「Honey Berry Pancakes and Cafe」は、イリノイ州やウィスコンシン州を中心に店舗を構えるチェーン・レストランです。2020年10月にオープンしたシカゴのダウンタウン店は、コロナ禍という大変なタイミングでのオープンでしたが、現在では週末のブランチでは行列が出来るほどの人気ぶりです。グラント・パークから徒歩10分程という便利な立地にあるお店は、中が広々としていてナチュラル感と清潔感に溢れています。予約はできないのですが店内にはカウンター席とテーブル席、ソファー席、それにテラスにもシートが沢山あるので、忙しい土曜日に訪れた取材時も15分程の待ち時間で入店できました。また、テラス席では犬との同伴が可能で、犬用のお水を用意してくれるドッグフレンドリーなお店でもあります。

最初にブランチの定番ドリンク“ミモザ”を注文しました。同店ではオレンジジュースとスパークリングワインを合わせたオーソドックスな「H.B.Mimosa」と、ウォッカを加えたメイソンジャー入りの「M.A.Mimosa」の二種類があるので、飲みたい気分によって選べます。大きなマグカップになみなみと注がれたIrish Coffeeはホイップクリームの上にたっぷりのシナモンがかかっていて、スパイスの香りとボリュームがポイントです。

ブランチメニューにはBreakfast BurritoとSouth of the Border、Creamy Nutella PancakeそしてBlueberry Danishを頼みました。Breakfast Burritoはメインの具材にソーセージかチョリゾー、またはスクランブルエッグから選べるので、今回はチョリゾーで作ってもらいました。その他の具にはパプリカや玉ねぎ、チーズなどが入っていて、トッピングに自家製サルサとサワークリームがついてきます。個性的な味わいではありませんが期待通りの美味しさでした。サイドにはハッシュドポテトかフルーツ、トースト、パンケーキから選べるのですが、頼んだフルーツは色とりどりの果物がミックスされていて、意外とボリュームがありました。South of the Borderはハッシュドポテトやソーセージ、ハラペーニョ、玉ねぎを炒めたものに目玉焼きとアボカドがのっています。熱々のフライパンにのっているので、しばらく出来立ての温かさを味わえるだけでなく、食べ応えがあるのも◎。Creamy Nutella Pancakeはバターパンケーキにヌテラ（ココア入りヘーゼルナッツペースト）とココナッツ、生クリームをトッピングしたものです。パンケーキはしっとりと薄くて軽い食感なのでペロッと食べられますし、トッピングのヌテラとココナッツの組み合わせが予想以上に美味で、すっかりハマってしまいました。パンケーキにブルーベリーとクリームチーズソース、アーモンドスライス、生クリームをトッピングしたBlueberry Danishは、ヌテラパンケーキよりも甘さが控えめで、ブルーベリー好きにはたまらない一品です。

ご紹介したお料理の他にも、ブランチに欠かせないパンケーキ類から、豊富な種類のワッフルやクレープ、フレンチトーストまで定番朝ごはんメニューが幅広く揃っているので、まだまだ試してみたいものがいっぱいです。観光スポットが集まるグラント・パークからも近いので、周辺の散歩ついでやピクニックのテイクアウトにもお勧め。休日のブランチやランチにぜひ利用してみてください。

（07/05/2021）

ウォッカ入りミモザ「M.A.Mimosa」は大きなメイソンジャー入り	大きなマグカップになみなみと注がれたIrush Coffeeにはシナモンがたっぷり	Breakfast Burritoは期待通りの美味しさ。サイドのフルーツもご覧の通りのボリューム
ハッシュドポテトや炒めたソーセージ上に目玉焼きとアボカドをのせたSouth of the Border	ヌテラとココナッツの組み合わせが予想以上に美味！Creamy Nutella Pancake	ブルーベリーとクリームチーズソース、アーモンドスライス、生クリームをトッピングしたBlueberry Danish