前から旅行の計画を立てて信頼のある旅行会社に問合せをしておくことがポイントです。
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