米国のスーパーマーケットでは、リンゴなど果物や野菜にバーコードと商品価格識別番号(PLU)が記された小さな丸いシールが貼ってあるのを、皆様ご存知のことと思います。 しかし、その番号に他の識別の意味があることをご存知ですか?
PLU番号には、4桁の3000番代と4000番代のA群、5桁の8で始まるB群、そして5桁の9で始まるC群の3群に分類されます。 A群は通常の一般的な農法で作られた作物、B群は遺伝子組み換え作物(GMO)、そしてC群は有機栽培で作られたオーガニック作物を表しています。
世界の主要先進諸国では遺伝子組み換え食物は禁止されているか、その表示が義務付けられていますが、米国では表示義務がありません。 ロシアは発癌リスクがあるとして、米国からの遺伝子組み換え食物の輸入を禁止しています。 実験でも遺伝子組み換え食物を餌として与えられたラットは有意に悪性を含む腫瘍の発生が確認された、という報告も複数ありますから、遺伝子組み換え食物(GMO)は避けた方が賢明でしょう。
一般的な農法のA群も、遺伝子組み換えでこそないものの、化学肥料や農薬などを大量に使用していることが考えられますから、出来れば避けたいものです。
野菜や果物を購入する際は、シールを見て番号が9で始まるオーガニックが安心、3か4で始まる一般栽培のものが普通、8で始まるGMOは危険で避けると覚えておきましょう。 また、袋詰めで販売されている場合は、シールではなく、袋にPLU番号が印刷されていますから、確認しましょう。