ぷれ〜り〜座談会シリーズ第4弾はサラリーマン座談会。2月号で行った前編に続いて今回は後編です。トピックも接待や打ち上げに使うお店や、バケーション、ファッションなどに加えて、奥様にお願いしたいことなどキワドイものまで多岐にわたりました。
参加者紹介 |
藤田さん |
メーカー勤務。シカゴ6年目。休日は奥様との買い物デート。趣味は自然散策、旅行、アニメ。現在自主制作アニメを制作中。 |
安藤さん |
不動産関係。シカゴ16年。夏は庭いじりの後のビールが好き。二人のお子さんが巣立った後は奥様と二人ぐらし。昔ファッション業界におられた。 |
村田さん |
自動車関連。シカゴは12年。幼少時は転勤が多く、商社、銀行を経て今のお仕事に。武道と車が大好き。奥様と二人のお子さんの4人家族。 |
杉山さん |
商社勤務。シカゴには5年目。休日は一歳の息子さんを連れて奥様と一緒に買い物。今のお仕事には10年以上。出張が多い。 |
畑中さん |
旅行業界。シカゴには12年、釣りやキャンプなどのアウトドア系アクティビティーをはじめ、ギターや、食べ歩きと多趣味。ずっと旅行業界に身を置きたいそう。奥様と二人暮し。 |
●接待でよく使うお店の話
住む:さあ、それでは後半です。まずはサラリーマンらしく、接待や打ち上げに使う場所を教えて頂きたいのですが?
安藤:和食が中心だと、メニューのバリエーションがキーになるので、ダルマか車屋が多いですね。気軽なので鳥新も寄るかな。
畑中:僕はダウンタウンではパークハイアットホテルに入っているNOMI。個室もあるし、老若男女を問わず皆さん喜んでくれます。他だとLawry’sも日本からのお客さんには好評です。あそこも個室があって料金もリーズナブルなんですよね。やっぱり接待では個室がネックなんですが、NOMIは和食もあるので重宝します。お客様が洋食はダメな場合でも『ここなら寿司もありますよっ』みたいな。
住む:ホテルの中に入っているから体裁もいいし。
畑中:そうですね。郊外だとRoselleとHigginsの角にある韓国料理店BBQ
HUT。あそこのカルビはわりと美味しいんですよ。軟骨みたいなブリスケットってのもあるんですけど、焼くとこう縮れて、油みたいに見える部分なんですけどね。あれが旨いんで最近仲間内で流行ってます。
住む:あそこも個室っぽいトコがあるしね。僕はあそこの冷麺が好きだなあ。
藤田:僕は出張者を連れて行くならSignature
Roomかな。ジョンハンコックの上の。あとは中華街のPhoenixで飲茶は定番です。最近宴会に使って良かったのはBBQ
HUTと同じモールにあるSANという韓国料理屋。焼肉主体ではなく韓国風居酒屋みたいな感じでメニューが豊富なんですよ。
住む:あそこはどのメニューもちょっと一工夫してあるし、お酒に合う味付けのものが多いですよね。フックラした美味しい玉子焼きがあるんですけど、あれはお勧めです。ちょっとピリ辛で。
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ダルマの串焼き |
車屋のとんかつ定食 |
BBQ
HUTのブリスケット |
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アットホームな鳥新 |
鳥新の鳥肉挟み揚げ |
Lawry'sのステーキ |
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洗練されたNOMIのインテリア |
NOMIのローストビーフ |
絶景のSignature
Room |
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あったかいSANの韓国鍋 |
くせになるSANの玉子焼き |
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フェニックスの豚シュウマイ |
フェニックスの海老シュウマイ |
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村田:私は仕事の関係でデトロイトによく行くんですが、Tributeというレストランがお勧めです。もともとシカゴに居た日系シェフがいるので、日本人に合う味を良く分かってるんですよ。(編集部注:以前Le
Francaisで働いていたDon Yamaguchi氏だそうです。)パティシエも日本人の女性だし。あとシカゴならやっぱりEverest。あそこも個室があって夜景が綺麗。それに個室ではタバコもOK。勿論オフレコなんですけど、頼めば灰皿を用意してくれます(笑)。あとは変わったお店としてチョット騒いでも良い場合はMKを使います。ロフト系のレストランなんですよ。
杉山:僕は日本からの出張者の場合はダウンタウンのCHOPHOUSEかな。やっぱり無難だし、あのボリュームには出張者が喜んでくれますよね。
畑中:日本から来た人って必ず『大きなステーキ食わせろ』って言うでしょ。そういう意味ではCHOPHOUSEは他のレストランに比べてドカッとしたプレゼンテーションがいかにもアメリカっぽいし。お客の層もシカゴっぽい。
杉山:下のバーエリアで生ピアノを演奏している時もあるし、食後に一杯どうですか?って時も色んなエンターテイメントが周りにあるでしょ。ジャズバーとかピアノバーとか。そういう意味でも便利なんですよね。
畑中:シカゴにはステーキ屋が多いから迷うよね。シカゴオリジンって言うのがなかなか分かりにくい。やっぱりMorton’sかCHOPHOUSEなのかな。
安藤:月並みだけどMorton’sは良いと思いますよ。あの雰囲気も含めて。
畑中:Morton’sは、どちらかと言うと女性的なステーキで、CHOPHOUSEが男性的なステーキ。
住む:僕が食べた中ではRuth
Chris‘のステーキが印象に残っていますね。あのバター味がいい。シカゴ・オリジンではないけど。
杉山:アメリカ国内から日本人のお客さんが来た場合は、やっぱりシカゴカルビですね。日本人メジャーリーガーのお客も多いから話題性もあるし、ゆっくりできる。ケンタッキーやオハイオから来るお客さんは『アーいいねえ、レバ刺し食えるんだ』なんて言ってくれます。
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お洒落なTribute |
Tributeのフィレ |
CHOPHOUSEのステーキ |
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Everestのインテリア |
MKのロフトダイニング |
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Ruth
Chris'のフィレ |
Morton'sのロブスター |
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●バケーションに行って良かった場所
藤田:ウチはとにかく車で移動です。西はイエローストーンから、東はプリンスエドワード島まで行きました。南はキーウエストまで。目的地だけを決めて、あとは宿も取らずに面白そうな町があったらフラフラ立ち寄る旅行が楽しいんです。その町で何時間か潰して夕方になったら宿取って、また次の日朝早くから出発するような超テキトーな旅。アメリカってそういう旅が安く出来るでしょ。トリプルAに入ってたら割引も利くし。アメリカならではの旅行スタイルだと思いますよ。
村田:私は父がメイン州にいるので、こないだ車で行ってきました。海の方に綺麗な古い町がいっぱいあったんですけど、そういう所を巡るには車で行くのが一番良いですよね。風景を楽しみながら古い町を通ってるとヨットがたくさん見えたりして。
住む:この辺だったらミシガン湖の湖畔沿いをグルッと廻ると似たような風景に出会えますよ。シーズンを選ばないといけないけど、Upper
Michiganは本当にいい雰囲気です。
安藤:私は、お客さんにGalenaをよく薦めます。車が好きだったらガリーナまでの道のりってチョットくねくねしてて気持ちイイんですよね。
住む:僕は紅葉シーズンになるとウィスコンシン。ドア・カウンティーもいいんだけど、反対側でミネソタの方のOnalaskaとかあっちの方。イーグルもいるし。
畑中:紅葉と言えばね、この辺りってメープルとオークが混ざる所なんですよ。メープルとオークって紅葉する気温がので、ここらへんだとオークが黄色くなってからメイプルが始まるんです。だから紅葉の時期が終わっちゃったかなって思ってもメープルの紅葉が始まるので時期的に長い間楽しめるんです。ところで、ミズーリにBransonって言う町が有るんですが、日本人の間でここがもう少し広まって欲しいんですよね。
一同:どこそれ?
畑中:カントリーミュージックのメッカみたいなところなんですよ。色んなショービジネスが40種類くらい入っているんですけど、その中の一つ、Baldknobbers
Jamboreeっていうコメディーショーにはマイク伊藤さんっていう日本人の方もいます。そのショーをはじめ、とにかく家族で楽しめるところなんです。まだカジノは無いので安全な町だし。カントリーウエスタンの宝庫です。
安藤:インディアナにあるアーミッシュの町Arcolaはどうですか?
畑中:Arcolaは日本からもファンが集まるくらいキャベツ人形のショーで凄く盛り上がります。あと、南イリノイも穴場ですよ。車で6時間くらいだけどワイナリーとかベッド&ブレクファストも多いし。自然がとっても綺麗なトレイルは魅力的です。。
藤田:そういえば昔『あらいぐまラスカル』って番組があったでしょ?あれに出てくるロックリバーってのがロックフォードにあるんですよ。
一同:うそ〜?マジ?
藤田:本当。調べたらその上流にある街が舞台になってるんですよ。原作者はThomas
Sterling Northさんって言うんですけど、彼が住んでた家もあるんです。(編集部注:ウイスコンシンにあるEdgertonという街です。)それにご存知でしょうけど、トム・ソーヤもミシシッピー川だし。
畑中:Hannibalだよね。セントルイスのちょっと北。インジャンジョーの洞窟もあるよね。
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イエローストーン国立公園のゲート |
自然が美しいミシガン上部 |
素朴な田舎町のArcola |
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南部の雰囲気漂うHannibal |
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●ファッションについて
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ハイセンスなデザインのZEGNA |
住む:それでは次にサラリーマンの身だしなみ、ファッションについてです。
村田:私はZEGNAって言うブランドが好きなんですが、お客さんの所へ行くとアメリカ人に受けがいいです。ニーマンマーカスなんかで売ってます。チョット高めですけど、色がとっても鮮やかなんです。
杉山:僕はこっちで既製品を買うと胸元がダブダブしちゃうので、日本に帰った時に買うんですが、コールズとかで安いのを買ったりする事はあります。
住む:安藤さんは昔ファッション業界でお仕事をされてたんですよね?何かご意見は?
安藤:私は、最近のアメリカのカジュアルってちょっと行き過ぎてると思うんですよ。20〜30年前にあった『TPO』なんて言葉は死語じゃないですか。ポロシャツの人が多すぎ。だから最近の若い人達が、本当に『これは』という時に着るものが分からなくなっちゃってるんですね。ベースがちゃんと出来てないから。
畑中:
1個上のフォーマルの域に入った時に駄目ってことなんですかね?
安藤:例えば会社に入った時に最初何を着たら良いかさっぱり分からない。カジュアルは彼らはそれなりに今のトレンディな物をどんどん取り入れているんだけど、じゃあ大学を卒業して弁護士になったり、銀行員になった時に何を着るかってのが昔に比べてかなりチグハグになってきている。
住む:カジュアルではお洒落でも、決める時に決められないって事ですね。確かにスーツなんか着ませんもんね。
村田:アメリカではカジュアル全盛ですからね。西海岸のトヨタさんなんかスーツを着たら逆に怒られるとか。ホンダさんも金曜日だけがカジュアルで、同じようにスーツを着ると怒られるそうです。
杉山:モトローラもサプライヤーにも「もうスーツ着てくんな!」って言ってきますよ。
安藤:そういう風潮なんですよね。だからこそここぞって時には常識的なものが何なのかってのを知って欲しいんですけどね。
住む:安藤さんは何処でショッピングするんですか?さぞかし。。。
安藤:いえいえ。私はミシガンアベニューなんかでは買いませんよ。その代わり年に1回か2回アウトレットに足を運びますけど。でも私が定期的にチェックするのはValueCityとBurlington
Coat Factory、そしてSYMSです。この3つは月に1回は必ず行きます。SYMSなんかはなかなか良いスーツやジャケットがあるんですよ。でも何よりもネクタイに良いのがあるので要注意です。そして、ValueCityも凄い掘り出し物がある。ブランド物のジャケットやスーツがめちゃめちゃな値段で売られています。Burlington
Coatもブルックスブラザーズが大安売りになってたりして。
畑中:最近は日本の服屋さんが凄いですよ。ウチは実家が洋服屋なんですけど、こないだ父親とアオキに行ったんですよね。父の店って良い物しか置いてないんですが、その父がびっくり。安いから粗悪っていう事ではなくって、仕上がりの良いものが安いって。もう高いスーツを買うことは無いな、なんて言っちゃってました。
安藤:イトーヨーカドーなんかも一万円とか一万五千円くらいで結構良いスーツがありますよね。量販店もバカにできません。
杉山:バリエーションも多いし、何よりサイズが僕らサイズ(笑)。
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高級店のニーマンマーカス |
おてごろなKohl's |
なんでも揃うSYMS |
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掘り出し物があるかも?Value
City |
品揃えもいいVuelington
Coast Fact. |
アオキ、懐かしいかも! |
●奥さんにお願いしたいこと
住む:さて、こないだ女性誌を読んでたんですけどね、それに『旦那のここを調教したい!』みたいな記事があったんですよ。それに載ってた『許せないところナンバー1』ってなんだったと思います?
一同:だらしない格好とか、飲んで帰ってこないとか?週末にゴロゴロしている?
住む:僕もびっくりしたんですけどね、一位は『脱ぎ散らかす』なんですよ。その記事では脱いだものをその辺にかけるとか、ソファーとか椅子とか、勝手に自分の決めた所においておくところを調教したいって(笑)。
杉山:あるなあ〜それ。そこに置いといたらまだ後で着るんだから放っておいてね、みたいな場所ね(笑)。
藤田:あるある。俺もある。
住む:それ自体はちっちゃな事じゃないですか。でもそういう小さい事こそ蓄積されるのかなって。だからこそ、今回は世の中の男性陣の率直な気持ちを代弁して『奥さんにお願いしたい事』ってトピックでお願いしたいな、と。
畑中:女性って記憶が良すぎるんですよ。男が完全に忘れたことをいつまでも覚えてる。で、自分の立場が追い込まれると、『じゃあ言いますけど、5年前のアレとか10年前のアレをあなたは覚えてるんですか?』って事になる。全部覚えてて、全部我慢しているところがあるみたいなんですよ。それが後になって爆発する。もちろん良い事も覚えているんだけど、それ以上に男の立場を揺るがすほどの悪い事をずっと覚えてる(笑)
住む:要するに『忘れてくれ』というわけですね(笑)?う〜ん、いきなり物議をかもしそうなやつを直球で来ましたね。この記事書けるのかなあ。。。
村田:このトピックは簡単ですよ。ものすごく簡単。女性はアメリカにいるとちょっとリラックスし過ぎちゃうでしょ。で、日本に帰る時に急いでダイエットしたり、実際に帰ってからガッカリする。それじゃ良くない。ヤッパリ永遠に、本当に死ぬまでキレイでいて欲しい。
住む:だから物議をかもすのじゃなくって(笑)
村田:いやでも、これは大切なんですよ。ヤッパリ永遠にキレイでいる事を忘れて欲しくないですよ。それは女性のためでもあるんだから。
住む:確かに自分の相手にはいつまでも綺麗でいて欲しいっていう気持ちはあるでしょうね。『結婚』を単なる『惰性』にしたくないというか。旦那の前でキレイになる必要がなくなってしまうことに対しての危機感があるというか。自分の事は棚に上げて(笑)。
安藤:着飾るとかそういう事じゃないんですよ。清潔感というか、品のある美しさをキープして欲しいと思います。でも私としてはそれよりも気になるのは長電話。一時間とか一時間半とか普通にやってる。
藤田:ははは。僕も通常は気にならないんですけど、仕事から帰ってきて腹減ってる時に電話してたりネットしてたりで飯が出てこないのは気になりますね。俺腹へってんだけどって思っちゃう。あとね、買い物行ったときにさ、「これどう?」とか「あれどう?」って聞いてくるでしょ?でもこっちが何か答えても全然聞いてないのね。じゃあ何の為に聞くの(笑)って?
杉田:あるあるそれ(笑)!最初から決まってるんですよ。全然参考にされてない。聞かれた時にカミサンの顔をみたら「ああ、こっちって言って欲しいんだろうな〜」みたいな。
住む:参考にする気はハナからない。でもとりあえず一緒に来てるから聞いておこうかと(笑)。
畑中:やっぱりショッピングって男と女の差が出るよね。女の人はとにかく買い物が長い。男って最初から買うもの決めて行くでしょ。でも女の人は目移りする事を楽しんでる。
村田:その代表が女性の靴売り場(笑)。
一同:(大爆笑)
住む:今日は靴売り場行くなって思ったら単行本持って行かなきゃ。でも本が盛り上がって来た時に、二つ靴を見せられてどっちがイイって聞かれるのね(笑)
畑中:でも、今気づいたんだけど、僕もOutdoor
Worldとか行ったら全てのアイルを回っちゃって「何でそんなのまで見るの?」って言われてるなあ。
村田:あ、僕も。ワイン好きだからお酒買いに行くと色々手に取ってみるんですよね。奥さんは興味ないから待ちぼうけ。そうね、だからお互い様ですね。
住む:なんか勝手に丸くまとめちゃいましたね。それは僕の仕事なのに(笑)。
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ダウンタウンへはメトラが便利 |
四ツ星ホテルで贅沢を満喫 |
どれも美味しいペニンシュラのスイーツ |
●シカゴについて
住む:最後になりますけど、皆さんシカゴは好きですか?
杉山:好きですよ、冬以外は(笑)。
安藤:私は昔サンフランシスコに4年いたんだけど、シカゴの方が全然住みやすい。まずコスト面でリーズナブル、教育面もレベルが平均値より上。アメリカ本来の姿がまだまだ残っていて、人間も素朴だけど勤勉。非常にアメリカイズムな所が残っていると思うんです。私にはアメリカっぽくって色んな意味で文化があるシカゴが合ってるようです。
杉山:郊外とシティーの距離感もいいですよね。ちょっと離れるとかなり田舎な部分も残っていて色んなものがミックスされている感じだし、確かに生活はしやすい。ニューヨークやLAとかラスベガスに比べると刺激は少ないんだけど、住むには良い環境だと思います。
畑中:程よく都会で程よく田舎って感じでしょうか。LAなんかも気候は良いんだけど、実際に住んでる人に聞くと「いや実はね」って言う事も色々ある。勿論住めば都なんだろうけど。
住む:確かにシカゴの嫌な所をあげろって言われたら、刺激の少ないとことか、寒いとこになるけど、人種差別とか、労働に関する格差を口にする人は他の街に比べて少ないかも知れませんね。度量の大きな街だと思います。シカゴで成功しなかったらどの街でも駄目だよって言われましたね。
安藤:ファッション関係の友人がNYから来たんですけど、シカゴは一箇所(ミシガンアベニュー周辺)を中心にして殆どのブランドが揃うと言っていました。確かにNYにはいろんなものがあるけど、散らばってる。それに比べるとデパートやブランドが一箇所に集まってるってのは羨ましいって。
畑中:NYからシカゴに来ると、みんな街の綺麗さに驚きますね。そして、アメリカ的な雰囲気がもっとするって。何か時間の流れもゆったりしてるし。最初にNYに行くと、「ワーNYだ」と思うらしいんですけど、その後でシカゴに来ると「あ、これがアメリカなんだ」って思うそうです。
杉山:僕はかみさんにメトラの乗り方を教えて、結構早いうちに一人で行かせたんですけど、あれはお勧めしますよ。とっても安全だし、行動範囲が広がります。
住む:確かに奥様方にもっとシカゴを楽しんで欲しいですね。ホテルのアフタヌーンティーなんか20ドルちょっとでしょ。それでメトラは往復10ドルくらい。一日35ドル以下で最高のエンターテイメントですよ。月に一回違うホテルに行ったら一年遊べる。あとミュージカルと博物館。これをひとつづつやったらどれだけシカゴが素敵な所なのかを分かってもらえると思うんだけど。
畑中:シカゴって基本的にはNYと同じ物があるんです。同じだから目立たないけど。例えばシカゴにはダウンタウンにシアターが全部で40個以上あるんです。これってブロードウェイの数と一緒なんですね。そして来てるミュージカルもほぼ同じ。勿論NYは別格ですよ。でもNYで流行ったものは絶対シカゴに来るし、反対にニューヨークに行く前にシカゴで上映されるものも沢山ある。シカゴで腕試しみたいな。そんな街ちょっと他には無いですよ。
住む:音楽的にも同じ事が言えるよね。ビッグネーム・ミュージシャンは必ずシカゴを通っていくでしょ?チケットだってNYやLAで買うより安いし。良いコンサート会場も一杯あるしね。
安藤:私はレイクショアードライブを車で疾走する度にシカゴの素晴らしさを満喫しますね。
村田:NYでああいうのはあり得ないですよ。僕も走りながらこんなに良い所は無いといつも思います。
住む:あ、そろそろ時間です。今回は皆さんのお陰で今までの座談会とはちょっと違った感じになりました。今後もサラリーマン業を満喫してくださいね。どうも有難うございました。
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レイクショアードライブ:ミシガン湖と高層ビル群の間を走る |
如何でしたか?サラリーマンと一口に言っても皆さん人それぞれ。でも今回の参加者の皆さんに共通していたのは少ない余暇や、時間を有意義に楽しく過ごそうという探究心でした。ビールを酌み交わしながら語る皆さんの楽しそうな笑顔が印象的でした。
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