ブラウン・ラインのWestern駅近くにある「Pannenkoeken Cafe」は、モッチリとした薄いクレープのようなオランダのパンケーキで有名なお店です。混雑を予想して日曜日の朝早くに到着しましたが、それでもこぢんまりと可愛らしいお店はすでに満席。でも、ウェイティング・リストに名前と携帯番号を残しておけば、順番が来るまでレストラン周辺を散策して待つことができます。

メニューにはこのお店のシグネチャーであるオランダ・スタイルのパンケーキの他に、バターミルク・パンケーキやワッフル、オムレツ、フレンチトースト、ブレクファースト・サンドイッチなど、幅広い朝食メニューが揃っています。今回はApple PannenkoekenとHam, Cheese & Pineapple Pannenkoeken、Teddy Bear Buttermilk Pancake、それにBelgian Waffle をオーダーしました。アップル・パンネンクーケンは、ダッチ・パンケーキに酸味のある薄切りのリンゴを全体にしきつめたもの。パンケーキの部分はクレープをちょっと厚めにしたような大きな生地で、端の部分はパリパリで内側はモチモチしているのが特徴です。シャッキリとした爽やか酸味のある青りんごが、ほんのりかかったシナモンやクランチーなナッツとのコントラストが抜群で、トップのホイップクリームもあっさりと甘さ控えめなので、あっという間に平らげてしまいました。ハムとチーズ、それにパイナップルがのったパンネンクーケンは、オランダ・スタイルのパンケーキに、厚みのあるハムとトロリとしたハバーティー・チーズ、そしてグリルしたパイナップルがのっています。甘酸っぱいパイナップルにハムとチーズの塩気が絶妙で、一緒に食べたときの味の一体感も最高。ただ、欲を言うならば、もうちょっとハムとチーズをのせて欲しかったかも。それでも、トッピングの組み合わせがあまりにも美味しいので、取材班の中で取り合いになってしまうほどの人気メニューでした。テディベア形にデコレーションしたパンケーキーは、ほんのりと甘いバターミルクのパンケーキです。サイドにお好みでベーコンかソーセージを選ぶことができ、シロップにはダッチ・メープル・シロップと普通のメープル・シロップの両方がついてきます。せっかくなのでダッチ・メープル・シロップをトライしてみましたが、かなり濃厚で後味に甘さがしっかり残るタイプでした。ベルジャン・ワッフルは、イチゴやブルーベリー、バナナ、それに山のように盛ったホイップクリームがのっています。一見するとボリュームはありますが、ワッフルはふわりと軽く、酸味の効いたフルーツと控えめな甘さのクリームの組み合わせでさっぱりしているので、こちらもペロリと完食してしまいました。

朝食だけでなくお昼のランチにも寄りたいとっておきのカフェですが、午後2時には閉店してしまうのでご注意ください。また支払いは現金のみになりますので、キャッシュを忘れずに準備してお出かけください。

(11/24/2014)

ダッチ・パンケーキに薄切りのリンゴとホイップクリームをのせたApple Pannenkoeken。	味の一体感が絶妙なHam, Cheese & Pineapple Pannenkoekenは取材班のお勧めです。	猫にも見える？Teddy Bear Buttermilk Pancakeは子供に大人気。
見た目よりもずっとあっさりとしていて食べやすいBelgian Waffle。	こぢんまりと可愛らしいお店。