セドナはアリゾナ州の中の街。国立公園に指定されているグランドキャニオンの近く、砂漠が広がる一角にがいつのまにか世界中のスピリチャルな人達のメッカとなりました。なぜか?こちらは世界有数の「パワースポット」なのだそう。地球のボルテックスとよばれる”渦巻き状エネルギー”が放出されているのだそう。人の身体で言えば、おへそのような場所であり、新しい生命をはぐくむ子宮のようでもあり、と。。。ふむふむ、筆者はまったくスピリチュアルではないのですが、それでもこのセドナに興味津々、これは足を運んでみなくては!という事に。
<セドナへのアプローチ>
セドナへのメジャーなアプローチの仕方は2つ。1つは「フィニックス空港」から車で2時間弱北上に運転すると到着。この場合、かなり大きな飛行場になりますので、空港からのレンタカー貸し出し場所(かなり離れていますので、シャトルがでております)まで行くまでの時間を考慮しましょう。年間を通してゴルファーさん達が休暇でやってきたり、そうそう、野球チームのスプリングキャンプ地としても選ばれる場所です、つまり「温かくて過ごしやすいアリゾナのメイン空港」になります。
もう1つの方法はフラッグスタッフ空港から。こちらはセドナから見て北に存在する小さめの空港、なのですが、あのグランドキャニオンにも近く、また化石の森国立公園やモニュメントバレー、サンセットクレーター火山やローウェル天文台などへも足を運びたい観光客やハイカー達でにぎやかです。フラッグスタッフからセドナまでは車で約45分ほどでアプローチ可能。どちらの方法を使うにしても、レンタカー利用、というのが一番簡単なようですが、運転をされない方には空港からのシャトルサービスも出ています。フィニックス空港から約3時間弱かかってセドナへ到着。予約が必要になります。
■ <http://www.sedona-phoenix-shuttle.com/fares>
<サボテンに囲まれて>
フィニックス空港から車を運転し1時間ほどすると、出てくる出てくる”サボテン”の各種!ここがアメリカの南、砂漠地帯なんだぁ、と納得のできる雰囲気が目の前に広がって来ます。よく見ると、サボテンにもいろいろ種類があるようです。木のようにたっている背の高〜い、「サワロサボテン(Saguaro
Cactus)」と呼ばれるものが一番目立ちます。大きな物では10メートル級にもなるそうで、まるで荒野の決闘!の一シーンのように絵になるサボテンです。中には50年以上のサボテンもあるのだそうで、人間のザワザワした毎日とは違い、ゆっくりのんびりとこの砂漠地帯で生きていっている力強い生き物です。さて、フィニックスよりも約1000メートルほど高い場所にあるのがセドナ、こちらではまたサボテンの種類が変わってきます。どちらかというと、背の低めのサボテンをみかけるようになり、その中でも「ウチワサボテン(オプンティアとも)」の各種は元気に育っているようです。そしてよーくみると、黄色いお花が咲いている!といって喜んで近づいては危険ですよぉ。1)とげがある(当たり前ですが)、2)ガラガラ蛇が隠れている可能性がある、んだろうです。楽しいはずの旅行が、”ガラガラ蛇との荒野の決闘!”になりませんようにお気をつけ下さい。
Hwy17を北上し、179号線へ降りさらに北上すると、だんだん回りの雰囲気が「赤茶色」なっていきます。と同時に、車の量も増えてきます。そして、大きな岩山が目の前にガバッと入って来ます。そうです、セドナへ入ってきたんです。この179号線部分は「アメリカ国内でもっとも美しい眺めの道路」と賞賛されているくらい、本当に美しい!ですので、フェニックスからここまでがんばって1時間半以上運転して来たあなた、ご褒美にお友達に運転を変わってもらう、か、ちょっと休憩時間をとって眺めをしっかり楽しみましょう!そんなリラックス時間に良い場所がここ、Desert
Flour Bakery。セドナ近辺では信号機の代わりにRoundabout(円形交差点)が利用されていますが、このベーカリーセドナの南Oak
Creekという街の交差点近くにあります。良い意味で田舎っぽい、素朴なベーカリー&レストランで、地元の人達も新聞やラップトップ片手にやってきている様子。手作りのパンやウインドーに並べられた数々のケーキを見ているだけで幸せになりますよ。サラダやスープの類いも新鮮かつおふくろの味。お天気のよい日なら、「セドナ・レッドロックの入り口」を外のテラスから眺めながら休憩してみたいですね。
■ <http://www.desertflour.com/>
<ボルテックス?癒しの地?なんのこっちゃ?>
セドナは世界中から”スピリチュアルな方々”が足を運ぶ所なのだそう。ニューエイジ系のお店も多々、ヨガや瞑想、様々な精神世界を求める方が集まる場所がならんでいますし、そういった世界からインスピレーションをもらっているのか、アーティストさんも多々いらっしゃる、よってギャラリーの各種も多い。筆者にとっては『セドナ=自然が素晴らしい』だけだったのですが、どうもそれだけではないらしい、んですね。”Voltex
(ボルテックス)”という言葉をご存知でしょうか?これはラテン語が根源で『渦巻き』という意味があるそうです。で、この渦巻き、”地球の真ん中から大気へ向けて(あるいは反対方向に向けて)パワフルなエネルギーが渦巻きのように流れている”という事らしい。実際に、このボルテックスと判定されている各場所からは、強力な磁気を感じ取れるそうでして、スピリチュアルな人がこの磁気を感じると、異常にハイになったり、あるいはすっごく疲れたり、感情的になったり、、、と捉え方は様々なんだそう。え?筆者?私はなーんにも感じる事はなく、変化があったといえば、無性にお腹がすきましたね、セドナ滞在中は。
ちなみに、この神聖なパワースポット・ボルテックス。日本の富士山やハワイのキラウェア火山、などもボルテックスばりばりなんだそうです。古代ではネイティブ・アメリカン達がこの地に癒しを求めてやってきたらしく、そのような歴史を語る遺跡も残っています。『セドナには不思議な力がある』、そう言われ続け、実際にたくさんの霊能者達やヒーラー達がこの地を求めてやって来るようになる。そうそう、UFOもよく訪れてくるらしく(!)、セドナのダウンタウンにはUFOソサエティーのようなお店もありました。クリスタルなどの石を扱ったお店、ヒンズー教に仏教にキリスト教、すべての信仰アイテムを販売している「宗教のバイキングスタイル」のようなお店。このセドナの土地の各所には”信じる事にルールはないのだ”というメッセージが刻まれているように感じます。ちなみに、セドナの観光の見所の中でも、『4大ボルテックスを回る』というのが流行っているそうで、
1)ベルロック
2)ボイントン・キャニオン
3)カセドラル・ロック
4)エアポート・メサ
この4カ所はレンタカーとハイキングシューズさえあれば、簡単に足を運べます。
<ベルロック・ビスタとホーリー・クロス教会>
“ようこそセドナへ!”と言ってくれているような趣のあるベルロック。釣り鐘の形そのもの、愛嬌のある、それでもどこか勇ましい岩を眺めるのに最高なのがBell
Rock Vistaと呼ばれる場所。車を駐車してベルロックを後ろに写真を撮っている観光客でひしめきあっています。場所的に、こちらが最初に出会うボルテックス、という方も多いと思いますが、どうでしょう?エキスパートさんによりますと、このベルロックには強い「男性エネルギー」があるのだそう。1499メートル上の頂上まで行けるトレイルもあるようですが、こちらではよく事故も起きているようでして、また「上に行ったからといってボルテックスのパワーが強くなるわけではない」らしく、まぁ、ビスタから眺めるだけでも十分ではないかな?と思いましたね。
さて、このベルロックを眺めた後は、Holy
Cross教会へ。岩肌の間にそびえ立つ27メートルの十字架、その後ろのガラス張りの中が、実際に利用されている教会の礼拝堂になっています。一般の観光客でも入り込む事のできる礼拝堂ですが、信者の方々が祈りを捧げている時などはぜひお静かに。フランク・ロイド・ライトの弟子であった建築家、マーガレット・ストード氏により、1956年に完成。教会が建てられているこのレッドロックも、やはりボルテックスの力が出ているそうで。そんなキリスト教のパワーとボルテックスのパワー、それに観光客のパワーが融合して、なんだかすごい事になっていそうです。こちらには「入場料」というものはありませんが、もしよろしければ献金、あるいは、ギフトショップなどでお買い物をされると良いかもしれません。教会の外で、ベルロックやコートハウスロックなどを眺める事もでき、写真撮影にはもってこいの場所です。人気がある場所ですので車を駐車するのに一苦労かもしれませんが、係員の方の指示にしたがってゆっくり、のんびりお待ちください。きっとスポットがみつかりますので。
■ <http://www.chapeloftheholycross.com/>
<アミタバ・ストゥーパとボイントン・キャニオン>
宗教のバイキングスタイル、セドナにあっても不思議ではないのが仏塔、ストゥーパと呼ばれる所です。セドナ中心地のY(179号線と89号線が交わう場所)から東へ向かい、Andante
Rdを北に曲がってさらにPueblo Rdを左に曲がると見えてくるのがこのAmitabha
Stupaの入り口。車を停めて少し登っていくと、美しい塔が見えてきます。ここは仏教徒および祈りの人達の聖地。この塔の回りを静かに祈りながら、最低でも3周してみると良いのだそう。青空のもとにそびえ立つ塔の上には仏様が優しく見守ってくれていて、背後に広がるレッドロックの雄大さと一緒に、仏様の大きな愛情も感じ取れそうです。こちらも無料で敷地内へ入れますが、ぜひとも小額でも寄付はさしあげたいですね。
■ <http://www.tara.org/visit-us/amitabha-stupa/>
こちらのストゥーパーから更に車を北へ向かうとボイントン・キャニオンへ入って行きます。こちらも4大ボルテックスのひとつと理解されており、その中でも一番強い女性系パワーが溢れているのだそう。キャニオン渓谷の中はトレイルが整っていますが、その中でも「カチーナウーマン(女性エネルギー)」と「ノエル(男性エネルギー)」は必見。こちらの2つの真ん中で瞑想するととてもバランスのとれたスピリットが得られるのだそう。ちなみに、カチーナとは、ネイティブ・アメリカンの言葉で”精霊”の意味。子宝に恵まれるように、と精霊にお祈りしていたそうです。カチーナ・ウーマンの岩の下には小さな洞窟があり、そう、“カチーナの子宮”と呼ばれています。こちらのトレイルと岩山登りには、動きやすい服装と靴、そしてお水を持参しましょう。ちなみに、このボイントン・キャニオン横にあるのが、日本の方には「安室ちゃんとロンブー淳さんが泊まったホテル」として有名な、超高級リゾートホテル“エンチャントメント・リゾート”ですぞ。
■ <http://enchantmentresort.com/>
<セドナの味>
岩山ハイクやトレッキングで疲れたら、ホッと一息したいですよね。そんな時に運転しながら目が入ったのが「マクドナルド」なんですが、そうです、いつものマックの色が違う!ターコイズカラーなんですね。さすがセドナです、はい。でもせっかくセドナまで来てビックマックはちょっと、、、と言う事で、地元の方たちに人気のお店、『Cafe
Jose』に入ってみました。庶民的なダイナー的場所なのですが、全てホームクッキング、メキシコ料理とアメリカ料理が交じったようなメニューが列びます。そしてお値段とーってもリーズナブル!グアカモレ最高!マルガリーターも美味しい!という事で大成功なチョイスでした。
■ <http://www.sedonacafejose.com/>
こちらもジモティーさん達にも、観光客にも人気なのがBarking
Frogというレストラン。少々お洒落系に入りますが、とてもフレンドリーな店員さん達と、室内&屋外のシーティング、アリゾナっぽいデコレーションを施した店内とボリュームたっぷりのお料理は大満足です。こちらも基本的にはアメリカン&メキシカン、ですが、近郊の川でとれた虹鱒のソテーや、ボリュームたっぷりのスペアリブ、本場イタリアンな味のフェタチーネなど、メニューはたくさん。子供用メニューもありますし、そうそう、デザートの「チュロスサンデー」は家族みんなでシェアするのにちょうど良い大きさ。2重丸でおすすめのレストランです。
■ <http://www.barkingfroggrille.com/>
ホテルで食事派さんには、セドナにあるスーパーやグロッサリーストアの中でも、89番通りにある2つのお店をご紹介しておきましょうか。ひとつは
Natural
Grocersと呼ばれるチェーン店。オーガニック製品が揃っていますし、ビタミン剤やホメオパシーグッズも所狭しと列んでいますよ。もう1つはNew
Frontier。こちらはアメリカ国内に広がるWhole
Foodsのセドナ版、といった感じでしょうか。どちらのお店も、自然食品系で身体に優しそうな食べ物&飲み物が揃っています。デリもありますので、美味しそうなグルテンフリー・サンドイッチなども手に入るし、新鮮なフルーツやお野菜もたくさんです。
■ <http://www.naturalgrocers.com/>
■ <https://newfrontiersmarket.com/locations/sedona-az>
<スピリチュアルなお買い物天国>
セドナは観光地ですので、もちろんお土産品やさんもたくさん。そしてツアー客が楽しくそしてラクにお買い物ができるような(あるいは”いっぱいお金を落としてくれそうな)ショッピング環境が確立しております。この土地にやってくる全ての方たち、ニューエイジ系、アーティスト系、はたまた自然や歴史中心の方たち、みなさんのハートをくすぐるお店が必ずみつかるはず。特にこれ!と決めたものがなくても、ぶらぶらとアップタウン・セドナを歩いていると、背後に見える雄大なレッドロックと、まるでディズニーランドのウェスタンランドを思わせる西部な雰囲気の街並み、これだけでテンションは十分にあがるかも。甘いものがお好きならSedona
Fudge Companyで甘ーいファッジを頬張ってみましょうか。ここでは実際に作っている様子も見れるので、お子様にも喜ばれそう。トレッキング用のバックの中にファッジを偲ばせておけば、疲労から回復するのに役立ちそう。その場で作ってくれるバナナ・ファッジチョコや蜂の巣のチョコレートかけ、はぜひトライしてみたい。
■ <http://www.sedonafudge.com/>
近くにはショッピングセンターもあります。1つ目はアーティスティックなTlaquepaque
Mall。もともとは彫刻家や絵描き達の集まる場所だったそうで、メキシカン・ビレッジの趣のあるセンター内で、今でもたくさんのギャラリーが目につきます。まるで一昔前のメキシコの街にタイムトリップしたような、とても素敵な空間が広がります(カメラをお忘れなく)。“Just
As Girls”という名のブティックには、セドナの自然にほどよくマッチする、シンプルかつかわいいデザインの物がたくさん。筆者も「リバーシブル・スカート」を購入。旅先でひじょうに役立つ洋服になりました!
もう1つのショッピングセンターは、ハイヤットホテルに隣接しているShops
at Hyatt Pinon Pointe。ここにはワインテイスティングができるArt
of Wineや、たぶんアメリカ国内でも有数の”眺めの良いスタバ”に入るであろうスターバックス、そしてアイスクリームチェーンのCold
Stoneもあり。ライブミュージックも楽しめるディナーならSound
Bites Grillのカレンダーを要チェック。
■ <http://www.tlaq.com/>
■ <http://www.theshopsathyattpinonpointe.com/Merchants_August_09/Welcome.html>
■ <http://www.artowine.com/>
■ <http://soundbitesgrill.com/>
スピリチュアル系のお店なら、Crystal Magicに足を運びましょう。89号線沿いのこのお店、紫色のキャノピーに、仏塔でみかけたカラフルな旗がかかっている横には、「スピリチュアルな掲示板」が。セドナ界隈で行われている霊気イベントに、ヒーリング会、身体と心のバランスを保つヨガの集まり・・・それらを見ているだけでもこのセドナの“パワー”を感じとれちゃいます。クリスタルやターコイズなどの石の種類は数えきれないほど。世界中のスピリチュアル系グッズが並べられ、中には“まねきねこ”も。もうひとつ、Y交差点近くのお店、Center
for the New Ageもご紹介しておきましょう。クリスタルマジック同様、ここにはネイティブアメリカン系のヒーリンググッズから、仏様にヒンドゥー神の数々、クリスタルにマーメイドグッズまで、とにかくすごい量のニューエッジ・グッズが揃っています。さらにこちらでは、サイキックの人達のセッションも行っていますが、スケジュールや予約に関してはこちらのウェブサイトからあらかじめ調べておきましょう。
■ <http://sedonanewagestore.com/>
<ピンクジープ・ツアーで遺跡を巡る>
現代のスピリットを感じるだけでなく、古代の歴史や文化も学びたい、と思った筆者が選んだツアーがこれ。Pink
Jeep Toursが行っている『遺跡巡りツアー(Ancient
Ruins Tour) 』は約3時間のツアーで、考古学的な観点からセドナを理解する事ができるのです。まずはテーマカラーにもなっている、ピンク色のジープで45分間のドライブでSinaguanの崖まで。途中から舗装されていない道を走っていきますが、窓のないジープで砂埃だらけ・・・そうです、汚れても良いい服装で、そして運転中の寒さをしのげるようなジャケット持参がベスト。コンタクトレンズ着用の方は眼鏡にするか、あるいはサングラスなどて防御する事をすすめられます。それにしても最高の眺め!途中、ガイドさんが写真スポットでジープを停めてくれたり、こじんまりしたツアーだけにいろいろなお話ができるのが嬉しい。
700年前、たくさんのネイティブアメリカン達が、この土地を彼らの“聖地”として集まって来たそう。当時はたくさんのアパート的な家が崖に作られ、農作物や七面鳥が食用として飼われ、ある種の文明が宿っていたらしいのですが、急に彼らの姿がなくなった・・・why?
その理由は誰にも分かっていないらしい。遺跡の壁には、当時の人達が残した象形文字や絵が残され、その中には妊娠中の女性や、ソーラーシステム、まるで宇宙人の様な姿の生き物や、そう、あの有名なココペリも。ココペリとは、ネイティブ・アメリカン達が信じている、豊作や子孫繁栄に繋がる妖精で、ちょっとワイルドな髪型に丸くなった背中、そして大きな縦笛を吹いています。他にもツアー中、知識豊富なガイドさんによる神話のお話や歴史背景、さらには回りに生えている草花のお話など、ガイドブックとはまた違った情報を得る事ができ、また他のツーリストさん達と一緒になって聖地を見て回る、思い出に残る体験ができます。ツアーはアップタウン・セドナから出発、場所によってはホテル・ピックアップも可能です。
■ <http://pinkjeeptours.com/sedona/tour/ancient-ruins-jeep-tour/>
<セドナ・ローカルに出会う>
89番通りのハンプトン・イン・ホテル近くにあるインド料理屋さんの壁絵が美しい!と聞き、足を運んでみました。お店に入ってみると、カラフルな色がまっすぐに目の中に入ってきて、ここ2日間でレッドロックの赤茶色に見慣れていたためか、かなりの衝撃、“まるでゴーギャンがセドナにやっていた!”そんな感覚でした。Inida
Palaceのランチはブッフェスタイル。日本人の口にもあう、辛すぎないインド料理にたくさんのベジタリアンメニューが嬉しい。さて、このお店の人に「この壁絵が好きなの?だったら、これを描いた人に出会うといい。ほら、その角に座っているよ」なにー?っという事でお会いしたのが、アーティストさんのポール・カーティスさん。セドナ在住のイギリス人画家、というのは単なる一面でして、俳優でもあり、小説家でもあり、スピリット・リーダーでもあり、最近では自身の身体構造を知るヒューマン・デザイン・システムという勉強もされている、というお忙しい方。
■ <http://www.lawrencecurtis.com/>
「ボルテックス、ニューエイジ、霊気、ヒーリングパワー・・・全ては、自分自身がどう感じるか、それでいいんだよ。君がこうやってセドナにやってきた事には何か理由があるはず。とにかく自分に正直に、感じるままにセドナを楽しめばいいんだ。」なるほどね、見るからに”スピリチュアル”な彼に「好きなように感じればいい」と言われたら、「あぁ、そうなんだぁ」と思えました、はい。彼は日本にもオーラ・リーダーとして訪れた事があるそうで、当時は彼のヒーリング・テクニックを求める日本人クライアントさん方を相手に、エンジェルをモチーフにした絵を描き、表現していたそう。ビビッドな色合いの中に生まれる温かい眼差し、これこそ彼がこの美しいセドナを見つめている眼差しなのかもしれません。ポールさんはこのインディアン・レストランで食事をする事が多いらしいです。
■ <India
Palace:1910 W highway 89a #102 Sedona,
AZ 86336 (928) 204-2300>
<2つのボルテックスでセドナを満喫>
せっかくセドナまで来たのですから、全てのボルテックスをまわらなければ!という事でハイキングシューズを履いてでかけたのがCathedral
Rock 近くまで行ける、Red Rock
Crossingという場所。こちらはCrescent
Moon Ranchという公園内にあり、駐車料金10ドル(5人乗り1台:2014年3月時点)を払って園内へ。ピクニックテーブルや簡易トイレも用意された憩いの場、そのこから園内入り口でもらった地図を片手にOak
Creekというせせらぎ沿いに歩きます。途中、実際に利用していたふるい水車小屋をみかけたり、”石の妖精”とも呼ばれている、丸石達が重ね合わさった物に出会います。さらには、広い赤石のエリア(ヨガや瞑想をしている方も多し)、そしてBuddha's
Beachという名の河原に到着。ここから見上げる大聖堂のような石の壁、かなり強烈です!
最後に残しておきたかったのがAirport
Mesaと呼ばれる場所。ここは「夕日が奇麗だからサンセットに向けて行くといい」と言われておりましたが、駐車場がいっぱいになってしまうであろうと考え、ちょっとだけ早めに到着。それが大正解!まずは行き帰り20〜30分のトレッキングコースで、岩の上まで登ってみました。セドナの中でも、360度見渡せる場所はここだけなのだそうで、みなさん一生懸命登っていましたね(特にきまった足場はないですので、気をつけましょう)。頂上からみるセドナは幻想的かつ驚異的、エアポートというだけに空港近くにあるのですが、上からはよくみえませんでした。岩から降りてトレッキングコースを逆戻りしたちょうどその時がサンセット!タイミング良くお日様とお別れできました。じつは、岩からすぐ真下にも駐車できる場所がいくつかあるのですが、こちらはかなり混み合っております。
<最後に:セドナからのエスカージョン>
ご家族旅行の場合、セドナのスピリチュアル、ボルテックス、サイキック的要素は、お子様からはあまり興味をもたれないかもしれませんね。大丈夫です、そんな時に、キッズのハートをゲットできる場所があるんです!セドナから30分ほど南に向かったCamp
Verdeという場所にあるOut
of Africa Wildlife Park、こちらは普通の動物園というよりも、もっともっとワイルドで、そして絶滅に近い動物達の保護施設。しかしながら、エンターテイメント性も抜群で、ホワイトタイガーがプールに飛び込むショーが見れたり、Feed
the Tiger (別料金で$5ドル:2014年3月時点)で大きな虎達に生肉を食べさせる体験ができたり、あるいは蛇やトカゲのショーや、もちろんトラムに乗っての“サファリパーク体験”が楽しめます。サファリ体験中には、キリンに餌付けする事も可能(お腹いっぱいの時はそばに寄って来てくれませんが)ですし、他にもダチョウやシマウマ、水牛などがかなり近くまでやってきてくれるので、お子さん達(大人達も)はかなり興奮されると思います。園内にはジップラインもひかれており、ヘルメットを被った人達が、ライオンや熊、虎などの上をスーッと渡って行ったりします。
■ <http://outofafricapark.com/>