毎日が冒険!大きく育て子ども達!元気に育て子ども達!
幼稚園と言う場所は、沢山の出会いがあり、そして沢山のお別れがあります。お仕事の都合で、卒園、進級寸前に帰国や転勤で引っ越ししなければならない子ども達も沢山います。『先生、またね。』と言って幼稚園を去っていく子ども達。たかし君(仮名)もその一人で、お父さんのお仕事の都合で、別の州にお引っ越しが決まってしまいました。
たかし君は残り少ない幼稚園生活を噛み締める様に、毎日が全力投球でした。毎日お友達と泥だらけになるまで忙しく遊び、時には芝生に寝転がり、流れる雲を見つめたり。仲間と取っ組み合いのケンカをした後は、泣きながら『ごめんねぇ。ごめんね。』と仲直りを求めたり...思いっきり遊び通した素敵な幼稚園生活でした。
お引っ越し数日前たかし君に、『ねぇ、たかし君、幼稚園で一番何が楽しかった?
もう一回できるとしたら何がしたい?』って聞いたんですよね。そしたらたかし君、今まで忙しく動かしていた手をぴったと止め、『う?ん、う?ん』と、一生懸命考えてくれました。そして私の顔を見上げ、『全部』と言って微笑んでくれたんです。
5歳のたかし君にとって、今まで過ごしてきた『全部』の経験が心に残り,『毎日が楽しかった!』と思える事って、とても幸せで素晴らしい事だと思います。幼児期という大切な時期にお父さん、お母さんの愛情をたっぷりと受けて育つ事、幼稚園で大好きな仲間と先生に囲まれ過ごせる事、安心した環境で過ごせる事。日々驚き、感動、嬉しい事、悲しい事、笑いと涙が子ども達の心を育み、子ども達が前進できる力となり、子ども達がこれから大きくなる上で、人としての土台となっていくのでしょう。
子ども達はものすごい勢いで大きくなります。毎日を大切に、充実に過ごし、毎日が楽しい、毎日が冒険!と思える幼児期を過ごせる様、子ども達を見守り、応援し続けていきたいですね。
大きく育て!子ども達! 元気に育て!子ども達!