今回ご紹介する「Hay Caramba」は、パークリッジの落ち着いた通りにあるメキシカンレストランです。コロニアル調の建物の中は吹き抜けの高い天井に、原色を施した装飾品や絵画が飾られていて、まるでメキシコの街角を彷彿させる異国情緒溢れるインテリア。入口を入って右側にはフルバーがあるので、混雑している時はそこで飲みながらテーブルを待つことができます。

着席するとすぐにサルサとチップスが運ばれてきました。サルサには生トマトを使ったものとロースト・トマトを使った二種類がありますが、同店ではローストトマトを使用しているので甘みとコクがあります。ハラペーニョがかなり効いているので、辛いのが苦手な方やお子さん向けにはマリナラソース風のマイルド・サルサもあるので、そちらを頼むことをお勧めします。メキシカン料理にはやはり”マルガリータ”、ということでドリンクにはスタッフがお勧めするマルガリータと、人気があるというパイナップルマルガリータを頼みました。マルガリータは氷をいれただけのオンザロック、またはフローズンのどちらかで作ってもらえて、グラスのまわりに塩をつけるかどうかも選べます。今回はフローズンで作ってもらったのですが、どちらのマルガリータも作りたてのフレッシュな味わいと程よいテキーラの量加減が絶妙です。特にパイナップル・マルガリータはトロピカルな酸味と甘みが、後から追いかけてくるテキーラの苦みにピッタリ合っていて好評でした。

アペタイザーに頼んだワカモレはお店の人がアボカドやトマト、ライム、玉ねぎ、ハラペーニョ、シラントロ、スパイスなどの材料をのせたカートをテーブルまで運んできて、目の前で作ってくれます。その場て作ってくれるのでお好みで辛さに調整したり、苦手な野菜を除いてくれるなどアレンジが出来るのが◎。出来上がったワカモレをお皿の形に揚げたトルティヤ生地にのせてくれるのですが、チップスにディップするだけでなく、トルティヤを少しずつ割ってつけたり、他のお料理と一緒に食べるにもよく合います。このお店のナチョスはアメリカのバーでよく出てくるようなトッピングが山盛りになっているものとは違い、薄く敷いたチップスとビーンズ（豆）の上にチーズや野菜がパラリと控えめにかけられていて、味はシンプルですが塩加減がちょうどよく、マルガリータなどのお酒がどんどんすすみます。

メインにはエンチラーダとコンビネーションプラッターを注文しました。どちらもサイドにリフライドビーンズや野菜、メキシカンライスがついており、コンビネーションは、タコスとエンチラーダ、ブリトーがセットになっています。トマトベースのタコソースやエンチラーダソースはさっぱりとした軽い味付けで、量も多すぎず少なすぎずちょうどよい感じでした。ソースは比較的マイルドなので、辛さのパンチが欲しい方はテーブルサービスのスパイシーサルサを足してみるのもお勧めです。エンチラーダやタコスは具をビーフやチキン、チーズまたは、ミックスから選べます。

レストラン自体はとてもカジュアルな雰囲気なので、家族連れでも気兼ねなく食事が出来ますし、ラテン系の陽気な雰囲気で場も一層盛り上がります。季節のよい時期はパークリッジ周辺で地元の音楽イベントやアートイベントなどが開催されますので、散策ついでの食事や一杯に訪れてみてください。

(04/29/2019)

ロースト・トマトを使ったサルサはハラペーニョがかなり効いています	子どもでも食べられるマリナラソース風のマイルドサルサもあります	人気があるというパイナップルマルガリータはトロピカルな酸味と甘みが◎
材料をのせたカートをテーブルまで運んできて、目の前で作ってくれるワカモレ	出来あがたったワカモレはお皿の形に揚げたトルティヤ生地にのせてくれます	薄く敷いたチップスとビーンズの上にチーズや野菜をパラリとかけた上品なナチョス
タコスとエンチラーダ、ブリトーがセットになったコンビネーションプラッター	エンチラーダはトマトソースがさっぱりと軽い味付けでマイルドな味わい	フルバーも完備