今回ご紹介する「City Barbeque」 は、地元オハイオ州やミズーリ州のカンザスシティなどで行われるバーベキュー・コンペで、数多くの賞を獲得し続けているバーベキュー・チェーン店です。じっくりとスロースモークしたバーベキューは、とにかくジューシーで絶品！と評判で、”Men’s Jounal”などの雑誌にも取り上げられています。イリノイ州には現在4店舗ありますが、今回はVernon Hillsにある”Melody Farm Mall”に出来たバーノンヒルズ店を訪れました。

アーバンな雰囲気の店内は天井が高く広々と居心地もよく、BBQのスモーキーな香りが漂います。取材班が訪れたランチタイム時はオーダーカウンターに行列ができるほどの繁盛ぶりで、人気のRibsとBurnt Endは残念ながら既に売り切れでした。そのため、今回は数種類のバーべキューとサイドメニューを2人でシェア出来るJudge's Samplerを頼んで、色々と食べ比べをしてみました。Judge's Samplerには4種類のバーベキューと2種類のサイドメニュー、コーンブレッド、それにテキサストーストがついており、今回はＢＢＱサンプラーミートのうちのリブが売り切れだったため、今回は代わりにデザート用のチョコレートケーキをつけてもらいました。また、アワードウィニングを受賞したターキーバーベキューをのせた、ターキーサラダも注文しました。

Smokehouse Turkey Salad
	ターキーは独特のクセがなく、肉質がとっても柔らかでしっかりとスモークされているのを実感。葉野菜やドライクランベリーとも相性がよく、味の一体感もバッチリです。サラダのドレッシングは数種類の中から選べるので、今回はイタリアン・ドレッシングをつけてもらいました。
Chicken Breast
	チキン・バーべキューは胸肉かモモ肉のどちらかを選べます。皮がこんがりと綺麗な焼けたチキンブレストは、中がしっとりとしていてウィングの部分もしっかりと味がしみています。
Pulled Pork
	じっくりと焼いた豚の肩肉を専用の器具でほぐしたプルドポークは噛み応えがあり、マスタードソースやオリジナルバーベキューのソースが良く合います。そのままでも美味しいですが、パンに挟んでサンドイッチにして食べるもお勧め。
Beef Brisket
	スモーキーな香りと旨味を味わうならやっぱりブリスケット！というくらい、とにかくバーベキューの旨みが際立っています。牛の肩バラの肉を何時間もかけてスモークしたもので、アップルソースやその他のソースとはもちろん、何もつけなくても肉の美味しさが伝わるリピ確実の部位です。
各種ソース
	お肉を引き立てるソース類には定番の甘辛いバーベキューソースから、ベリーを使ったワインソース、スパイシー・スイートソース、バーボンソース、それにアップルソースまで数種類が用意されています。ソースボトルの脇にソースを入れる小さなプラスチック容器が置かれているので、そちらを使用できます。
Hush Puppies
	サイドメニューのハッシュパピーは、コーンミールをベースにした揚げパンのようなもので、外はカリッと香ばしく中はサクッとシンプルな味わいです。甘みが強すぎないマイルドな味つけが日本人には親しみやすく、取材班にも好評でした。
Fresh-Cut Fries + Cheese & Bacon
	フライドポテトの上にチェダーチーズやカリカリのベーコンをのせたガッツリ系のサイドメニュー。期待していた一品でしたが、ベーコンが硬くてチーズとポテトの油っぽさが残るのが残念なポイントでした。
Cornbread
	角形サイズのミニ・コーンブレッドは子どもでも食べやすく、味とボリュームともに文句なしの仕上がりです。
Texas toast
	日本の食パンにも似たフワフワのテキサストーストは、ガーリックオイルをつけてトーストしています。シンプルな味わいなのでプルドポークを挟んだりブリスケットをのせて食べたりと、アレンジがきくのもポイント。
Buffalo Creek Brewing 42k
	地元ロンググローブにあるブリューワリーのエールビール。芳醇な香りとほんのりとした甘味が特徴のベルギースタイルで、アルコール度数は10.5%と高めです。
Triple Chocolate Cake
	大人の手のひらほどもある大きなチョコレートケーキは、甘いですがスポンジがフワフワとしているので意外とあっさり食べられました。

今回オーダーしたJudge's Samplerは、色々な種類のバーベキューと好きなサイドメニューを試せるので、はじめて方や色んなものを一度に食べてみたい方にはちょうどよいメニューだと思います。大人数用のパーティパックも充実していますので、オンラインでオーダーしてイベント用にテイクアウトするのもお勧め。ちなみに、取材後もソールドアウトだったBurnt Endsがどうしても気になったので、後日、再チャレンジしてみました。ブリスケットの大きな塊の端っこを切り落としたBurnt Endsは、肉と脂身の旨味が凝縮されています。パンで挟まれたお肉はかなりの量で、開けた口に収まりきれないくらいでしたが、食べ盛りの子供や大人には嬉しいボリュームで、完売するのも納得の美味しさでした。全米でも名高い人気のバーベキューの数々を、「City Barbeque」で是非ご堪能ください。

(06/03/2019)