近年、成人だけでなく子供の病気が増加しており、IQViaによる2017年の調査で、0〜17歳の子供721万3599人が何らかの抗精神薬を処方され服用しているという異常事態になっています。 また18歳未満の子供の過体重は3人に1人、学習障害は6人に1人、喘息は9人に1人、ADHDは10人に1人、食物アレルギーが12人に1人、発作(痙攣)は20人に1人、自閉症は36人に1人(男児は28人に1人)、と報告されています。
良い解決法は無いのでしょうか? 最近、幾つかの症例報告でカイロプラクティックによって自閉症の子供の姿勢が改善し、不眠症、頭痛、首痛、腰痛、行動異常などが有意に改善したという論文が医学誌に掲載されています。
1974年と1975年にテキサス州で行われた研究でも、カイロプラクティックによって子供の喘息、神経症、無気力症、集中力散漫、暴れる等の情緒や行動、神経上の問題が改善し、成績やIQにも良い成果が得られたことが報告されています。 また、1989年に発表された研究では、小児科医の診ている200人の子供と、カイロプラクティック医師の診ている200人の子供を比較した結果、カイロプラクティックを受けている子供の方が、耳の感染症、アレルギー、扁桃炎などの罹患率が低く、健康状態が優れている事が判明しています。
Lancetに1981年に掲載された研究で、小児の急性中耳炎に対し、鼓膜切開手術を受けた群、抗生物質を受けた群、手術と抗生物質の両方を受けた群、そして何の治療も受けない群を比較すると、痛み、体温、膿の出た期間、耳鏡検査、聴力、再発の可能性に関して4つの群で全く差がないという結果を報告している。 BMJに1990年、2001年、2002年と3回も「子供の中耳炎に抗生物質は殆ど有効性が無い」という結果の論文が複数の研究者から報告されている。 BMJに2009年に掲載された研究で、滲出性中耳炎へのコルチコステロイド鼻腔内投与はプラセボとの有意差なし、と報告されている。 中耳炎への医学的処置に効果がないことが判明しています。
JAOAに1966年に掲載された研究では、上部呼吸器系のバクテリア炎症の問題の原因が、頚椎上部の可動性であった。この部位の動きが良い様に調整をすると炎症問題が起こらなかったと報告しています。 Manuelle
Medizinに1987年に掲載された研究では、第1〜4頚椎に生じた不整列が神経機能不全を起こし、身体機能を悪化させ、結果として病理学的に中耳炎を引き起こしている。カイロプラクティックで脊椎を調整することにより、神経系統が正しく働き、身体を正常な機能に回復させると報告しています。 JCCPに1997年に掲載された研究では、薬による治療よりカイロプラクティックの方が子供の中耳炎に有効であると報告しています。
こういった研究論文による科学的根拠で子供の病気が増えていること、医学的処置に効果がないこと、カイロプラクティックが有効であることが判りましたが、カイロが必要な子供はどの程度いるのでしょうか? Dr.
Gutmannによるドイツの研究で、生後1ヶ月の新生児1000人をチェックしたところ、出産が直接関係した首の負傷(サブラクセーション・不整列)が80%の赤ちゃんに見つかったと報告しています。 Lendon
Smith医師は、全ての新生児は首と脊柱の検査を受け、必要に応じてカイロプラクティックの矯正を受けるべきである。この助言は受け容れるのが難しいですか、と述べています。
JMPTに2012年に掲載された研究で、カイロプラクティックは新生児から18歳未満の子供にも安全であると報告しています。 欧州20カ国で19,821回の小児患者来院を調べた結果、カイロプラクティック施術後に副反応が起きたケースは1%未満で、殆どが軽い筋肉の痛みや張りで数時間以内に解消しています。 重度の副反応はありませんでした。
安全で有効なカイロプラクティックのケアを受けて、貴方の子供さんの健康の回復・維持・増進にお役立て下さい。 Arpad
DeNagy医師は、出産時の負傷の結果生じる神経系の障害は直ぐに発生するので、カイロのケアは出産後から予防の為にも直ぐ始めるべきだ、と述べています。