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シカゴのエンターテイメント雑誌としてお馴染みのぷれ〜り〜誌を発行しいるMGAのご好意で住むトコ.COMにぷれ〜り〜誌のバックナンバーを掲載させて頂いております。
2015年11月ゴージャス&セレブ?砂漠?オイルマネー?近代都市?
はい、どれもこれも正解です!いつかは行ってみたい都市・・・

ドバイ特集

世界中からツアー客が訪れるドバイ、今回の特集記事では、筆者が実際に足を運んで目で、耳で、口で、そして心で体験してきたドバイをご紹介いたします!



UAEとはUnited Arab Emiratesの略。”アラブ首長国連邦”という日本語名になりますが、こちらはアラビア湾に面した7つの首長国で成り立っている連邦国家の名前です。つまりそれぞれ7人のシェイクと呼ばれる統治者が いる国が7つ集まっている、その全ての国名をあげてみますと:『アブダビ』、『ドバイ』、『シャルジャ』、『アジマン』、『ウム・アル・カイワイン』、『フジャイラ』、『ラス・アル・アイマ』(全部言えた方いらっしゃいます?)となります。この7つの国の中で一番面積的に大きいのがアブダビとなり、連邦国家の首都がある場所。アブダビの首長(ハリーファ・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン氏)は連邦の大統領も勤めています。この7つの国の中でもドバイは一番観光地化され、また開放的な場所と言われており、実際、観光産業での収入が石油産業のそれよりも上回っているらしい。

さて、ドバイと聞いてみなさんは何を思い浮かべられますか?全身を白や黒の長いマントのような服装を身にまとっている人達?石油の算出国?ゴールドの自動販売機がある?美しいモスクのある場所?世界で一番高いたてもの?砂漠地帯?ラマダンの国?ゴージャスなホテルや大きなショッピングモールが点在する?神田うのちゃんの新婚旅行先?はい、どれもこれも正解。まだまだ「若い」国のUAE、イギリスから独立したのが1971年。もともとは砂漠の中の、のどかな漁村だったドバイですが、海底油田が発見された事から大変な話題をよび、国民達の生活が急ピッチで変化していったのだそう。原油が国一番の産業となり、海外マネーも入りこみ、と、ゴージャスな建物やお金持ちの皆様が増えていったのも全てこの「石油資源」だったわけです。しか〜し、現在ドバイの産油量は、ほぼリミットに達してしまった、と言われています。国土の大きいアブダビなどはまだその豊富な石油資源に頼る事ができるらしいのですが、ドバイは何年も前から「石油だけではダメ。他の産業で収入を増やさなければ!」と目をつけ、『脱・石油依存政策』を発表、そして”地球上最高の観光都市を創り上げる!”ことを目標にしました。各国からのツーリスト用観光ビザの規制を緩くしたり、リゾートホテルや巨大モール各種、そして観光業の基本となる美しくかつ利用しやすい空港の建設、世界レベルのスポーツ競技を誘致、、、と様々な改革案が実施され、ドバイの”今”が出来上がっていった、という訳。1970年頃からの20年間のみで、GDP(国内総生産)が30倍も増えたという、前代未聞の発展を成し遂げた国ドバイ。これは、なかなか興味深い場所ではないでしょうか?

<まずはドバイ基本情報から>

ドバイ首長国を訪れるにあたり、基本になるインフォメーションからはじめてみましょう。中東一番の国際都市、そして金融&産業の中心となっているこの国の英語表記はDubai。人口は約200万人ほどですが、そのうちの70%ほどが外国籍(インド系&パキスタン系が多い)であり、実際にこの首長国連邦で生まれ育ったアラブ系の人口は15%ほどなのだそう。公用語はアラビア語ではありますが、英語が幅広く使われているので、滞在中のナビゲーションには問題なし。30日以内の観光目的であればビザは不要、日本、アメリカ本土の都市からもエミレーツ航空などによって直行便あり。通貨はディルハム&フィルス。ディルハムはDh、フィルスはFilsと表示されますが、100フィルスで1ディルハム、となり1Dh以外のディルハムは全て紙幣となります。1Dhは約25セント(4Dhで1ドル)と計算すると分りやすいかもしれません(2015年10月現在)。ほとんどのレストランやショッピングでクレジットカードが利用可能、ですが、やはり現金も便利なもの、一番利用頻度のいい紙幣はDh20、50、100、といった所でしょうか。空港内やホテルフロントなどで両替が可能な場所が多いのも、観光客には嬉しいですね。

砂漠地帯のUAE、それだけに日中気温差はかなり激しくなります。一日の中で朝と昼間の気温が15度以上、なんて日もあるそうです。真夏の時期(6月〜9月)は、なんと最高気温が50度近くになる!湿度も100%の時も!という、一般ピーポーには想像のつかない天候もあるようでして、こういった時期にドバイに滞在する場合は、脱水症状や熱中症に十分気をつけたいもの。しかしながら屋根付き、エアコン付きの室内での移動方法もよく考えられているのが、”さっすがぁドバイ!”。ちなみに冬場(12月〜3月)は過ごしやすく、最高気温も30度以下。この時期は雨期でもあるのですが、降雨量は少なく、それよりも”砂嵐”の心配があるそうです(筆者が滞在していた1月はまったく問題ありませんでした)。という訳で、ドバイの天気、温度に関しては、その時の状況に合わせて、臨機応変に対応できるような重ね着対策、そして熱中症予防対策が必要なようですね。後に記載する「アバヤ」や「カンドーラ」などの装束、はああ見えて実は暑さ対策に最適な地元の服装となるのです。イスラム教の習慣により、金曜&土曜が週末とされるエリアでもあり、特に金曜日の午前中はお店やメトロの運行もおやすみになっている所が多いので注意。しかし観光産業のメインとなるショッピングモールや「ウィークエンド・ブランチ」を開催しているレストランなどは運営していますので、ご安心を。またラマダン期は日中の商業や飲食店などの雰囲気ががらっと変わります。

<郷にいれば郷に従いましょうか?>

イスラム文化、それもかなり保守的な考え方の生活の中に入っていくという事で気をつけたいのが、私たち旅行客の身なりや服装。アメリカや日本のように「自由気まま、何を着てても個人主義」とは違い、ショッピングモールの入り口にも「女性は肩を隠し、保守的な装いで」という表示がなされています。他の場所でも女性は胸元は出さず、膝や肘も出さない長さの服装が好ましいです。これらを「がんじがらめのルールで面倒くさい!」と思わずに、「私は旅行者、その国の皆さんの文化を尊敬する」という考え方で装えば、自然と身に付く格好となるはず。筆者は、滞在中、ヒジャブという髪の毛を隠す布を購入して着用しておりました。また、アバヤ(そうです身体全てを隠すドレス)も購入し、モスクやスーク(地元のマーケット)などに足を運ぶ時用に準備。不思議な事に、このアバヤとヒジャブを付けて身なりを整えると、背筋もスッとのび、目が輝き(たぶん!)、そして、マーケットなどでありがちな「お客さん、買ってって!」というしつこい勧誘にもあわず、またタクシーやトラムで、男性から”良い意味での距離感”を保たれ、それでいて暖かい尊敬の念をもってもらっていたような、良い事尽くめでした。実際お店などでも、ヒジャブ&アバヤで装った時には、男性とも対等に話せ、また、大切に扱われてたような気がします。もちろん、これらは筆者の個人的な感情かもしれませんが、やはり“郷にいれば郷に従え“の諺通り、この「髪を隠す」「腕や足を隠す」という行為だけで、なんだか社会に一歩深く入れ込めたような気がしたのが不思議でした。ヒジャブはマーケットで35ディルハムで購入、アバヤ(スカーフとセット)は150ディルハム。アバヤはお土産として持参、現在ナイトガウンとして重宝しております!

<ドバイ空港>

キラキラしている空港、という言葉が浮かんでくる『ドバイ国際空港』。こちらをハブに利用しているエミレーツ航空を筆頭に、世界各国から中東やヨーロッパ、アフリカなどの地にやってくる方達の空の窓口となっております。空港の時計もロレックス、金細工のお店がならび、その中にあった”金のiPhoneケース100万円”にそそられつつ(買えないけど)、気持だけでもゴージャスにさせてくれる空港です。マクドナルドなどホッとする庶民のロゴも目に入りますが、ちゃんとハラルのお祈りを受けたお肉を利用している所がドバイ。カフェやフードコートは普通な感覚でご利用可能。お隣アブダビにあるフェラーリのテーマパークの関係か、美しい真っ赤なフェラーリがコンコースに列んでいたりして、また、それをバックに写真を撮りまくるインド人達がかわゆい。 ドバイが最終目的地でなく乗り換えの方も多い空港ですので、ホテルはあるわ、シャワールームはあるわ、充電ステーションもあり、またコンコースの椅子も「はい,おやすみください」用にリクライニング型だったり、と嬉しい心使い。そうそう、もしドバイ空港でのトランジットが12時間、なんて方は、ぜひ空港からメトロでひとっ飛び、ドバイの街に出て観光してみるのもいいですよ。

ドバイ空港での入国審査、なかなか厳しいようです。というのは、大多数が外国人国籍というお国柄、入国に際して、労働許可証などのペーパーワークをたくさん持って挑む方も多々いらっしゃるわけで。もちろん、世界各国からの観光客も増えているドバイです、入国審査は一人一人、カンドーラ(男性が着る白いローブ)を着用したスタッフの方々がギロギロとしたお目目でチェックして行く訳です。でも、心配ご無用、いつもの通り、笑顔でそして正直に審査を通れば「Have a good time in Dubai!」とそのギロギロお目目で歓迎してくれますよ。

<ドバイのメトロや交通手段>

高級ホテルやお値段高めなレストランも多いドバイですが、非常に御手頃価格で嬉しいのが交通手段の各種。ホテルや駅の近く、観光名所のあたりでは、タクシーが待機状態ですので、ドバイの中を行き来するのにはとても便利。バスやメトロも分りやすい&お安い。在住者も観光客も利用頻度が高い、このメトロと呼ばれる鉄道ですが、2009年に「世界で一番長い無人鉄道」つまり完全電子オートメーション化された鉄道として開通して以来、その性能の良さと便利さ、そしてお安さで親しまれているようです。ドバイ空港から中心街へ行くのもラクラク、三菱重工、大林組、鹿島建設、近畿車輛など、日本企業もジョイントベンチャーで開発に携わったそう。

さて、メトロの乗り方はいたって簡単。NOLカードというプリペイド式のカードを自動販売機で購入、(分かり難かったら、カスタマーサービスなどのカウンターで担当者からも購入可能)それを自動改札の矢印上にタップするだけ。乗るときも降りるときもタップが必要です。進行方向に向かって先頭部の車輛はゴールドクラス(こちらに乗車するには別額を払う)&時間帯によっては女性&子供専用となっています。実際には、そのルールを理解していない男性群も多数乗車しているようですが、ね。エアコン完備で清潔で、そしてとても安全!主要観光名所(モールやブルジュ・ハリファ、様々なホテルなど)への足としても最適ですし、ドバイのEveryday Lifeを眺めるのにも向いています。ただ気をつけたいのは「車内の飲食は厳禁」、ガムやあめちゃんでもダメみたいです。飲み物もだめですよぉ。そうそう、金曜日の午前中はメトロの運行はありませんのでお気をつけて。

<Hop on - Hop off バスで回るドバイ>

電車はちょっとわかりにくいなぁ、あまり時間もないし、有効にドバイの全てを回りたいなぁ、という方に便利なのが、「ホップ・オン/ホップ・オフ」系のバス。ドバイでは現在、2つの会社が巡回しており、どちらも基本的には同じ場所でホップ・オン/オフ。バスは30分間隔ほどで運転しており、チケットを購入した時にもらえる地図を駆使して観光を進めていきましょう。イヤホンを差し込み、JPNに合わせれば詳しいドバイの情報が日本語で聞けるのも嬉しいですねバスのルートは2つ、あるいは3つに別れており、色分けされたルートの乗り換え場所がドバイモールだったり、WIFIモールだったり、あるいはMall of the Emiratesだったり、、、なかなか分りにくい場所に乗り換え先がある場合もあるので、そんな時は、その駅にいる担当者の方(フレンドリーな人ばかり!)に聞いて確認しましょう。会社によっては、あるいは、プロモーション内容によっては、「ナイトツアー無料」だったり「シャルジャツアー無料」「ダウ船(真珠産業時代に使われた商業船)無料券」「ドバイ博物館入場券進呈」などというサービス付き、かも。ぜひご出発前にウエブサイトをチェックしてみてくださいね。
https://www.citysightseeing-dubai.com
http://eng.bigbustours.com

<やっぱり世界一!>


ブルジュ・カリファ。「世界いちはいいことだ!」という訳で、各国からのツーリストが展望会へと足を運んでいます。大切なのは「オンラインでチケット予約をしておく」こと!!これは確実にやっておかないと、当日にチケット売り場に行ってもかなり後の時間帯になる、か、完売状態で(せっかく来たのに)残念賞、なんてことにもなりかねません。ウエブサイトで簡単に予約できます(プリントアウトしたものを持参し、現場でチケットと交換)ので、出発前にブルジュへ上る日時を決めてプランしておきましょう。入り口はドバイモールのLG階にあり、目の前はフードコート。ここまでたどり着くのが若干一苦労でして、まず、電車のドバイモール駅からやく20分ほど歩き続けます。はい、ひたすら歩きまくってください。モールに到着したら、LG階へ。エレベーターは「紀伊国屋書店」の中のを利用すると、ブルジュ・カリファ入り口の目の前に到着でき、ラクチンですよ。

さて、「ブルジュ」は建物という意味、「カリファ」は現在アブダビ首長国を統一されている&アラブ首長国連邦の大統領にあたるシェイクのお名前。と言うわけで、展望階に上がる前も後も、さまざまな所でこのカリファさまの視線に出会います。その熱い目線で、展望階にあがるまでには彼のファンになってしまうかも、くらいです。というか、ドバイにいると、どこでもカリファ様に出会います。もう、アイドル化されてるのかと思うくらい、いろいろなグッズにもなっております。キーホルダーに、スティッカーに、、、これらをお友達やご家族のお土産にするのもいいかも。

話がそれましたが、ブルジュの展望会は124階、一番トップまで828メートル。いやぁぁ、お尻がムズムズするくらい高い。この建物、重さはなんと象さん10万匹分!って説明されましたがなんだか想像がつきませんよね。展望会では南北東西にぐるっと一周できるようになっています。写真も撮りたい放題、なんですが、砂漠の砂なのか結構視界がもやっているのが残念賞。観光名所だけに、「お写真撮りますよぉ。後で欲しかったら(高いお金出して)買ってね」という業者さんもウロウロしてますので、優しく断るのも旅人の仕事。展望階にはお好きなだけ滞在できますが、戻られた先にもドバイモール&スーク?アルバハールといったショッピングモール、目の前の噴水では夜は30分おきにゴージャスな噴水ショーが開催されていますので、お見逃しなく。


<モール・カルチャー>

「ここはラスベガス?」という感覚が第一印象だったドバイ、砂漠の上に様々な近代的かつアーティスティックな建物がたっくさん並んでいるんです。そして、みなさん「ショッピングモール」が大好きなようで、ドバイだけでも数えたら両手で足りないほど。その中でも有名なのがMall of the Emirates(スキー場あり)、Souq Al Bahar(アラブらしいデザインの内装)、Dubai Mall (世界一大きいモールとして有名)、Festival City Mall (ゴルフ場や娯楽施設も入った複合施設)、WAFI Mall (エジプトをテーマにしたデザイン)などがあがります。金曜日の午前中をのぞき、かなり長時間オープンしているのも嬉しい&人気の秘密かも。

しかぁし、はっきり言っちゃっていいですかね?どれもお・な・じ。結局モールはモールでして、似たような店舗が連なり、フードコートがあり、映画館やレストランやカフェでのんびり時間を過ごしているカンドゥーラ着用のエミレーツさん達をみかける、そんな感じです。よほど「こだわりのお店」がなければどのモールに行ってもおなじ感覚かも、です。筆者がいちばん気に入ったのがMall of the Emirates、メトロの駅前(連絡通路すぐ)なんですが、”カルフール(フランス系)”という庶民の味方的ジャイアントスーパー。な〜んでも揃いお安く、そして営業時間も長いという、旅行者には嬉しい限りの場所でした。滞在中とっても役に立った「自分用・アバヤ&ヒシャブ」も、ドバイ到着初日にこちらで購入。

観光客には利用しやすいフードコート。おなじみのKFCやバーガーキングから”なんちゃって日本食”のお寿司やうどん、タイに韓国といったアジア系料理。中東を代表してヘルシーなレバノン料理屋さんも多く、旅行中のお野菜不足には最適なメニュー。フードコート以外にも、有り余るほどレストランやカフェが入っていて、食べる事にはまったく困らないのがモールカルチャー。オサレなヨーロッパ系カフェでは本格的なパティシエ自慢のスイーツが味わえますよ。さて、ドバイモール内、『Milas』は筆者が一番おすすめしたいレストラン。モダンな新しいスタイルの雰囲気とUAE伝統の味が交わり、洗練された、それでいて懐かしい味。ドバイモール内The Villageのなかにあり、若干静か目なのでのんびりできるのも嬉しい。チキンのクリーム煮、牛肉の入った中東風タコス、デザートはデーツシロップのたっぷりかかったドーナッツ。オーダーはiPadで行い、食後にはポストカードやお土産、 「香水」サービスまでありました。Emirati Hospitality満載の一押しレストランです。
http://milas.cc

観光地ドバイのお土産を買うにもモールはとっても便利。スーク・アルバハールなら、もうモール全体が中東土産やさんのようですし、各モールに「いかにも!」な品々が並んでいます。ラクダをモチーフにした物、金をモチーフにしたもの、真珠や水タバコ製品、そして、なんと言ってもナツメヤシ!ナツメヤシは、「命の実」とも呼ばれるほど、地元の人達に愛されまた重宝されているものでして、ナッツ入りやチョコレートがコーティングされているものなど種類も豊富です。ナツメヤシと一言でいえども、生産されている土地や種類、質によってお値段がまったく変わって来ます。そんな訳で、”ご贈答”として人気なのが、最高級ブランドのBateelの品。まるで宝石の様に飾られたナツメヤシの数々、量り売りですので少量から大きな箱に入れてもらうサイズまで、好きなだけ購入できるのが嬉しい。Dubai MallやFestival City Mall、Marina Walk内に店舗があり、Cafe Bateelではパスタにサンドイッチ、ステーキにデザート、美味しいアラビカコーヒーも楽しめます。栄養価の高いDates, あの有名な「アラブ種」の美しい馬達の餌としても与えられているのだとか。人間もこのナツメヤシを食べたら、速く走れるようになるのかしら?
http://www.bateel.comhttp://www.bateel.com

<オールド・ドバイ>

石油発掘によるオイルマネーが入って来る前、の、素朴かつ伝統的なドバイの様子が伺えるドバイの街を自分の足を使ってゆっくりと回って見ましょう。歩きやすい靴で、水分補給をしながら、タイムトリップのように1日を過ごしたいもの。まず、この散策の中心地として、さらにはドバイの歴史や文化を学ぶのにじゅうぶん効果的なDubai Museumから。

*ドバイ博物館 Dubai Museum
写真だけでなく、実物大のマネキンやレプリカの数々、音響効果などをフルに使って、大人も子供も楽しみながら学べるつくりになっています。あまりのリアルさにちょっとぞくっとしたりしながら進んでいくドバイの旧市街の様子や、真珠村の様子。そして夏の強烈な暑さをしのぐための家屋の作り方や室内の様子など、なかなか興味深いですよ。これで3Dhmというのが信じられないくらいです。ツアー最後にはお土産屋さんもあり、なかなかの品揃え。博物館の建物は、ドバイ最古の砦(1700年台に建築)と言われている勇ましいAl Fahidi Fortと隣接して立っていますので、見つけやすいはず。
http://www.dubaiculture.gov.ae/en/Live-Our-Heritage/Pages/Dubai-Museum-and-Al-Fahidi-Fort.aspx

*Heritage Village ヘリテージ・ビレッジ
ドバイ博物館からすぐ、バスタキヤ地区(歴史的建造物保護地区)にあるのがヘリテージビレッジ。歴史的に意味のある様々な建築物やその用法を保存している場所であるとともに、行政機関のオフィス、お土産屋さん、地元アーティストさんのギャラリーなどがひっそりと入店しています。まるで迷路のような雰囲気と、ゆったりのんびりした時間の流れ方。近代的なダウンタウン?ドバイとはまったく違った「風」を感る場所。壁の黄土色に囲まれた一角では、まるで迷路にでも入った気分で、『Unknownを楽しむ』余裕を持たれるといいかもしれません。小さなドアから入った先が美しい中庭のホテルだったり、切手博物館だったり、はたまたお土産やさんだったり。地図やスマホのナビゲーションに頼って歩くよりも、肌で、目で、耳で、臭いで感じながら散策してみてください。すると、どこからか、香ばしいコーヒーの香りがしてきます。そう、アラビック・コーヒーを提供してくれ、また「コーヒー博物館」になっているこの場所で、地元のアラブの方に、しばしアラビア語講座を開催してもらったり。ドロドロのアラビック・コーヒーの情熱的な味と、ほのかに塩の香りのする爽やかな風、そして、どこからか聞こえてくる礼拝を伝えるアザーンの声。これこそ、まさにアラブの世界です。
http://www.dubaiattractions.com/the-bastakiya-quarter.html

散策に疲れたら『Arabian Tea House Restaurant and Cafe』でお茶時間。モロカン・アイスティーはミントたっぷりの爽やかな味わい、冬でも強い日差しの中の疲れを癒してくれます。デーツ・ケーキはホームメイド、その一切れの大きさにびっくり。甘すぎず、しっとりとしていて最高の味わい!くるみたっぷりのヨーグルトソースをたっぷりかけて召し上がってください。ランチやお夕食時間ならば、もう少ししっくりとお腹に入るものを。それでは『Local House Restaurant』(Tea Houseとはお隣同士)で“キャメル・バーガー”や“キャメル・ウェリングトン(ラクダの挽肉を入れたミートパイ)”などいかがでしょう?こちらは、レストランとして初めてラクダ肉を提供した場所として有名、まるで豪華な邸宅の中庭にいるような雰囲気の中、ラクダ料理やラクダのミルクを使った飲み物、デザートなどにトライ!お味の方は、臭みもなく非常に食べやすく、それでいて栄養価も高いという素晴らしいお肉でしたよ。
http://www.localhousedubai.com

*Sheik Mohammed bin Rashed Center for Cultural Understanding シェイク・モハメド 文化センター 
異文化理解を促進し、UAEの文化をたくさんの人に知ってもらいたい、という願いを込めて作られた団体。非常にオススメのOpen Door・ Open Mindがモットー。アバヤにみをまとったエミレーツ女性が進行係、「どんな質問でもしてください!」とおっしゃってくださいましたので、「アラブ女性の社会進出」「昔と今の感覚の違い」「結婚と離婚」「避妊方法」など、きわどい内容の質問までがっつりとさせていただきました。トーク内容ももちろんですが、目の前に広がる伝統的なアラブのご馳走をいただけるのも嬉しい。まずは伝統的なアラビック・コーヒーとデーツから。これらは、昔から”お客様を歓迎する”意味で、それぞれの家の「お客様歓迎室=マジリス Majilis」にて、訪問者達へもてなされていたのだそう。アラビック・コーヒーのお味は、その’ご家庭の味’があるそうです。 基本的にはカーダモンやサフランの風味を足したものだそうですが、まるで日本の「お味噌汁」のように、おふくろの味、があるのかもしれません。

本日のメニューは、チキン・ビリヤニ(チャーハンのようなもの)、白いご飯、ラム肉とお豆のシチュー、そして、Gaimatと呼ばれる伝統的なデザート。こちらは丸いドーナッツのような揚げパンに、甘いデーツのシロップをたっぷりとかけたもの。美味しい!甘い!でも、コーヒーと合う!のです。各家庭のホスト、はお客様と一緒に食べないのが主流。さらに、女性は男性と一緒の席では食べる事はなく、また、コーヒーをつぐのは家庭内の一番若い少年の仕事。コーヒーはなみなみと注がない、、、。と、実はいろいろとルールがあるそうです。

食事がいったんすむと、今度はボランティアを募って「アラブの民族衣装」にトライ。まず女性のアバヤ。これは長く黒いマントのようなものですが、よくみると様々なデザインがあり、また手の込んだ刺繍やボタンなどでお洒落さを自己主張、基本的に地元の女性は仕立て屋さんにお願いして特別な行事などに合わせてアバヤを新調するようです。最近のトレンドは、わりと”ボディコンシャス”、腰回りなどが細めになっているものなんだとか。気になるアバヤのその下は?ジーンズに半袖シャツに、ワンピースに、そう、普通の格好です。女性は髪の毛を隠しますので、ヒジャブあるいはスカーフを上手に使ってまとめます。このスカーフの巻き方にもいろいろな方法があるようで、YOUTUBEなどで紹介されていますし、またスカーフを留めるためのピンも可愛くお洒落なものが多い。地元の洋服屋さんで日本製のかわいい小細工がされたピンの各種を 見かけて、ちょっと嬉しくなりました。

男性の装束、カンドーラあるいはディスダーシャと呼ばれる服装も、同じように見えて実はデザインや柄、素材などが密かに違っているテイラーメイド。頭にかぶっているGhutra、こちらも白、赤、ジバンシーやクリスチャンディオール製なんてのもあるようで。はたまた若い方の流行は「野球帽」みたいです(ヤンキーズのをよくみかけました)。そうそう、黒い輪っかのようなもの、これをアガルと呼びますが、もともとは”ラクダの前足を結ぶため(逃げないように)”のひもだったそうです。こちらのカルチャーセンターでのイベント各種は、事前の予約が必要になります。みなさんのUAEの旅に、ぜひとも含んでいただきたい場所の1つです。
http://www.cultures.ae

<アブラでクリークを渡ろう>

2ディルハムで楽しめる”アブラ”と呼ばれる木製の20人乗りの船には、観光客だけでなく、地元の方たちもたくさん乗り込みます。決められた出発時間があるわけではなく、”だいたいの人数が揃ったら”出発。なんともフレキシブルでいいわぁ。Bur Dubai と呼ばれる旧市街の入り江をこのアブラに乗って行ったり来たりしながら、古き良き雰囲気を残しているマーケット(スーク)を散策しに行きましょう。

もともとこの湾岸での商業&貿易のやりとりがドバイの町を形成していった、と言っても過言でないエリアなため、地元の人が今でも利用しているマーケットがたくさん。かと思えば、スーツとネクタイのビジネスマン達が忙しそうに行き来していたり、、、どちらにしても非常に活気のあるエリアです。Gold Souq (ゴールド・マーケット)、Spice Souq (スパイス・マーケット)Seafood Souq (シーフード・マーケット)、Texitle Souq (服飾マーケット)などがありますが、ぜひとも足を運んでもらいたいのが「ゴールド・マーケット」。目が痛くなるほどの金細工がショーウインドーに飾られていて、とにかくゴージャス。商人の人達のしつこいお誘いを無視しつつ、疲れたら「ジューススタンド」でココナッツジュースやスイカジュースを飲みつつ、中東のマーケットをぶらぶらしてみるのもいいですね。

*Al-Ahmadiya School アル・アマディヤ学校跡
ゴールド・スーク近くにある博物館を2つご紹介。1つ目はいわゆる「旧小学校」跡。Al Muttawaと呼ばれる先生方が、Katatibと呼ばれる教育を施していた場所を見学できるようになっています。コーランを教える事が主であったようですが、他にも、法律やグラマー、アラブ式習字、歴史、数学、そして天文学など、幅広く教示していたようです。生徒達はクリークに住んでいた真珠取りや漁師達のご子息。当初は無料ではじまった学校ですが、後から3ルピー(財政難の家族の子供は、先生が払ってくれたらしい)だったそう。1階が学校、2階が裁判官達のオフィス。1912年に建設されたと言われるこの建物、とてものどかな雰囲気で、日影の椅子に座ってのーんびりしたくなっちゃいました。ちなみに、女子への教育がはじまったのは1958年だそうです。入場無料。
http://www.dubaiculture.gov.ae/en/Live-Our-Heritage/Pages/Al-Ahmadiya-School.aspx

*Heritage ヘリテージ・ハウス
アル・アマディア学校跡から徒歩ですぐ、もう1つの博物館は「ヘリテージ・ハウス」。1890年代の一般的な家屋を見学できます。まず通されるのが、Al Majlisと呼ばれる応接間(ゲスト用)。この横が受付になっていますが、こちらも入場無料。「アメリカから来た日本人」と伝えると、喜んでくれた(?)のか、あたたかいお茶を入れてくれました。ペルシアカーペット&お座布団が敷き詰められた美しいレセプションで、スタッフの方たちとお話しながらまずは休憩。ベランダ&コートヤードを見学した後、それぞれの部屋に入って行くと(胸はってドアをあけて見学しに入ってください)、女性用、男性用、家族用、キッチン、収納庫、バスルーム、トイレなどが説明されています。ただですねぇ、雰囲気をだすために置いてあるマネキン人形の1つ1つが若干恐い、、、夜暗くなってから一人で行きたくないなぁと思いました(夜はクローズです)。

<ナイト・サファリに行ってみよう!>

夜のドバイをどう過ごすか?モールで噴水ショーや夕食を楽しむのもいいですが、ちょっと郊外の「砂漠」を体験しに行くのも、ドバイならではの良い思い出になるでしょう。という訳でたくさんのツアー会社が出している「ナイトサファリ」に参加してみました。

まず、各ホテル・ロビーでのピックアップは夕方。海外のオプショナルツアーにありがちなパターンです。そして、四駆のトヨタと、朗らかな笑顔のスリランカ人運転手さんがやってきました!そして15分程運転した後、一旦郊外のガソリンスタンドで下車。この時に四駆のトヨタは10台ほど集まっておりました(みな同じ会社のツアーらしい)。ガソリンスタンドでおトイレ休憩&”必要ないのに購入してしまう”お菓子などを物色し、自分の車へ戻る。そうそう、この時に自分の運転手さんの顔を必ず覚えておきましょう!なんせ、車は全部同じトヨタ(運転手さんも兄弟?といっても過言でないくらい、似てる人多し。しかもユニフォーム)。

さらに車をすすめて行くと砂丘だぁぁ!ほんっとに砂漠です、どこもかしも!”東京砂漠”とは違うじゃん!という場所に到着。ここでまた「車から降りてください。写真をとってまっていて。」と言われました。運転手さん達はみな、タイヤの空気をぬく作業で大忙し。。。そう、これから砂漠を突っ走る、ために、トラクションをよくするため、タイヤの空気圧を変更しなければいけない、と。10台の車がそれぞれ準備完了、という事で、それでは行きますよぉ、 約40分間の(途中5〜10分休憩)クレイジーな砂漠ツーリング!!!きゃぁぁ!うぉー!すごー!(筆者と一緒に乗車していたデンマーク人さん、途中で気持ち悪くなっておりました)これは言葉では表せない迫力、途中テントや短い木々や、ラクダが見えて来たりしてテンションあがりまくり!

途中の休憩では、トゲいっぱいのブッシュ(毒蛇やさそりは、この中に隠れている事が多いそうで、お気をつけください)、ミニすいかのように見えるスクワッシュ(毒性があるらしいので、こちらもお気をつけください)などを身近でチェック。ラクダの飼育されて居る場所にも連れて行ってくれます。非常に人懐っこく、人間が近寄ってもぜーんぜん気にしない、慣れている感じ。赤ちゃんラクダもいたし、妊婦のラクダも。どうして妊婦と分ったか?妊婦さんの前足は、走りださない用にしっかり結ばれているのでした。ところで、ドバイのラクダはヒトコブラクダ。ふたコブにはならない(お互いで交尾しないらしい)。ふーん。。。

この後、待ちに待った夕食が振る舞われるキャンプへ。バーベキューの香りを楽しみながら、キャンプ内で、ラクダに乗ったり、水タバコにチャレンジしたり、ファルコンと写真を撮ったり(ファルコンは飛び立たないように目隠しされていました)、砂アートのデモをみたり、アラビックコーヒーを飲んだり、などなどして夕食の合図まで待ちましょう。この時、筆者はアラブ語の勉強、たくさんおしゃべりをしてもらいました。食事はブッフェ式、タンドリーチキンっぽいもの、羊肉や牛肉のお野菜、デザートはミニ?バカロア&クッキー、コーヒーまたはお茶。あんまり期待しなくてもいいかなぁ?という感じのメニューですが、まぁ、砂漠の夜で食べるキャンプ料理体験、それだけでもグッドでしたね。ベリーダンサーのお姉さんの踊りも美しく、空の星達が奇麗で、、、いやぁ、独特の体験、ツアーに参加して本当に良かったです。行き帰りの車の中で、運転手さんとUAEの現状や文化などについていろいろお話できたのも良かった。ナイトサファリにご参加される方、
1)ジャケットがあったほうがいい
2)乗り物酔いしやすい人はそれなりの準備を
3)コンタクトの方、砂埃に気をつけて
4)ある行きやすい靴で
5)食事内容は期待しすぎず

、、、という5点を追加情報として記載しておきますね。

 
     
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