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アメリカでは6月から8月にかけて引っ越しラッシュ。新学期が始まる9月前に引っ越しを済ませたり転職をしたりする人が多いのでしょうが、なんせ気候も良いし日も長い、ってんで、みなさん家の売買に大忙し。知り合いのエージェントさんなんて「夏の間は忙しすぎるの、最後に旦那の顔を見たのいつかしら、、、?5日前?」という状態。そういえば巷ではOpen
Houseのサインやら、Sell By Ownerといったサインがやたらと目に入ります。ホクも実は家探しまっただ中!もう2つの家にオファーを入れたのですが、残念なが両方見事に却下されました。1件目の家なんて9組もオファーが入ったそう。。。リストプライスよりいくら多め(あるいは少なめ)にオファーするか、家電を含めた状態で値段を決めるか、はたまたインスペクション条件なしで出すか、などなど、まさに家探しはゲーム!なのです。
オファーが選ばれないと「私たちの何がいけないの???」と感情的になってしまったり、かなり落ち込んでしまったり。単なる家の売買なのに、自分の人生そのものの選択や生き方を試されているような気分になり、まったくドキドキものです。それにしても不動産のリアルターさん達ってすごーくタフな人種。マーケットに載る前の家をサササッと探ってみせてくれたり、オファーを入れるとなれば夜中までかかっても書類を作成し、競争のある条件の場合は他のエージェントと打ち合わせを重ねる、と、ほんとこの仕事が好きな人でなければやっていけないような忙しさ。まぁ、3%くらいのコミッションががっぽり入るとなればやりがいも出る、という事かしら。ホクのお世話になっているリアルターさん、家を見に行くたびに「私、他人の家見るのだ〜い好きなの〜」って、、、。そりゃそうですよね、不動産やさんだもん。好きな事が仕事になって、なんて幸せな人かしら(でも旦那にはしばらく会っていないらしい)。
ところでDo It Yourselfはアメリカ人に一番似合うモットーかもしれません。壁の色を塗り替えたり、キッチンフロアーをなおしたり、マイホームをいつも良い状態で保つのってかなりの大仕事。それを業者に頼まずに自分の手でやってしまえば、お金も安上がりだし、自分の家への愛着が倍増するってもの。例えば「家を売る」事になるならば、できるだけ高額で売れるために、やはりなおすべき所はきれいになおしてからマーケットに出したいもの。でもどこから手を付ければいいのかな?そんな時に頼りになるのがHome
Depot.。家のリモデル、庭の手入れ、家電の購入、などなど全てここでオッケーです。ペンキのコーナーなんて種類が豊富でフラフラしちゃうくらい。アクアブルー?それともドルフィンブルー?いやいや、ここはいっちょタヒチアンブルーで行きましょう、ってもう「青色ペンキ」を探すだけでも大変な作業。それでも好きな色が見つからないというピッキーなあなた、ペンキをまぜまぜしてもらい「自分だけの色」を作ってもらう事も可能。
Home Depotにあるショールームを覗くと「やっぱこういうカウンタートップがいいなぁ」「キャビネットドア、このオーク素材に変えようかなぁ」などと、リモデル欲望を燃やされますよ。家庭電気の数々も品揃えが広く、最新のマシーンが揃っているし、トイレの便器(必需品ですね)だって形、色、デザイン、いろいろ取り揃えています。夏の時期にはかかせないガーデン用家具や、庭の手入れ用品もここにくれば怖いものなし。家のメインテナンスやリフォームって分からない事が多いですよね。なま半端な仕事をして家が水浸しになったり、家が傾いたりする(かなり困ります)よりも、ここで手に入るマニュアル系の本などをしっかり読みましょうね。また、オレンジのエプロンをしたカスタマーサービスの人達にどしどし質問しましょう。そうそう、ケーブルで受信できる「HGTV
- Home & Garden TV」では、リモデルのbefore/afterはもちろん、家を売るときのハウスデコレーションの仕方や、室内外の色の選び方、などなどとーっても勉強になる内容が目じ通しです。DIYや家のデコレーションなどに凝っている方、必見のチャンネル。
ハードウェア専門店のMenardsも日曜大工の好きな人は要チェックすべきお店。Home
Depot同様、あなたの家や庭をいっそう素敵に&便利にする用品が揃っています。ちょっと懐かしい、子供用プールなんかもありますよ。Nailer
や Circular Saw、Pressure Washer といった「ちょっと見た目は怖いけど、、、」というハードウェア達、一度使ってみるとその便利さにびっくりするかも。もちろん安全第一、セーフティゴーグルや軍手、あなたの身を守る物を使う事も忘れずに(ホーム・デポでも、メナードでもちゃんと売っています)使ってくださいね。
と、この原稿を書いている最中にエージェントから電話があり「Congratulations!
Your offer was picked!」と。イエーイ!バンザーイ!3度目の正直、3rd
Time's the Charmでした(「2度ある事は3度ある」ではなかった事に感謝)。さてと、お祝いかねて、ワインでも開けようかな。
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