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毎年思うのですが、師走が来るのが早い!早すぎる!「師匠が走るくらい忙しい」師走なんですが、どうも私の'師匠"はほんっとに短距離競争がお得意のようです。毎年タイマーの秒数が減って行きます…。という訳で2011年もほぼ終了という事になりました。クリスマスの飾りやハヌカのキャンドルがお店屋さんに列び、ラジオ局では24時間態勢でクリスマスの曲が流れてきますよね。しかし、アメリカ人の「ホリデー音楽」に対する情熱は凄い。もういい加減飽きないのかしらと思うくらい、どこもかしこも、大人も子供もクリスマス・ミュージックが大好き!みたいです。ユダヤ教信者である、バーバラ・ストライザンドさん、彼女もクリスマス音楽のCDなど出していますよね(ちょっと不思議)。旦那に聞いた所、このクリスマス・チューンには「ノスタルジック」な要素があるそうで、子供の頃からの家族との思い出、おいしい食事、そして25日の朝に興奮して眼を覚ました事、などが、“赤鼻のトナカイ”やら“ホワイトクリスマス”などを聞いていると頭に浮かんでくるのだそう。ふーん、そんなものなんでしょうかね。
さて、2011年を振り返ってみましょうか。読者の皆様にも衝撃だったのが、あの日本の3月11日の出来事ではないでしょうか?大きな地震、そして地震に伴って起きた前代未聞の津波。たくさんの方が亡くなり、そしてまだ行方不明多数、という本当に心の痛くなる震災でしたね。忘れもしないあの日、あの時。ホクはちょうど仕事でハワイにおりましたが、メインランドのお友達から「君の実家は大丈夫か?」という電話連絡が。何の事だか分からずにアパートに戻ってTVをつけた所…今まで見た事もないような画像。あまりの恐怖に、他のアパートの住民の方と手と手を握り、ハグしながらニュースをみていました。日本への電話は全く通じない…やっと両親の安否がわかったのが、なんと「フェイスブック」だったのです。すごいですよね、ネット場のソーシャル効果。メインランドにいる旦那と子供達、日本にいる両親、そしてハワイにいる私、と3方向でチャットが通じた時の嬉しかった事!読者の皆様も、アメリカから日本の家族や友達の安否を心配して過ごされた方も多かったと思います。この震災で命を亡くした方のご冥福をお祈りすると共に、地震を免れる事のできない日本のこれからの良い対策を応援していきたいです。
同じ11日でも9月11日、は2001年に起きたテロ事件の10周年記念でした。ホワイトハウスで行われた公式行事とともに各自治体でも様々なイベントがありました。どの集会でも目的は1つ、『テロを撲滅しよう!平和な世の中にしよう!』という事。あの事件から、空港のセキュリティーが厳しくなったり、何かあるたびにカラーコードで表記された「テラーアラー_ト」が発表されたり。イラクへ向かう兵士のいる家族では、彼&彼女の安全な帰還を心待ちにする日々。晴れて家族のもとへ戻って来た時の皆の笑顔をニュースなどで見る事がありますが、本当に本当に、平和というものがいかに大切か、を物語っていますよね。10年経って、平和が戻って来たのでしょうか?いえいえ、まだまだこれから、という気がします。戦争に送り込まれる人がいなくなるまで、これからも平和を求める運動をどんどんしていかなくては!と思います。
筆者がこの原稿を書いてる時に使っているコンピューターはMacBookです。もう20年近くMacintosh愛用者としてラップトップ、デスクトップ、iPhone、iPadを毎日使っています。昔から「ウィンドーズ派」と「マック派」に別れるこのコンピューターの世界。ウィンドーズのビル・ゲイツ氏、そしてマックのスティーブ・ジョブ氏、は二人とも非常に尊敬されるそして愛される創始者ですし、また二人のライバル的な存在がある意味“良い競争”を創りだしているような気がしていました。しかし、残念ながらスティーブ・ジョブ氏は10月5日に息を引き取りました。世界中が彼の死を悲しんだようで、オバマ大統領をはじめ各著名人が彼の多大な功績を称える言葉を述べていました。TwitterやFacebook上でもたくさんの方が「ありがとう!スティーブ!」というメッセージを残していましたね。確かに…iPhoneがない毎日なんてもう想像もできないくらい、生活に密着しているマックの製品。スティーブさん、きっと天国でのデーターベースを操ってiPadにダウンロードしてるかな。
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若かりし日のスティーブ・ジョブ(右)とビル・ゲイツ(左)。
二人とも結構なイケメンだったんですね。 |
他にも、2011年にこの世を去っていったひと達の名前を何名かあげてみましょう。カダフィ大佐(69歳)。松田直樹(34歳)。長門裕之(77歳)。サティヤ・サイババ(84歳)。田中好子(元キャンディーズ)(55歳)。エリザベス・テイラー(79歳)。和田勉(80歳)。北杜夫(84歳)。というわけで、なんだかエモーショナルになる2011年だったような気がします。新しくやってくる年、2012年がみなさんにとって素敵なそして平和な年になるよう、心よりお祈りいたします。
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