こんにちは!シカゴから飛行機で4時間ちょっと。サンフランシスコといえば、フィッシャーマンズワーフやゴールデンゲートブリッジを思い浮かべる方も多いと思いますが、ここベイエリアの魅力はそれだけではありません。南へ下ること約一時間で到着するサンノゼ(通称シリコンバレー)は、今、全米の中でもホットなエリアとして注目されています。アップル、グーグル,
Face Bookをはじめ、IT会社が軒なみ並び、ITバブルで沸き立つこの魅力ある町には、たくさんの美味しいお店や素敵なショップがたくさんあります。ITの町という特徴から、インド系や中華系の人がたくさん住み、レストランも充実しています。2泊3日で駆け抜けるプラン、この町の魅力をどーんとご紹介!
サンフランシスコとサンノゼは50マイルほどしか離れていません。でも、文化だけでなく、気候もまったく違うんです。テレビの天気予報でも「マイクロクライメート」と表現するほど。サンフランシスコは真夏でもジャケットが手放せないどころか、天候によっては霧が立ち込めることも。ゴールデンゲートブリッジが霧でかすんで見えない、なんていう日もよくあります。一方、サンノゼはサンフランシスコと比べるとずっと気温が高く、天気によっては冬でも半袖の人がいるほどです。重ね着のできる格好で旅行しましょう。なお、11月ごろから3月ごろは雨季のため、雨が多いので傘も忘れずに!そしてサンノゼは年中日差しが強いです。日焼け止めももちろん忘れずに。日傘をさしている人たちも結構います。
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フィッシャーマンズワーフやゴールデンゲートブリッジだけじゃない!?
サンフランシスコ&サンノゼの見所特集
9月にはいって、学校や仕事も夏休みモードから一転、新学期、新生活が始まりましたね。シカゴは、残暑こそ厳しいものの、涼しくてすごしやすい夏でしたが、皆さん、夏を満喫できましたか?今年は忙しくて日本に帰れなかったわ~なんて方や、日本に帰っていたから、アメリカの夏を満喫しきれていない〜っていう方、みんなにお勧めのショートトリップ、サンフランシスコ&サンノゼの旅特集です。
サンフランシスコ
サンフランシスコ国際空港を降りて、まずはレンタカー。サンフランシスコ市内まではBartという電車を使っても簡単に行けますが、家族連れや荷物の多い方にはレンタカーがやはり便利。空港はこじんまりとしているので運転もしやすく、そのまま101を北上すること30分。渋滞が無ければあっという間にサンフランシスコに到着します。
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Ferry
Building
まずは海沿いのFerry Buildingへ向かいましょう。駐車場は海沿いにいくつかあります。ここらへんは坂も急ではないので車もとめやすいですね。ホテルをフェリービルディング、フィッシャーマンズワーフの近くにすれば、ホテルから歩いて回れるので便利ですよ。
フェリービルディングは船着場でもありながら、近年はおしゃれなショッピング、レストランスポットとしてもすっかり有名になりました。オーガニックをテーマに、美味しいパン屋さんやオリーブオイルのお店、コーヒーショップなど、美味しいお店がたくさん!
まずは名物の「牡蠣ランチ」で腹ごしらえ。Hog’s
Islandはいつ行っても満員、太平洋を眺めながらサンフランシスコ近郊で取れた牡蠣を思う存分食べられるバーということで、昼も夜も行列です。Kumamotoなど、日本の牡蠣があるのも特徴。クラムチャウダーも絶品です。付いてくるパンもものすごく美味しく、「牡蠣は食べないけど、パンが好きで・・・」と来るお客さんもいるとか!ここでしっかりおなかをいっぱいにしてから散策しましょう。
フェリービルディングの中は、小さくてかわいらしいショップがたくさん立ち並んでいます。サンフランシスコ土産にお勧めなのが、最近日本でも人気のマカロンのお店Miette。さくさくのモナカのような食感のマカロンはいろいろな種類があり、食後のデザートにも最適。その向かいには、セルフサービスのお店ながら一杯ずつネルドリップで丁寧に入れてくれると評判のブルーボトルコーヒーもあります。ここでシカゴでは手に入りにくいコーヒー豆を手に入れては?
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●Exploratorium
Ferry
Buildingから海沿いを歩くこと10分ほどで見えてくるのがExploratorium。こちらは大人も子供も楽しめる体験型ミュージアムとなっています。大人もターゲットにしているだけあり、毎週木曜日は夕方6時から大人だけが楽しめる時間帯があるとのことで、早速中に入ってみました。
入り口すぐからいろいろなオブジェが並んでいて、目をひかれますが、館内は奥に広いので、入り口で止まってしまうともったいない!まずは一番奥まで行って戻ってくるように見ていくのがおすすめです。館内は6つのアトラクションにわかれており、飛び跳ねて写真を撮るブースや、目の錯覚を利用したギャラリー、大小さまざまなサイズの椅子など。体験型ミュージアムならではの展示物がたくさん。
小さなお子様も楽しめますが、科学がわかるくらいの年齢のほうが楽しいかもしれません。知り合いの7歳の女の子は、あまり楽しめなかったとのことでした。大人だけでいっても十分楽しいけれど、中高生と一緒の旅行には、特にお勧めです。家族みんなで楽しく学ぶことが出来そう。併設のレストランでは、海を見ながらお食事を楽しめる他、隣はチョコレートショップなので、海を見ながらお茶タイムも素敵です。
●Fisherman’s
Wharf & Golden
Gate Park
ミュージアムを出たらそのまま海沿いを歩いてさらに10分ほどで、Fisherman’s Wharfへ到着です。。観光地なのでいつ行ってもにぎわっており、露天で食べるカニや海老も美味しい! ここはフィンガーフードをつまみながらピア39を散策し、オットセイに会いに行く王道コースでどうでしょう?なお、サンフランシスコは真夏でも肌寒い日があるのでジャケットは必ず持参してくださいね!
夜ご飯はGolden
Gate Park界隈での夕食がおすすめ。ゴールデンゲートブリッジの南にある公園で、中にはゴルフ場、テニスコートのほか、日本庭園もあります。ここへのアクセスは、車はホテルに止めておき、Muni(バス)での移動が便利です。Muniは、どれだけ乗っても一回2ドルで、時間によっては、乗り返えしても大丈夫です。バスでの移動なら、お酒も飲めますしね!
この辺りにはおしゃれで美味しいお店がたくさん。遅くまであいているワインバーもあります。どこで食べてもはずれがありませんが、お勧めをいくつか。格的なタイ料理を楽しみたいなら、断然Marnee
Thai。店内は狭い感じですが、奥まで入れるので待ち時間はそんなに長くありません。王道のパッタイとトムヤムクンを是非いただきましょう。私のお気に入りのワインバーは、InnerFrog。一人で来ている人も多く、気軽に入っていけるお店です。ここで、おしゃれな人たちを観察するもよし、チーズとクラッカーでいろいろな種類のワインを味わうのもよし。
月ー金は4-6時までHappy Hourなのでお得ですよ。
サンノゼ
二日目はサンノゼまで繰り出しましょう!サンフランシスコから車で101を南へ下ること約1時間。海沿いの町とはうってかわって山や緑がたくさん見えてきます。途中30分ほどでサンフランシスコ空港を通過、Palo Altoを越えたあたりからぐっと郊外の住宅地のような景色が広がります。ここはかつてアップルのCEOであったSteve
Jobsが住んだ町として有名。現在はStanford UniversityやHP、テスラモーターズなどたくさんの有名企業が立ち並んでいます。
サンフランシスコ空港から南下すること20分。シリコンバレーの中心、Cupertinoにやってきました。ここ一体はアップルをはじめ、IT企業のメッカとして知られる活気のある町です。
Cupertinoに本社があるAppleには、一般の人も購入できるAppleStoreがあることで有名。ここでしか買えない限定品を求めて、文字通り世界中から人が集まってきます。正面で記念写真を撮るのはもうお決まり。日本へのお土産にも喜ばれること間違いなしの希少アイテム(Tシャツ、マグカップ)をここでゲット!
●The Tech Museum of innovation
サンノゼのダウンタウン中心地に位置するThe Tech Museumは、シリコンバレーならではの「理系」のミュージアムです。最先端技術を体験できる科学のテーマパークとも呼ばれているこの博物館では、楽しみながらコンピューターや物理が学べるとあって、サンノゼでも人気のスポット。こちらは月に一度、大人だけで楽しめるAfter
Dark(7pm-)の時間もあるのでそちらもおすすめ。月ごとにテーマがあり、そのときだけはお酒も飲めます。各ブースでは、それぞれのテーマがあり、体験できるスタイルです。地震のコーナーでは、自分たちでどの地震を体験するかを選んでから、実際に揺れを体験するのですが、用意していた積み木が全部崩れてしまうなど、その揺れの強さには圧倒されます。天体のコーナーでは、自分が宇宙飛行士になったような体験が得られます。アイマックスシアターもあり、子供たちも十分楽しめます。
また、このミュージアムは、町の中心地にあるので、近くにはたくさんのホテルやショッピング街が立ち並んでいます。歩いて5分ほどの場所に、無印良品のお店もあります。ぜひこの機会にお買い物も楽しみましょう!
●箱根ガーデン
サンノゼの中心地から南へ20分ほどいくと、高級住宅地Saratogaへ着きます。ここに位置する「箱根ガーデン」も散策にはうってつけ。サラトガのかわいらしいダウンタウンをぬけたら急に山道に。 竹林が美しい日本庭園です。ここでは定期的に日本のイベントもやっているので行く前にぜひチェックしてみてください。映画「さゆり」の撮影もここで行われたことでも有名です。
● サンノゼ日本町(ジャパンタウン)
Jackson
Stと4th St.に位置するジャパンタウンは、日系人が今も変わらず日本式の暮らしを営んでいます。大きなお寺が目印。この小さな一角に古き良き日本のお店が立ち並んでおり、盆踊りを開催したりと、日系のこころのオアシスとなっているようです。ここで、ぜひおとずれてほしいのが、San
Jose豆腐という地元では有名なお豆腐やさん。日本でも今ではめったに出会えないような、一つ一つ手作りのお豆腐は、あま〜い大豆の味がしっかり味わえる、懐かしい木綿豆腐。飛行機では、もって帰れないのが残念です。ホテルに持ち帰ってぜひ味わってください。運がよければオカラも買えます!(取材時にはすでに売り切れ。。。)
お隣のShueidoは昔懐かしい味のお饅頭を中心とした和菓子店。地元の日本人だけでなく、アメリカ人からも愛されています。向かいはオーガニックスーパーのニジヤ。お勧めはちらし寿司などの新鮮なお刺身系。日系移民の人々の昔の様子がよくわかる日系ミュージアムは数ブロック先にあります。その横のクボタは接待などにもよく使われる高級レストラン。お寿司が美味しいと評判です。
日本街もそうですが、実は、サンノゼで一番お勧めしたいのが、日本食を中心とするアジア食の充実です。サンノゼは、シリコンバレーで働く、日系、中華系、インド系の人がたくさん住んでいるので、飲茶、インド料理や、ありとあらゆるアジア食が充実していて、何を食べてもほっとできるはず。この街では、自分で勝手に食べ歩きツアーをしてみてください。
●ラーメンバトル!!
特に、サンノゼといえば、近年めまぐるしく繰り広げられるラーメンバトル。Saratoga
Aveは通称ラーメン通りと呼ばれるほどで、とんこつ醤油ので有名なら〜めん晴(はる)やご存じ山頭火、長崎ちゃんぽんのリンガーハットなど、ラーメン屋さんがたくさんあります。日本人のみならず、中国の人にも大人気の「日本式ラーメン」は、有名どころはいつも行列ができています。中でもサンノゼ市民が口をそろえて美味しいというラーメン屋さんが「俺んち」ラーメン。HomesteadとLawrenceの一角に位置し、開店前から長蛇の列ができることで有名になりました。決め手はコクのあるスープ。このスープは飲み干せる、と店長自慢の一品です。残念ながらここには餃子はありませんが、鶏のから揚げとビールでちょっと一杯。サンノゼに来たからには並ぶ覚悟でぜひ!なお、取材時は午後二時半に行ったらすでに「スープ終了」の垂れ幕が。。。残念!ぜひ、自分の舌で食べ比べてみてください。
● 居酒屋も充実
サンノゼエリアは日本人も多く住んでいるため、かなりクオリティの高い日本食を堪能することができます。なにより、日本食とくくらない、焼き鳥、すし、焼き肉、洋食、居酒屋という、専門店がたくさんあるのがうれしくなってしまいます。
まずは最初のおすすめは、「えん」。El
Camino RealとFlora Vistaの一角に位置するジャパニーズフュージョン居酒屋です。カウンター席、奥には接待や合コンなどに使えるお席もあり、連日満席。新鮮な旬の魚を使ったおすすめのメニューは、どれもはずれがありません。アジのなめろうを注文したら、お造りにして盛り付けてくれた後に、骨までしっかり揚げてくれて、頭までぺろり。こちらのお勧めはなんと言ってもゴーヤチャンプルと揚げごぼうのサラダ。デザートのワラビ餅パフェもとはずせません。
焼き鳥好きには、焼き鳥専門の居酒屋炭屋が待ってます。備長炭で一本一本丁寧に焼かれた焼き鳥を一本から注文できるのがうれしい。なんと、ミシュランガイドにも名前が能登ています。ここは実は揚げだし豆腐も美味しいのです。二色でカラフルに彩られた揚げだし豆腐、ぜひお試しください。
続いては、日本人駐在員に大人気の居酒屋「ごち」。ランチスペシャルがボリュームたくさんで人気です。夜も合コンや接待にも使われ、日本人御用達のレストランです。同じ敷地内に「ガンバカラオケ」があり、そのままカラオケ二次会になるパターンも多いです。本当、ここにいると「ここは日本?」と錯覚してしまうほど。
● お買い物
サンノゼには日系のスーパーが三つあります。おなじみMitsuwa、そしてMarukai, オーガニックが揃うNijiya。シカゴでは残念ながら撤退してしまったビアードパパや牛角、DaisoやUNIQLOもあり、まるで日本に住んでいるような感覚!さらにパリスバゲットや85℃などの韓国系や台湾系のベーカリーもたくさんあります。アジア系のカフェは最近ものすごく人気でどこもかなりクオリティが高いです。カキ氷やバブルティーなども充実しています。のんびりカフェめぐりをしても楽しいかも。
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● 足裏マッサージ
中華系の人口が多いことからも、足裏マッサージはとても人気です。たいていが20ドルで1時間、足裏だけでなく、なぜか頭、こめかみ、腕、背中、肩と全身くまなくマッサージしてくれてこのお値段はお得です。英語の通じないところも多いのですが、安さと気軽さからぜひ一度お試しください!予約を入れたほうが確実です。
● 飲茶やインドバフェも見逃せない!
中華系インド系の多い町だけに、飲茶やインド料理も豊富です。安くて本場の味が楽しめる飲茶。El
CaminoReal沿いは韓国街、インド街のようになっており、そこを走るだけで、アメリカにいる感覚を忘れてしまいそうになります。飲茶お勧めは、Joy
Luckです。予約なしでは難しい、いつも地元の中国人でにぎわう飲茶。香港出身のSさんが太鼓判を押す本格的な味。Dynastyは、Macy'sのモールの地下に位置することから、広さではここ界隈ではぴか一。待ち時間もそんなに無く入れます。基本の海老シュウマイやお粥などどれも日本人の味にあったもの。デザートのエッグタルトが絶品です。
ITバブルのこの町にはインド人もたくさん住んでいます。どこのインドレストランでも大体はずれがありませんが、その中でも日本人の味覚に合うインドバフェをご紹介。Bombay
Gardenは、サニーベール周辺に勤務する日本人駐在員で、知らない人はいないバフェ。店内が広いのでまず待たずに入れるうえに、ものすごい種類のカレーを味わうことができます。さすがITのメッカ、インド人だらけ!Peacockも、クパチーノの中心に位置するお手ごろ価格のインドバフェ。カレーの種類はボンベイに比べると劣りますが、ささっと食べたい人にはお勧め。
サンフランシスコ&サンノゼを旅すると、日本にいるかのような体験ができるので、ちょっとした里帰り気分が味わえそう。からりとした気候、美味しいワインで気分もリフレッシュ。また訪れたくなること間違いなしの街です。
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