あっという間に3月ですね。今年は雪が多いだけではなく、例年よりも寒いせいか、春そして夏が待ち遠しいですね。暖かくなった時のことを考えて色々とプランを立てるのも楽しいですね。今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう!”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、「ストレス対処法」というトピックを取り上げてみました。
読者Sさんからの質問: シカゴでの駐在生活2年が経ちました。最近会社そして私生活の上でストレスが溜まり何をしたら良いのかわかりません。元々ストレスを感じても何とかなるだろうと思いながらストレスに対しての対処法などを知らないまま、なんとなく生活をしてきました。今回はストレスがいつもよりも多いため、何とかなるだろうと思いながら生活が出来なくなってきています。ストレス対処法などはどの様なものがあるのでしょうか?
ストレスは生きていくうえで必要なものです。ストレスは生活のスパイスとも言われます。ストレスがある事は、生きている事の証でもあり、良い事なのです。ストレスがあるおかげで、辛い場面から切り抜けられるスキルを身につけたり、忍耐力がつきます。簡単に崩れたりしないという、自分への自信にもつながります。
しかし、ある程度のストレスは、Sさんの様に、意識せずともうまく対処して生活ができていても、その量が急に増えたときに、うまくストレスに対処できないのであれば新しい対処法を探すことが必要となってきますね。苦痛に感じるストレスの量は人それぞれで、ちょっとした事でストレスを抱える人もいれば、沢山のトリガーがある中でストレスを感じる人もいます。
日常生活の中でのストレス対処法の基本はまず自分がストレスを感じているかを認識する事です。自分だけはストレスはない!と思う人程、ストレスに悩まされているかもしれません。人間はいつもなにかしらのストレスを感じるものです。まずは自分がストレスを感じているかどうか日頃からチェックする事です。そして次にストレスが溜まってきたなと思った際に自分の体やココロの変化はどうか?を認識する事も必要です。
ストレスを認識したら、自分自身へのケアをしてあげましょう。無理をしている自分に対して優しくしてあげる事が大切です。日頃から忙しく生活しているのであれば、まず生活のペースをゆっくりにし、好きなことに時間を使いましょう。キャンドルをつけながら、お風呂にゆっくりつかったり、音楽を聴きながら美味しいお茶を飲む、テレビを見て沢山笑ったり、ショッピングに行ったりもいいでしょう。おいしいデザートや食事をしに出かけるのもたのしそうです。ストレスを感じている環境を変えてあげることは大切です。
Sさんは駐在員の方ということですが、仕事場の仲間とディナーに行くのもよいでしょう。仕事上のストレスがあるなら、同僚にたまには愚痴ってみるとか?それが、無理なら信頼できる友達や、自分の家族に愚痴を言ってもいいでしょう。人はストレスが溜まっても、誰かに話しをするだけで気持ちがスーっと楽になるのです。どこかで発散しないともやもやとした気持ちだけがずっと残りそれがストレスの要因の一つともなるのです。
そして体を動かすこともとても大切です。ジムに行って汗を流したり、テニス、バスケットボール、サッカーなどのスポーツもとても大事です。運動をして体を動かすことにより、ストレスだと感じていたものを発散できるわけです。そして頭の中もすっきりとクリアし、ストレスで迷っていたりした思考なども雲が取れる状況になったりするのではないでしょうか?
気分転換をするにあたり、悩みすぎないようにしながらまずは、違ったことにチャレンジすることが大切です。物事を白黒で見ることを避け、ストレスは誰にでも感じることなのだ、ストレス=普通の事と思える事が出来たらと思います。そうする事でストレスへの見方が変わったり、ストレスを抱えた自分への対応も変わってきます。
なによりも、ストレス対処法のコツは日頃から上記の様な行動を習慣にさせることです。この様な行動は習慣にしないと急に試みてみようと思っていてもマスターは出来ないものです。少しずつでいいので日頃からストレスと向き合って発散する事が出来るスキルを身につけていくだけで、ストレスが溜まりそうな時にすぐに対処できるのです。
これからもどんどんと、ご質問・ご希望などをお気軽にお寄せください。