今年は珍しく暖冬なので、もしかしたらまもなくお花も咲きはじめるのでは? 春になってあっという間に街中が緑に囲まれるあの時期には、何にも変えられない幸せを感じますね。長い冬を待っていてよかったと思える瞬間です。
★読者Bさんからの投稿…半年前に駐在員としてアメリカに来ました。30歳、独身女性です。日本には、同じ会社で働いている同僚の彼がいます。彼とは一年半年程付き合っています。結婚するかはまだ未定ですが、お互い大事な存在なのは確かです。今回私が駐在員となり、あと一年半の滞在予定となっています。遠距離恋愛はお互い初めてです。今はスカイプ、LINE、メールなどでコミュニケーションを取っています。私は、日本にいた時よりも仕事量が増えていて、最近あまり彼と連絡を取る時間が取れません。彼は、もう僕に興味がなくなっているのかとか、僕の寂しさを分かっていないと言ってきます。忙しくてなかなか時間が取れないといってもあまり理解されずに、最近喧嘩も増えてきて不安です。まだアメリカに来て半年しかたっておらず、仕事だけではなく、生活自体にまだ上手く適応できていない中で、本当は彼に理解をしてもらい支えて欲しいのです。
最近、Bさんの様に女性でも駐在員としてアメリカに来る方も増えてきている様です。遠距離恋愛が今月のトピックとなりましたが、遠距離恋愛程、お互いをどうやって支え合って、理解して関係を保っていくがが試されるものはないですよね。お互いへの愛があっても、その愛をどうやって伝えていくか、どうやって感情の距離感を今まで以上に縮めていくか!
チャレンジが沢山です。
Bさんはまだ渡米されて半年。何もかもが新しく、英語での仕事だったり、食事も習慣も違うアメリカで一人で生活するのは大変な事です。その上仕事量が日本にいた時よりも多くなっているのであれば、プレッシャーも感じていることでしょう。その反面、日本に居る彼は仕事、生活パターンなど今までの状況と変わらない生活で、Bさんがアメリカに行ってしまい、心も時間もぽっかり穴が開いてしまったような空虚感を感じているのでしょう。お互いの生活が大きく変化した今、お互いに自分の大変さ、寂しさ、孤独感を理解してもらいたいと思っているのではないでしょうか?お互いが理解し合えれば、支え合う事ももちろん出来ますよね。
遠距離恋愛において、頻繁なコミュニケーションは大切です。その際に会話の仕方も大事かもしれません。Bさんも彼もお互いが今とても辛い状況にいる為に感情が高ぶっていて相手を理解したいと思っていても、きっと心に余裕がなく、今の自分の状況をまずは理解して欲しい気持ちが優先されているかもしれないですね。お互いが「聴く耳」を持つことが大事です。「聞く」と「聴く」では意味が違います。「聞く」は受動的、自然に耳に入ってくるけれど、「聴く」は積極的に、耳をそばだてる、心から聴くと言った違いがあります。お互いが辛い時だからこそ、お互いの言い分をまずは聴きながら、相手が言いたい事はいったい何なのか、そしてそれについて共感をしてあげる事が大事です。共感してくれる人がいるだけで、問題がその時に解決できなくても、自分を理解してもらえていると感じる事ができ、リフレッシュ出来たり、違う観点から物事を見る事が出来たりする事があります。Bさんも彼も、話をしている時に「聴いてみる」事です。そして共感してあげる事です。共感をすると言う事は簡単そうで簡単ではありませんが、何度か練習していくうちに自然と出来るようになります。
例えば彼が「Bさんに会えない毎日がとても辛いよ」と言ったら、「そうだよね、今までいつも会えていたのに、会いたいと思うときに会えないのって辛いし寂しいよね」と言ってみるだけで、彼はきっとBさんが彼の寂しい気持ちを理解してくれていると察し安心するでしょう。Bさんが「仕事に追われ日々の生活に追われているからあまり電話出来ずでごめんね」と言った際に「そうだよね、忙しいよね。でもそんな中時間を割いてコミュニケーションを取ろうとしてくれている君のそんな気持ちがうれしい」と言ってくれたとしたらうれしいでしょう?そんな会話をしていくと、今まで見えていなかった部分が見えて、お互いをもっと理解しようと思えるかもしれません。
遠距離恋愛だからこそ、お互いのココロを支え合って二人三脚で前に進む事が大切です。近くにいた時よりも努力が必要になるかもしれません。でも、今はお互いが遠くにいるけれど、頑張ってこの関係を貫く事が出来たら二人の愛は今よりも深いものになりそして今以上に強い絆で繋がるのは間違いないと思います。Bさんも一年半後には日本に帰国します。お互いを試す為の短期間の修行ともいえるでしょう。ちょっと二人の間が躓き始めているかなあ?
などと思い始めたら、自分の気持ちや相手の気持ちを信じて前を向きあい、共感できるコミュニケーションを取る姿勢を持ってみましょう。
これからもどんどんとご質問・ご希望などをお気軽にお寄せください。