自分が思っている自分と周りが思う自分とのギャップの違いがある事は当たり前なのだと思うのですが、でもはっきりと言われるとちょっとショックですよね。Mさんもショックを隠し切れないのがうかがえます。でも今回の出来事は、お友達に指摘をしてもらったことで自分が改善する部分があるかもしれないと思わせてくれた事ですので、Mさんの事を考えるとポジティブな事だという事です!そしてMさんもお友達になぜ近づきにくい印象があるのかと聞けた事はとても大事な事です。相手に自分のどこがいけないのか?と聞く事はとっても勇気のいる事です。そんな自分をまずは褒めてあげる事で、自分の改善点を見直しやすいと思います。
コミュニケーションは相手がいて初めて成り立つものです。カウンセリングの際に、コミュニケーションについて話す事が多々あります。クライエントの殆どはコミュニケーションは言葉で何かを発する事だけがコミュニケーションだと認識している人が多いです。コミュニケーションには二つ種類があります。一つ目は「言語コミュニケーション」と言い、相手に言葉で何かを表現する事です。もう一つは「非言語コミュニケーション」です。これは言葉以外での表現の事です。例えば、声の速さや大きさ、ボディーラングエッジと呼ばれる会話中の姿勢、態度、アイコンタクト、顔の表情、身振り手振りのしぐさや、相手との会話中の距離感などです。
Mさんの知り合いがMさんのコミュニケーションについて指摘している部分は、非言語コミュニケーションです。コミュニケーションは言葉を発するだけがツールではなく、顔の表情、態度、しぐさなどを通しても相手と会話をしています。話をしている時に、相手が携帯をいじりながらフムフムと自分との会話をしている場合は大抵の人は自分との会話に集中していないなと読み取り、不快を感じる事が多いと思います。または、会話の中で相手とアイコンタクトがあり、笑顔での会話だと、相手は自分との会話に集中していたり、楽しく会話をしていると認識します。
日頃から、自分の非言語コミュニケーションはどんな感じかな?などと理解している人は多くないかもしれないです。でも、無意識のうちに自分のコミュニケーションの取り方によっては相手に不快を感じさせる人もいるかもしれません。まずは自分の非言語コミュニケーションはどの様に相手には映っているのか?と自分の家族や知り合いに聞いてみることは良いかもしれません。
次にどの様に非言語コミュニケーション力を改善していくか?という事ですが、Mさんの場合であれば、アイコンタクトをしっかりとする事です。相手の目を見て話しをする事は、相手からするとこの人は私の話を聞いてくれているのだと認識させてくれます。そして笑顔を少しだけでも増やしながらの会話をしてみるのは良いかもしれません。会話の際に笑顔の表情は相手にとっては、話を聞いているのだと認識させてくれるわけです。そして笑顔の表情は相手を和ませてくれるます。楽しい話をしている時に笑顔が少ない場合、相手はMさんが話を聞いているのか上手く確認できない為、Mさんの友達の様に怒っているのかな?とMさんの事を推測し勘違いしてしまうかもしれません。日頃からこれらに意識を向けて相手との会話にチャレンジする事で少しづつMさんの非言語コミュニケーション力が改善される事でしょう。
会話をするにあたり、自分の言いたいことを話すだけではなく、相手の話を上手に聴くスタンスも大事です。コミュニケーション能力はEQと同じで何歳になっても改善できるからこそ、Mさんも今日から少しづつ頑張ってみてくださいね。
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