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新学期が始ってから1ヶ月、我が家もホームスクールで毎日忙しくしております。ちなみに子供だけでなく、大人だっていつまでも向上心を持って学ぶ事は可能「日々これ勉強なり」の精神です。こちらアメリカでは、仕事をしていても夕方からビジネスクラスを受講したり、コミュニティカレッジでライセンス取得の為に勉強したり、と様々のよう。ホクの友達にも、子持ちながら夜に美術学校でインテリアデザインを専攻している素敵な女性がいます。彼女はやはり光っている、そして何か目標を持っていると毎日が楽しそうです。このように何歳になっても勉強を再開しやすい環境、これって一種のアメリカンドリームなのかもしれません。
ところで、日本語がネイティブ、そしてアメリカに在住という場合、英語を学ぶのはまさに「日々これ勉強なり」ですね。毎日毎日耳にし口にする英語、生きている会話ですから、「Hello
I am Lisa, How are you?」「Fine, thank you,
And you?」だけでは足りません。ESLに通う方、English Speakerのパートナーと会話して上手くなっていく方、テレビやラジオから学ぶ方、いろいろでしょうが、ホクは外国語を学ぶときに一番必要なのは「度胸」ではないかと思うのです。間違ってもいい、笑われてもいい(時にはわざと笑ってもらうくらい)、という気持ちでいると自然と会話が弾むもの。そしてリラックスした時の自分の口から発する言語は、やはりリラックスした言葉になって相手に伝わりやすいような気がします。在米11年、ホクが巻き起こした様々な「英語間違い」、旦那や友達に笑われつつ度胸を増やしていった年月、、、今回のホクホクでは私自身が経験した(というか、作り出した)「英語のWonderful
Mistakes」リストです。
<例その1>
トウモロコシが大好きな我が家では、皮付きのままの新鮮トウモロコシをスタンドなどで購入します。その昔、トウモロコシを買いに行こう!さて、いくつ買う?という質問をする際に「How
many mouths of corn shall we get?」。どっかの身体の部分だったなぁ、、、顔の近くだったなぁ、、、と思いついたのが「口」。正解は「耳」のEars
of cornでした。でもまぁ、家族に軽ーく笑いを提供できるマミーって素敵ですよね。
<例その2>
コーラスグループの練習の時の事。ソプラノ担当の中でも人一倍声の高いシンディさん、彼女はデスカント(随唱:メロディーラインとは違った高音部分を歌い、曲に深みを与える)が必要な時はいつでもかり出される女性。その天使のような声、健やかな歌い方はとーっても美しいのです。が、またここでやっちゃいました。「I
love to be able to sing decadent like Cindy...」という妻の一言を耳にした旦那、「what?」「you
know, decadent Cindy...」
Decadentとは”退廃的な””堕落しそうな”といった意味。例えばDecadent
Dessertなら”罪を感じるくらいおいしいデザート”、となかなか意味深な言葉なんですが、そんな風にシンディを表現してしまった私。「私もシンディのように、退廃的な女性になりたいの」、、、ごめんなさいね。でもあなたの美しさは罪だわぁ。
<例その3>
以前神学校でシェフをしていたという経歴をお持ちのリンダさん。彼女の作る料理はどれもおいしくって、ホームパーティーのメニューをいつもいつも楽しみにしています。リンダさんをホクの友達に紹介した時、何を間違ったか「This
is Linda, she used to work as a chef at
cemetery. 」え?という顔をみて気づきました、Seminary と Cemeteryの間違い。墓地で作る食事って、なんだかちょっと怖かったかな。
<例その4>
ある会合でスピーチをしなければならなかった時の事。ナーバスになって冷や汗、ドキドキ、、、そんな時に「大丈夫?」と優しい言葉をかけてくれた友達に「I
have butterflies in my stomach.」と言うべきを「I
have bugs in my stomach...」と。何か昆虫図鑑に出てくる物だったとは覚えてたんですがね、とにかく緊張していた私はつい大まかに”虫”にしてしまったようで。チョウチョウならまだかわいいものを、虫にしちゃうと「え。寄生虫?」のようなちょっとトイレに行きたくなるような表現になってしまいました。でもこの間違えで大笑いしたホク、リラックスできたのでスピーチは上手くいきました。
<例その5>
大学のクラスでCPRを受講していたホク。”キッチンから火が出た”という緊急時にどう対応するか、の授業。もちろん、火の元を確認し消火器をゲット、、、という内容だったのですが、このときにクラス内のパートナに向って「we
need a fire extinguisher!」と叫ぶべき所を「we need
a fire distinguisher!」と。Distinguish とは「認識する」という意味、「火を識別できる機械を取って来て!」と。なんじゃそりゃぁ〜状態でした。。赤い火、青い火、たき火、まぁいろいろありますがわざわざ識別しなくてもいいですからね。でも無事にCPRライセンスを取れましたので、めでたし、めでたし。
<例その6>
キリスト教系の大学で聖書の授業(必須だったんで)。Wonderful Mistakesはこんな真面目そうなクラスでも起きてしまったのでした。キリストの処刑に関わったと言われるPontius
Pilateローマ人総督、日本語でポンテオ・ピラト。「そっかぁ、キリストは海賊達にも嫌われちゃったんだわ(pilate
とpirateの勘違い)」と勝手に納得していました。また、Celibate(禁欲主義)についてもディスカッション中はずっと「なんでカレイを食べちゃいけないのかな。性欲が付いちゃうの?」というよくわからない質問をしてクラス中に笑われました。
<例その7>
結婚が決まったマイケルとクリスティ。婚約でほやほやの彼らと食事中「で、結婚式はどこで?」と聞いたら「We
would like to do it in Senegal.」と。「そんな遠くちゃ式に出られないと思うなぁ。アフリカ行ったとこないから行ってみたいけど、、、」と言った私に???の反応。なーんでわざわざセネガルなんだぁ?という私も???状態。オチはこれ、セネガルという国ではなく”シナゴーグ(synagogue):ユダヤ教礼拝所”でした。近場で良かった。
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