|
ホクはなかなか映画館に足を運ぶ時間がないもので、もっぱら「ネットフリックス」で映画を見る派です。なので、DVDセールになるまで待たないといけないのが苦。でもね、いいんです。家で見る時にはパジャマでもよし、髪の毛ぼさぼさでもよし、途中で止めてちょっとおトイレ休憩、もいいんですから。最近のDVDには「スペシャル・フィーチャー」や「メイキング・オブ・〜」などが付いているので、映画本編以外にも見甲斐があるのも魅力です。
さて、このネットフリックス。レンタルやさんに行かなくても、自分の見たいリスト通りにDVDを宅配してくれます。そして見終わったDVDと交換して、次のリストに選んであるDVDが送られてくる、というシステム。便利!我が家は毎回3枚ずつのパッケージを選び、だいたい1枚は大人用(私と旦那が選ぶ)、もう一枚は息子用(ポケモン映画やミュージカルなど)そして時々は3歳の娘用にも選んだり(Dora
the Explorerやディズニー系など)。我が家にはケーブルテレビがないので、テレビドラマをまとめてみたり、昔懐かしい「ビバリーヒルズ90210」や「ファミリータイズ」などをゲットして思い出に浸ったり、と楽しみ方はいろいろです。
外国映画の種類もなかなか豊富、、、なんですが、日本映画のセレクションには少しがっかり。というのも「ホラー系」か「エッチ系」が多いように感じるのは私だけかしら?あとは「サムライ系」「ヤクザ系」「ゴジラ系」などもたっぷりと用意してあります。アメリカ人が日本映画に求めるテーマがこういう趣向なのでしょうか。なかなか興味深いセレクションではありますが、個人的にはあまり、、、アメリカに住んでいて日本映画にアクセスできるだけでも喜ぶべきなのでしょうが。ゴジラ好きな方にはきっとたまらないでしょうね。
そんな中、ここ最近で2本、と〜っても楽しめた日本映画がありました!それは「フラガール」と「カモメ食堂」。ご覧になったかたもいらっしゃるでしょうか?まず、「フラガール」は、題名通りフラダンサー達のお話。しかし所はハワイではなく、炭坑の街「常磐」。そう、「常磐ハワイアンセンター」ですよ、お父さん。現在は「スパ・ハワイアンズ」という名に変わり、ハワイブームも手伝ってなかなかの人気の場所。しかし、建設当初は、常磐という場所に観光客を呼びこむのでた〜いへん。村おこしのための観光業、それまで炭坑の世界しかしらなかった村の人達が一丸となっていく所や、若い女の子達が産まれてはじめて「フラダンサー」となって踊り、笑い、人々を魅了していく所など、なかなか根性物です、はい。ウクレレ界のレッド・ツェッペリンとも呼ばれるジェイク・島袋のウクレレ音色もマッチして、なんともあたたかな雰囲気。日本人の底力、団結力の強さが伺える映画でした。
もうひとつの映画「カモメ食堂」の舞台はフィンランド。そうです、北欧の白夜の国に、日本人の女性が食堂を切り盛りしている話。なぜフィンランド?なぜ食堂?とクエスチョンマークは尽きませんが、とにかく見てみるとなんだか気持ちの良い水に漬かっているような、そしてずっとその水に漬かっていたいような気持ちになるのです。小林聡美、もたい雅子、片桐はいりの作り上げる独特な雰囲気は健在、そこにフィンランド人達の優しい、のんびりした空気がとけ込んでいます。「人間、知らない事がたくさんあるのだ。それで良いのだ」と気づかせてくれるストーリー、そしてバランスの取れたおいしい「食事」が作りだすバランスの取れた人間関係、そんな雰囲気があなたの元気の素を作りだしてくれるかもしれませんよ。
Bollywoodという言葉が世界的に知られるようになりましたね。かなりくどい歌と踊りに戸惑う人も多いかと思いますが、なんともいえない豪華絢爛なイメージの中で繰り広げられるラブロマンス(ラブコメディ)がとても心地よかったりするのです。一昔前の日本映画を観ているような、ちょっとセンチメンタルな気分も味わえる、かな。とにかく出演者たちの美しい事ったら、、、熱い目に情熱的な身体、そしてサリの甘美な装いは好きな人(私です)にはたまりません。た〜っくさんあるボリウッドの映画の中でも初心者向け、そして一般受けしやすいかと思うのが「Monsoon
Wedding」。インドならではの豪勢な結婚式を舞台に、家族のつながり、愛の強さ、そしてインド文化の美しさを感じ取れます。もちろんボリウッドならではの踊りもあり、歌もあり、で大盛り上がりです。
ネットフリックスのリストの多さはなかなかの物、またその早い郵送システムもあなどれません。子供用はもちろん、精神世界を求める人用、レズビアン用にゲイ用などなど、ジャンルも豊富。なかなか良いエンターテイメントシステムではないかと思います。
|