今年のシカゴの冬は「こんなマイルドな冬でいいの?」と思わせるぐらい雪も少なく、気温も例年に比べると暖かいですね。 残る2月、3月も引き続きこのような気候で過ごせたら。。。と思っているのですが。。。
今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう!”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、「子育て奮闘中のママさんへ」というトピックを取り上げてみました。
読者Qさんからの質問: はじめて投稿させてもらいます、Qです。双子で3歳になる子供がいます。結婚して6年経ち子供たちもすくすく育っているのですが。。。以前は無かったのに最近すぐにイライラしては子供に怒鳴ったり八つ当たりをしてしまったり。その反面そのような行動を取ったことに対して自己嫌悪になり、自分は母親としてだめだ。。。と思ってしまったりもします。主人は出張が多くはっきりいってあまりあてに出来ません。そんな主人に対して嫌気がさしている自分も嫌になります。いつも一緒に子供といるので自分の時間というものが取れなく、このような毎日でいいのかな?って思ってしまいます。。。
Qさんからの投稿を頂いた際に私の知り合いにも沢山Qさんと似たような状況に立たされている友達がいることを思い出しました。彼らもQさんの様に、イライラしすぎてすぐに子供に当たってしまった。。。と言っていました。私のお友達の殆どのママさんたちは家事・炊事・子供の習い事や学校の送り迎えなど何から何まで全部自分でしている方ばかりでした。ちょっとだけでいいから誰かの手を借りるということをすればちょっとラクになるのではないかな?と思ったりするのですが、「周囲に迷惑をかけたくないから」という理由で全部自分で背負い込んでしまっているのです。「我慢は美徳」ということを日本では言いますがどこまで我慢をしたらよいのでしょうか?我慢や忍耐しすぎて病気になってしまったりすることもあります。そうなってしまったら我慢した意味がないのではないでしょうか?周りにいる人たちに迷惑をかけたくないという気持ちも理解できます。でも自分が辛すぎているのであれば、ここは思い切って周囲からのヘルプを求めることも大切になります。周囲の人は、ヘルプしてくれる?と聞かれたら心よく引き受けてくれるものです。ヘルプを求めても良いのだ!と自分に許可を与えることも大切なのです。
Qさんの様に子育てをがんばっているママさんたちが沢山います。毎日子供のため!と思うがゆえにみんな自分の時間を割いてまでがんばるのですよね。でもQさんの様にすぐにイライラしたり、子供に当たってしまったりというのはやはりQさん自身が心に余裕が無いためにおこってしまうのではないでしょうか?ママさんだって人間です。スーパーウーマンではありません。疲れるときもあるのです。アメリカや日本でもママさんたちが子育てに疲れてしまい子供たちを痛めつけてしまったなどといったニュースをよく聞きます。いつもそのようなニュースを見て思うのは、誰かに助けを求めていたり、疲れてしまったココロそして体を少しでも癒していたらこのような事件はおきていなかったのかなあ?と。。。
自分にストレスが溜まっているとすら思えないほど忙しい毎日を過ごしているママさんたちもいます。ストレスを慢性化させてしまうと自分はストレスとは無縁だ。。。と思ってしまいがちになってしまうこともあります。まずは日頃から自分がどのくらいストレスが溜まっているかを測るように心がけることが大切です。ストレスを測った上で自分はストレスが溜まっていると認識した場合は、何が原因なのかということを理解する必要があります。ストレスが起こる理由は必ずあるはずです。ストレスと上手に向き合うことがイライラ感を抑えてくれることでもあります。そしてストレスが溜まってからストレスと向き合うというよりはストレスが溜まる前から日頃から自分へのココロ・カラダのケアをすることが大切です。ママさんたちからQさんの様に自分の時間が取れない!ということを聞きます。めまぐるしい毎日を過ごしているから自分の時間さえも取れないという証なのでは?いくらおねだりをしても24時間しかない一日です。忙しいからこそ、一日10分でもいいから自分なりに工夫をして自分の時間としてリラックスできる時間、そして自分が楽しめるものを見つけることが大切です。例えば大好きな音楽を聴く、読書をする、スターバックスでコーヒーを飲む、ショッピングをする、散歩をする、昔の趣味だった絵を描くなど。そしてご主人に協力してもらうことも大切です。二人で話しあい、自分にとってココロ・カラダのゆとりを取り戻すには彼からの協力が必要だということを理解してもらうことも大切です。週末の何時間の間はご主人に子供を見てもらう
ように話をしてみるということも良いかもしれません。又はベビーシッターなどに何時間か子供を見てもらって自分の時間を作るということも良いかもしれません。ベビーシッターを雇う場合などはその人の経歴などを調べて信用のできる人を雇うことが大切です。
自分にリフレッシュできる時間を作ってあげることが自分へのご褒美です。毎日子育てで追われているママさんたち、自分へのご褒美をあげることは疲れ切ったココロそしてカラダを癒してくれる鍵となるのではないでしょうか?
これからもどんどんとご質問・ご希望などをお気軽にお寄せください。
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マインドフルプロフェッショナルカウンセリング
保市麻子