|
どこからともなく聞こえてくるクリスマスソングいろいろ。12月に入ると、お店でも、レストランでも、ラジオでも、とにかくヘビロテでクリスマスミュージック対応中。昔から知っているのもあれば、初めて聞くようなもの、信じられないアレンジのものや、外国語の歌詞のもの、子供っぽいものに、アダルトっぽいロマンチック系、など。とにかくその数とバラエティは予想できないほどです。もちろん、クリスチャンのお祝い行事であるクリスマス、ですが、世界各国で”宗教を超えた季節風物”になっているようです。
さて、このクリスマスソングですが、大きくわけて二つの種類があるようです。まず一つ目、これはあくまで「キリスト教の聖書のお話にのっとった歌詞であり、また、メロディラインも聖歌、賛美歌の一種である」もの。該当するのは、Silent
Night & Holy Night、Angels We have heard
on High, Joy to the World, O Little Town of
Bethlehem, Hark the Herald Angels Sing, Away
in a Manger, O Holy Night, We Three Kingsなどでしょうか。どちらも、教会の礼拝などでも歌われ、宗教的な教えが含まれている歌詞が特徴。これらは非常に長い歴史のあるものが多く、またメロディラインも、西洋文化に親しんでいる方ならだいたい脳裏に入っているようなもの。中には、What
Child is This?のような、”旋律はグリーンスリーブス(英国民謡)で、歌詞だけをクリスマスのストーリに変更”したというリメイクバージョンもあり。ちなみに、もともと”『グリーンスリーブス』という曲は、失恋の歌、しかも、”とっても魅力的な若い女性に振られてしまった中年男が、溢れるばかりの恨みを込めて歌ったソングらしいのです。うーん、なかなか面白いバックグランドのある曲ですなぁ。
こういった賛美歌のタイトル達、日本語になるとなんだかとっても「厳か」というか「古めかしい」響きになるのは、言葉の選択のせいでしょうか?例えば:
Silent Night & Holy Night 『聖しこの夜』
Angels We have heard on High 『荒野の果てに』
Joy to the World 『もろびとこぞりて』
O Little Town of Bethlehem 『ベツレヘムの小さな街で』
Hark the Herald Angels Sing 『天には栄え』
Away in a Manger 『飼いばのおけで』
O Holy Night 『さやかに星はきらめき』
We Three Kings 『われらはきたる』
What Child is this 『御使いうたいて』
もう一つのクリスマスソングの部類は、”宗教色はなくとも、クリスマスや冬の楽しみを題材とした庶民的音楽”であり、童謡、ポップ、クラシック、などなど様々な分野で親しまれている曲です。例えば、Rudolph
the Red-Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ), Winter Wonderland,
Frosty the Snowman, Santa Clause is Coming
to Town(サンタが街にやってくる)」, Sleigh Ride(そりすべり),
Jingle Bells, I Saw Mommy Kissing Santa Clause(ママがサンタにキッスした),
そしてSilver Bellsなどでしょうか。こちらの類のポップな庶民的クリスマスソングは、毎年その数が増えていっているような気がします。なぜなら、アーティストの皆さん、「クリスマスアルバム」などを制作する際に、オリジナルのクリスマスソングを収録したり、アレンジしたり。例えば、マライア・キャリーの『恋人達のクリスマス(All
I want for Christmas is You)、カーペンターズの『Merry
Christmas Darling』、ワムの『Last Christmas』もかなり有名ですし、ジョン・レノン&オノ・ヨーコのメッセージ感あふれるナンバー『Happy
Christmas - War is Over』もよく耳にします。されには、イギリス&アイルランドのミュージシャン達が結成し、飢餓撲滅チャリティーのためにレコーディングされた、『Do
They Know It's Christmas』などもありましたね。どちらも、この時期になるとラジオでガンガンかかってきますので、こういったミュージシャン達に興味のない方々も、自然とメロディを口ずさみながらお買い物したり、コーヒー飲んだり、お洗濯しちゃったり。。。
日本人DNAが動きだすクリスマスソング、をあげるとすれば、、、『恋人がサンタクロース(by
松任谷由美)』、『クリスマス・イブ(by 山下達郎)』、『クリスマスの夜(by 岡村孝子)』、『遠い街のどこかで(by
中山美穂)』、『メリークリスマスが言えない(by 稲垣潤一)』、『サンタと天使が笑う夜(by
Dreams Come True)』、そして最後に、ご結婚おめでとう!!な福山雅治の『Heart
of Xmas』、などでしょうか。リストは続きそうですが、筆者の年齢がばれる前に終了!です(笑)。さぁみなさまも、楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。Merry
Christmas!! |