今回はRoselle Rd. とGolf Rd. の南西の角にある、地元の人に大人気のタイ料理レストラン『Thai Garden』を紹介します。ランチタイムには近所のビジネスマンなどでいっぱいになり、待たなければいけないほど混んでいる日もしばしば。月〜土にはランチスペシャルがあり、メインを頼むとスープとエッグロールがついてきてとってもリーズナブルです。

まず最初に、アペタイザーとしてSampling PlatterとBeef Salad をお願いしました。3種類のアペタイザーが楽しめるサンプル・プラッターには、春巻きと鶏肉のサテイ、そして海老のロールがついてきます。ちょうど良いきつね色に揚がった手作りの春巻きには、鶏ひき肉と春雨、キャベツ、そしてニンジンが入っています。キャベツとニンジンのシャキシャキとした食感がよく、黒胡椒がほんのり効いていてイイ感じ。サテイはカレーパウダーの香りがよく、ピーナツ・ソースとの相性も◎　ココナツミルクとスパイスにしっかりとマリネされているので柔らかく、とってもジューシーです。海老のロールは、ニンニクがたっぷり入ったスパイスでマリネしてあり、エビ特有のくさみは全くありません。春巻きの皮に包んで揚げてあり、外はサックサクで海老はプリプリしていて、これもなかなか美味しかったです。牛肉のサラダは、牛肉と青ねぎ、たまねぎ、赤ピーマン、そしてレタスが少々入っていて、甘めのナンプラー・ベースのドレッシングに絡まっています。スパイシーすぎないので全体的なバランスが良く、特に赤ピーマンの食感と香りがサラダの良さを引き立てていました。たっぷり入っている牛肉のおかげでボリュームも満点です。

メインには、Country DinnerとPad Woon Sen、そしてBasil Chicken の3種類をトライ。今回オーダーしたディッシュはどれもタイ料理の定番ですが、中でもカントリー・ディナーというのは、タイの屋台でよく見かける一品です。鶏肉のスパイス焼きとパパイヤ・サラダ、そしてモチ米を一緒に食べる、この辺りではちょっと珍しい料理です。カゴに入ってサーブされるモチ米は趣がありますが、鶏肉はスパイスやニンニクの風味がきいていません。炭火で焼いていないようで香ばしさの点でも物足りなく、少しパサついてしまっていたのが残念でした。パパイヤ・サラダは、程よい酸味と青パパイヤのシャキシャキとした食感がたまりません。鶏肉とサラダとモチ米のコンビネーションが意外にも良く合い、タイの屋台の雰囲気が味わえます。春雨と野菜を炒めたパッド・ウン・センは、鶏肉と海老入りにしてみました。鶏肉も海老も柔らかく、甘めのタレで優しい味わいなのでドンドン食べられちゃいます。ニンジンとキャベツ、ベービーコーン、セロリそして青ねぎと、野菜もたっぷり入っていてヘルシーなのも好印象でした。バジル・チキンは、鶏肉のひき肉とタイ・バジル、フクロダケ、たまねぎ、そして赤ピーマンを、「ナム・マン・ホイ」というタイのオイスター・ソースがベースとなったタレで炒めています。鶏肉の香ばしさが印象的で、控えめなニンニクと適度な辛さのおかげで食べやすい料理でした。

デザートには、ワンタンの皮に包んで揚げたバナナにアイスクリームを添えたThai Garden Ice Cream をオーダー。フライド・バナナは、表面がサクサク＆中がネットリしていて、甘さがちょうど良かったです。アイスクリームとトッピングのソースを選べるのですが、取材班はタイらしさにこだわり、ココナツアイスクリームとストロベリーソースをチョイス。細切のココナツが入ったアイスクリームとフライド・バナナの相性はかなり良く、スパイシーな食後のデザートに最適でした。

全体的に味付けはアメリカナイズされていて、こちらの人の好みに合わせてはありますが、十分に美味しいタイ料理と屋台の雰囲気が味わえます。是非おためしあれ！

(03/16/09)

春巻きと鶏肉のサテイ、そして海老のロール、3種類が楽しめるサンプル・プラッター	スパイシーすぎないので全体的なバランスが良い、Beef Salad	タイの屋台でよく見かけるCountry Dinner
カゴに入ってサーブされるモチ米は趣があります	甘めのタレで優しい味わいのPad Woon Senは鶏肉と海老入りにしてみました	タイのオイスター・ソースがベースとなったタレで炒めてあるBasil Chicken
スパイシーな食後のデザートに最適なThai Garden Ice Cream